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レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります  作者: zephyrusu
第2章 レベル1鍛冶師だけど、旅の途中で魔剣を売る商売始めます
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  SS 『風来の乙女たち』の打ち上げ

サイドストーリーです


「――今回は本当に死ぬかと思いました、、、」


 私――ノーラは冒険者ギルドの横にある酒場で、パーティメンバーとお酒を飲んでいます。

 と、いうのも。

 私たちは今回の仕事で一歩間違えれば、死ぬところだったからです。

 今は、次のためにも、お酒でも飲んで吹っ切ろうというわけなのです。


「本当だよ。今回ばかりはノーラとの別れを覚悟したんだからね」


 隣で、お酒を飲んでいるのはパーティの要である斥候を担当しているカトレアです。

 カトレアとは幼馴染で、私の数少ない私の親友です。

 もともと『風来の乙女たち』は、私とカトレアで立ち上げたパーティなのです。

 私がリーダーで、カトレアが副リーダーになっています。


 冒険者はいつ何が起こるかわかりません。

 そこで、勝てない強敵と遭遇した場合。パーティで一番強い私が足止めをし、その間に皆は逃げるということにしてあります。


 今回、ガイアウルフとの遭遇は、それを実行するつもりでした。


「でも、助かっちゃいましたね」

「そうそう。シロウさんたちのおかげで、ガイアウルフを倒せちゃったからね~」

「私たちが、ガイアウルフを倒したんですよね、、、」


 あまり実感が湧かない。

 ガイアウルフは危険度Aの魔獣の森でも最強といっていい魔物である。

 事実、1年程前に、旅商人の護衛として雇われていたAランク冒険者も犠牲になっています。


「そういえば~、シロウさんが使ってくれた魔剣と、ノーラの白銀刀・初名だっけ? どっちも、ココルテの町にいる異世界人が作った武器なんだよね?」

「そのとおりよっ! シロウさんが持っていた魔剣も少しだけ見せてもっらたんだけど、やっぱりものすごく綺麗だった。それに、スキルだけじゃなくて、高い恩恵もあるみたいでね、それで、他にも――」

「――ストップ、ストップ! ノーラは武器のことになるとすぐヒートアップするんだから。でも、実際その職人のおかげで、私たちは1人も欠けることなく、ここにいられるんだよね~」


 ココルテの町で行われたオークション。

 一目ぼれしてしまい、思わず大金を出してまで買ってしまった白銀刀・初名。

 しかし、その力は本物で。ガイアウルフに勝てたのも、間違いなくこの刀のおかげです。


「今度、その職人さんに会ったらお礼を言わないと」

「あなたの武器に命を救っていただきました。ありがとうございます。お礼は体で、、、」

「ちょ、ちょっと、カトレア!!!」

「あはは~。でも、満更じゃないんでしょう?」


 カトレアが私の声マネをして、セリフを偽装しようとする。

 カトレアは昔からこうして私をからかってきます。

 別に嫌なわけではないですけど、少し恥ずかしいです。


 ――確かに、私は男の人と、つ、付き合ったこともないですけど、、、

 それに、あんな素敵な武器を作れる人なら、別にいいかな、、、じゃなくて


「ともかく、お礼は普通のお礼です! そんな卑猥なお礼ではありませんっ!!!」

「あはは~、照れなくてもいいんだよ。あ、でも~、私はシロウさんもありだと思うな~」

「シロウさんですか? 確かに悪いお方ではなかったですけど、、、 でも、奴隷を持っていましたよ?」


 奴隷を持っているというのは、金持ちの貴族の道楽という印象が強く。あまりいい印象ではない。


「でもね~。ミミちゃんもココネちゃんも、別に嫌がっているわけでもなかったし。大事にされてたよ~。それに、お金持ちだし、優しいし。私的には優良物件だと思えるけど」

「確かに、ミミちゃんのココネちゃんもずっと笑顔でしたね。ほかで見る奴隷の人とは違いました」

「なになに~? 恋バナ?」

「恋バナなら、私たちも混ぜろ~!」

「よーし、今夜はパーッと、盛り上がろう」


 話を聞きつけたメンバーの皆が乱入してきます。

 女だけのパーティなので、こういった話になるとすぐに騒がしくなってしまいす。

 でも、騒がしいのも嫌いではありません。


 こうして、また皆で騒げるのは、シロウさんと何より武器を作ってくれた職人さんのおかげです。


 ――今度会ったら絶対にお礼をしましょう!!!


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