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レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります  作者: zephyrusu
第2章 レベル1鍛冶師だけど、旅の途中で魔剣を売る商売始めます
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03話 魔獣の森へ


「――どうしてこうなった、、、」


 俺たちは、異世界を旅することにし、ココルテの町から次の目的地に向かうため、魔獣の森を移動している。


 ココルテの町は周囲を魔獣の森で囲まれている。

 この魔獣の森だが、場所や通るルートで危険度が変わるのである。

 そのため、俺らは一番安全とされている西へ向かうルートを選んだ。

 たどり着くのは、港町ルトリアというところらしい。


 それで、なぜ冒頭で俺が悶絶しているかというと、、、


 護衛を引き受けてくれたパーティ『風来の乙女たち』は、女性だけの珍しいパーティだった。

 実力はちゃんとあるし、冒険者にありがちな野蛮なところなどもないし、条件としてはかなり優良なパーティである。


 ――しかし、俺にとっては問題があった。


 魔獣の森は、『道』なんてものはなく、馬車などは使うことができないため、移動は必然的に徒歩になる。

 それ自体は構わないのだが、依頼を受けてくれた女性たちが、すごくまじめなのだ。

 まじめであるが故に、護衛対象である俺を執拗に護ってくれる。


 冒険者とはいえ、女性は女性。

 コミュ障を引きずる俺には、なんとも言えない圧迫感がある。

 そして、目のやり場に困る。

 森の中ということで露出がある服ではない。

 しかし、重装備というわけでもないから、むしろチラリズムが生み出されている。

 そして、それに気を取られるたびに、ミミとココネに叩かれる。


 そして、さらに問題なのが。


「――この『白銀刀・初名』の攻撃を食らいなさい!」


 パーティリーダーのノーラさんが、ことある度に『白銀刀・初名』の名前を叫ぶのだ。


 ――恥ずかしい。

 まるで、中二病の自分を見ているようだ。

 そんなに恥ずかしい名前だとは、思わないのだが、恥ずかしく思える。


 そんなこんなで、俺の精神が削られているのである。


◇◆◇


「今日はここで、野営にしましょう」


 何度も野営に使われた形跡が残っている開けた場所。

 そこで、野営の準備をすることになった。


 と、いっても、俺らは護衛される身であるので、テントを張ったり食事の用意をするだけでいい。

 それも大半はミミとココネでやってしまうので、俺は手持ち無沙汰だ。

 なので、こっそり『風来の乙女たち』のステータスを鑑定したりしていた。


 ――そこ「お巡りさんこっちです」とか言わないで!


 いざというときの参考にするためだから。

 

 『風来の乙女たち』は平均Bランクといった感じのステータスだった。

 それぞれが持つスキルなどの組み合わせもいいし、中々理想のパーティだった。


 ちなみに、食事はミミとココネが『風来の乙女たち』の分も用意した。

 これも依頼内容に含まれているからだ。


 そうして、夜の警備を任せて、俺らはテントで寝た。


 ――別に可愛い奴隷の女の子と一緒に寝るからって、やましいことは何もしてないよ?

 そんな勇気、俺にはありません。


◇◆◇


 魔獣の森二日目。

 今日は、通るルートで唯一の危険地帯を通ることになっている。

 なんでも、少し前にここで大型の魔物が出たらしい。


 特に今までと、変わった様子はないから大丈夫だとは思うけど。


 不意に前を歩く、索敵能力に長けた女性が、腕を斜め下に切るように動かす。

 それは『大きめの魔物の可能性あり』という合図だ。


 俺らは足を止め、音を出さないように注意する。


「――まずいっ。こっちに向かってきてる!」


 索敵担当の女性が思わず叫んだ。

 こういうときは声を出すのはマズいのだが、それも無理もない。


 『それ』は、すでに俺らの目の前に姿を現していた。


 俺は、右腰の『アナライザー』に手を当てつつ、【超高位鑑定】を発動する。

 別に手を当てなくてもスキルは発動できるが、イメージを描くための助けになるから、ついやってしまう。


 【超高鑑定】が発動し、頭の中に情報が入ってくる。

 そして、『それ』の正体が判明する。

 みんなに伝えようと、俺が名前を告げようとする、その前に――


 ――ココネがつぶやいた。


「――ガイアウルフ、、、」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

名前:ガイアウルフ

  LV: 102

  HP: 1051

  MP: 198

 STR: 564

 INT: 159

 VIT: 860

 AGI: 832

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 ――そいつはココネの父親の仇だった


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