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レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります  作者: zephyrusu
第2章 レベル1鍛冶師だけど、旅の途中で魔剣を売る商売始めます
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06話 到着『港町ルトリア』


「――あれが港町ルトリアか」


 魔獣の森を抜け、街道を歩くこと数時間。

 街道では魔物の襲撃もほとんどなくなり、港町ルトリアが見えてきた。


 港町ルトリアはその名の通り、大きな港が発展してできた町である。

 規模はそこまで大きくはないが、流通が良く、いろんなものや人材が行き来し、活気のある町だ。

 まずは、冒険者ギルドで『風来の乙女たち』に頼んだ護衛依頼の手続きをしなければいけない。


 ルトリアの冒険者ギルドはココルテの町とほとんど変わらない大きさだった。

 ただ、人の出入りは比べ物にならないほど多い。

 そのため、順番待ちで少しばかり時間がとられた。

 時は金也かねなりということで、ミミとココネには宿を取りに行ってもらっている。


「――それでは、依頼達成に加え追加報酬も、ということなので金貨50枚になります」

「これで」

「はい、数を確かめますので、しばらくお待ちください」


 ちなみに護衛依頼の場合は、出発する土地のギルドで受付をし、到着したギルドで確認と報酬のやり取りが行われる。

 ただし、目の前で手数料が引かれるので、なんだか腑に落ちないところはあるが。


「――それでは、手数料をいただきまして、こちら金貨45枚が『風来の乙女たち』の報酬になります」

「ありがとうございます」


 ノーラさんが、報酬を受け取り、メンバーに分配していく。

 普段の護衛依頼よりは報酬は多かったみたいで、すでに使い道で話が盛り上がっている。


 さて、これで『風来の乙女たち』とはお別れだ。

 最後に挨拶ぐらいしとかないとな。


「ノーラさん。今回はありがとうございました。おかげで無事ルトリアにたどり着くことができました」

「いえいえ! ガイアウルフに遭遇して生き残れたのは、シロウさんたちのおかげですから、こちらこそお礼を言うべきです。本当にありがとうございました!」

「それじゃ、お互い良かったということで」

「はい! シロウさんは恩人ですから、もし何かあったら言ってください。『風来の乙女たち』はシロウさん達に協力は惜しみません!」

「ありがとうございます。もし何かあったら頼らせていただきます」


 ノーラさんは最後まで、まじめだった。


◇◆◇


 ノーラさんと別れた俺は、ミミとココネと落ち合うため、待ち合わせ場所に指定した、町の中心にある噴水に来た。


 綺麗な噴水の近くで待ち合わせするって、なんだかデートっぽいな。

 ――デートなんてしたことないけど。


 それで、肝心のミミとココネだけど、、、

 すぐに見つかった。


「――可愛い子たちじゃねえか、どうだい? 俺らとあそばないか?」

「ごめんなさいなの。私はシ――ご主人様を待っているの」

「ああ? いいじゃんか、お前らをほっとくご主人様なんて、ほっといて俺らと遊ぼうぜ。きっと楽しいからよ。俺らが」


 ぎゃはぎゃはと、下品な笑い声をあげる冒険者たちに絡まれていた。


 ――迂闊だった。

 あんな可愛い2人をぶらつかせたら、こうなるのは当たり前じゃない。

 くそ、あの時の俺を殴りたい。

 ともかく、今は反省よりも先に2人を助けないと。


「――俺がそのご主人様だよ」


 2人と冒険者たちの間に、無理やり入り込み、2人を背後に庇うように立つ。

 冒険者たちはいかにもテンプレというべき、低ランクの見た目だましの3人組だった。

 鑑定する気もしないから、すぐに立ち去ろう。

 こいつらも、フリーじゃない女の子を狙うほど暇ではないだろう。


「お待たせ2人とも。さ、行こうか」

「待てや、おい」


 どうやら、こいつらは暇らしい。


「何ですか?」

「ああ? 逃げようとしてんじゃねよえ。俺様達を誰だと思っているんだ。Cランク最強のパーティ『タイラント』だぞ!」

「知りません。邪魔なのでどいてくれませんか?」


 ――おかしい。

 もともと、いじめられたこともあって、俺はこういう『暴力で訴えるぞ!』みたいなやつのことが基本怖い。

 なのに、こいつらには、そういった恐怖を全く感じない。


 と、いうか。

 俺をいじめてきた剛田のことを思い出し、むしろ怒りが湧いてくる。

 ミミとココネも怖がらせたことだし、突っかかってくるなら、返り討ちにしてもいいかな。


「ふざけんなよお前! 死にてえのか? まあ、俺様は優しいからな、そこの奴隷を2人を俺様に差し出すなら許してやるよ?」

「ふざけている気もありませんし、2人を渡す気もありません。いいからどいてくれませんか? 邪魔です」

「ふざけんなよ! この餓鬼がっ!!!」


 気が短いみたいで、リーダー格の男が、殴りかかってきた。

 ステータスの差なのか、ゆっくりと迫ってくるのが分かる。

 これじゃ、所謂テレフォンパンチだ。


 ――とりあえず、邪魔だから仲間ごと吹き飛んでもらおう。


 俺は、男の腕を絡めるように、払い。

 そのまま、勢いを利用して、他の2人の仲間のほうに吹っ飛ばす。

 他のやつらも何が起こったのか理解できなかったのか、特に対応も見せず一緒になって倒れた。


 ――こいつら、本当にCランク最強なのだろうか?


「まあ、いいや。それじゃ、改めて宿屋に行こうか」

「わかりました」

「はい、なの」


 俺はミミとココネがとってくれた宿に向かった。

 後ろでは、何か叫んでいるような気がしたけど、気にしないことにした。


 それで、ミミとココネがとってくれた宿だけど、、、

 ――節約という理由で、宿は1部屋しかとってなかった。

 別に節約なんかしなくても、お金は心配ないって言ったら、2人に怒られました。


 ――なんで?


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