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レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります  作者: zephyrusu
第1章 レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります
14/119

13話 束の間の休日

4/27 ココネの口調を変更しました。


 白銀刀・初名を打ち終えた翌日。

 俺は打倒ゴブリンのため、情報を集めることにした。

 久しぶりに冒険者ギルドに顔を出し、他の冒険者の話を聞いて回った。


 そこで教えてもらった、ゴブリンを剣士ソロで余裕を持って倒すステータスの目安はこんな感じだった。


  HP:250

 STR:120

 VIT:100

 AGI:100


 もちろん目安なので、実際はもっと少なくても倒せるし、どれかの能力が高ければ他の能力を補うこともできる。


 ただ、俺の現状のステータスでは、AGI以外は全く足りていない。

 ミサンガのせいでレベルがあげられないので、HPは増やすことはできないとしても、残りの能力は武器の恩恵で上げなければゴブリンを倒せないだろう。


 STR:120

 VIT:100


 とりあえず、この二つを満たす恩恵を持つ武器を用意すれば、いいだろう。


 しかし、ミスリルでしっかり作った武器でさえ、最大で15の恩恵だったので、もっと高位のレアリティの金属を使った武器じゃないと難しい。


 でも、旅商人のココネは、あと1週間ほど掛かるだろうから、しばらくはお預けになる。

 ――今は、英気を養うしかないか。


◇◆◇


「と、いうことで、ミミ。俺はしばらく暇になるから、用事があったら言ってね」


 家に帰った俺は、ミミの作ってくれた昼食を食べながら、ミミに尋ねた。

 ちなみに、ミミの作る料理はとてもおいしい。

 外食もたまにするのだが、ミミの作ってくれた料理は、どの店屋よりも美味しい。

 毎日手間暇をかけ、しっかりと作ってくれるからなのかもしれない。


「あ、あの、、、 それじゃあ、包丁を作りたいので教えてくれませんか?」

「包丁? 買ってきたやつじゃダメだった?」


 ミミが来た初日に、家事のための道具はほとんど買い揃えたはずである。

 もちろん、包丁も買った。


「い、いえ、、、 そういうことではないんですけど。ご主人様が『かじ』をしているのを見ていて、わたしもやってみたいな、と思ったので、ダメでしょうか?」

「そんなことないよ。包丁は専門外だけど、作り方を知らないわけじゃないから、教えられると思う」

「じゃ、じゃあ、お願いします!!!」

「うん。やってみようか」


 ミミを引き連れて、工房に移動した。

 包丁と言っても、熱した金属を平ら打ち延ばすだけで、大体は完成する。

 そこに、俺が知っている日本刀の技術で使えそうなとこだけを工程に入れれば、普通に使えるものは完成すると思う。

 ミミは、見た目と変わらないぐらいの力しかなかったので、俺が手を貸しながら熱した金属をたたいていく。


 初めてミミにちゃんと触れたが、とても柔らかく、とてもいい匂いがした。


 ――よこしまな考えはどこかにやらなくては。

 まあ、そんな俺の中での葛藤はあったものの、包丁はちゃんと完成した。


 しかし、一つの誤算が生まれたのである。


 最後にミミが名前を付けたところ、なんとミミが【鍛冶師】のスキルを取得した。

 ミミのステータス的に、武器や防具を作るのは難しいけど、【研磨】を使うことはできるらしい。

 ――今度から、俺が作った武器はミミに研磨してもらおう。


 【鍛冶師】を取得したミミは、とても喜び、ぴょんぴょんジャンプして飛び回りながら、喜びを表した。

 そのときに、スカートがめくりあがり、縞パンと隠されていた尻尾を見てしまったのは、ミミには内緒だ。


 次の日は、ミミと2人で日用品を買いに行ったり、途中で食べ物を買い食いしたり、楽しい時間を過ごした。

 ミミもだいぶ、俺にこころを開いてくれているみたいで、最近はよく笑顔を見せるようになった。

 俺も、ミミへの変な遠慮もなくなってきたし、互いにいい傾向だと思おう。


 そして、ゆっくりとした日々を過ごすこと5日後、待ちに待った瞬間が来た。


「――す、すみませんなの。シロウ様はいらっしゃいますの?」


 旅商人のココネが、異世界金属を持ってやってきた。


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