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レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります  作者: zephyrusu
第2章 レベル1鍛冶師だけど、旅の途中で魔剣を売る商売始めます
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02話 旅の準備


「――というわけで『神鋼』を手に入れるため、旅に出ようと思う」

「お留守番なの、、、?」

「――わかりました。この家は私が責任を持って管理します」


 夕飯(今日はミミの当番)を食べている途中、昼間考えていたことをミミとココネに打ち明けたところ、二人は勘違させてしまったらしい。


「もちろん、二人も行くんだよ?」

「やったーなの」

「わ、私までいいんですか?」

「当り前だよ。旅の最終的な目標は『神鋼』だけど、目先の目的はみんなで楽しく旅することだからね。いろんな町で美味しい物を食べたり、綺麗な景色を見たりしようよ」


 異世界モノといったら、異世界観光も定番の1つだろう。

 異世界の独自の文化が生み出す食を楽しみ、異世界ならではのファンタジーな景色を見る。

 生産チートも手に入ったことだし、旅をするのも丁度いいと思う。


「1週間後くらいを出発の目安にして、それまでに旅の準備を整えよう。――ココネ。俺はこの世界に疎いから、旅の心得から有名な場所とか食べ物とか、いろいろ教えてくれ」

「――はいなのっ」


◇◆◇


「さて、俺が準備するのは、主に装備だな」


 ミミとココネには、町での買い物を頼み、俺は工房へ来た。

 俺が聖剣を作れることはミミとココネには話してあるけど、おっさんたちを含め、ほかの人には魔剣を作れることまでしか伝えていない。


 それにココネと話をして決めたのだが、今回の旅は金持ちの道楽で旅をする成金とその奴隷たちという体裁で行動することにした。

 聖剣を持った冒険者なんて、悪目立ちしすぎるからである。

 なので、金に物を言わせた装備ということで魔剣や恩恵を持つ武器を持っていることはおかしくないからいいとしても。

 俺のステータスや聖剣を鑑定で見られたりしたらマズイ。

 

 以上の二つの理由から、鑑定を妨害できるスキルを持った魔剣を作ることにしたのだ。


「――【武具創生オーダーメイド】」


 それに、魔剣ならば【武具創生オーダーメイド】で作れるから、作業時間もそこまで取られない。


◇◆◇


 1週間後。

 すべての準備を整えた俺たちは、冒険者ギルドに来ていた。


 そろえた道具はこんな感じ。

 ・魔法の鞄(携帯型アイテムボックス)全員分

 ・食料(保存できる食べ物も含め1ヵ月ぶんほど)

 ・テント(3人分用意しようとしたら怒られたので、皆で入れる大きさのもの1つ)

 ・ミミとココネの装備(聖剣や魔剣は装備できないので専用に新しく作った)

 ・【鑑定偽装】を持った魔剣

 ・有事の際のため、たくさんの聖剣(俺のアイテムボックスの中)


 ちなみに、俺の普段の装備はこれで決まった。

 左腰に魔剣『ファントム』スキル:【鑑定偽装】

 右腰に聖刀『アナライザー』スキル:【超高位鑑定】

 普段使いは『ファントム』で、『アナライザー』は抜くつもりはなく、恩恵によるステータス補強と【超高位鑑定】のためだ。


 聖剣『アナライザー』の恩恵は他の聖剣よりは低めで、魔剣『ファントム』も恩恵は低い。

 そのため、俺の今のステータスは、Aランク冒険者程度というところになる。

 ただし【鑑定偽造】で、ほかの人からみたら、一般人によりも恩恵のおかげで少しはマシという程度のステータスに偽造してある。


 ミミとココネには、安全のためにHPの恩恵があるアクセサリーを二つと、装備できる範囲でなるべく防御力が高くなるように作った防具である。


 ――それで、冒険者ギルドに来た理由だけれども。


 まずは、ミミとココネの冒険者登録のためだ。

 ココネは一応旅商人としての身分証明証を持っているが、ミミは持っていない。

 俺の奴隷ということで2人の身分は保証されるが、それでも冒険者のとしての身分は役に立つ。


 そして、もう一つの目的は護衛を雇うこと。

 今回の旅の表向きは、成金のぼんぼん――すなわち俺――が道楽のために奴隷二人と世界各地を旅するということにする。

 だったら、魔獣の森を超えるために、凄腕の護衛を雇わないのはおかしいという理由でだ。


 手早く、ミミとココネの冒険者登録を済ませる。

 二人ともとりあえずの得物は剣にしてある。

 さすがに材料が足りず、作れなかったので、市販で買った普通のものだ。


 俺の冒険者ランクも上がっていないので、3人そろってEランクになっている。

 パーティ登録は、今回は止めておいた。


「それで、依頼しておいた護衛の件なんですが、、、」

「はい、承っております。皆さま隣の酒場で待っているはずです」

「ありがとうございます」


 俺たちは、受付の女性に軽く会釈し、酒場に向かった。

 時間のせいなのか、酒場を利用している冒険者は少なく。

 護衛を引き受けてくれたパーティはすぐに見つかった。


 ――そこにいたのは。


「初めまして。私は『風来の乙女たち』のリーダー、Aランク冒険者のノーラです」


 ――やけに見覚えのある刀、を装備した女性だった




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