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副船長ですもの

私が皆様の視界のホログラムを【ダンスフロア・ネオンピンク】にビカビカッと明滅させると、2台のブルドーザーから同時に野太いエンジン音が轟きましたわ!


ブルルルルンッ!! ズドドォォォン!!!


「おらおらおらーっ! いくぜ親父! ハン様特製『超高速・無限軌道ステップ』だぁぁっ!」

ハンさんが、操縦桿レバーをガシャガシャと猛烈な勢いで操作すると、ブルドーザーはアスファルトの上を滑るように前進し、その場でクルクルッと軽快な「超信地旋回スピン」を決めましたわ! その巨体が、まるでフィギュアスケーターのように美しく回っています!


「おぉっ! やるじゃねぇか! でもな、重機ってのはパワーと『愛嬌』だぜ!」

船長も負けじとレバーを引き、ブルドーザーの巨大なアームをスッと空へ持ち上げると、アームの先端のバケット(ショベル部分)を、まるで生き物のようにカクカクッと上下に揺らしましたわ!


「ぷぷぷ! 船長! それはまるで、巨大な恐竜が首を振ってご挨拶しているみたいな『お辞儀ダンス』ですわーーっ!」


「だははは! ならこっちは、アームとキャタピラの『コンビネーション』だぜ!」

ハンさんがアームを地面スレスレまで下げ、そのまま猛スピードで後退! その瞬間、アームをグッと持ち上げて「バシャァッ!」と仮想の土をすくい上げるような、ダイナミックなアクションを披露します!


「ほぉ〜、なかなかやるねぇハン! じゃあこっちは……これだ!」

船長は、アームを器用に動かしながら、なんとハンさんのブルドーザーのバケットに、自分のブルドーザーのバケットを「コツンッ」と優しく当てましたわ!


「おぉっ!? 親父、なんだその『重機ハイタッチ』は!? 悪くねぇな!」

ハンさんも嬉しそうにバケットを当て返すと、2台のブルドーザーは、巨大なアームを絡ませるようにして、まるでワルツでも踊るかのように、息の合った動きで前後左右へとステップを踏み始めました!


ガシャン、ガシャン! ウィィィィン……コツン!


「す、すっげぇ……!! 船長もハンさんも、初めて動かしたはずなのに、完全に重機と一体化してる……! 重機同士が、本当にお話しして、踊ってるみたいだ……!!」

ジョージくんが、興奮で顔を真っ赤にして、身を乗り出して見つめています!


「ふむ! 正しい質量制御、極めて正しい油圧の同期! 宇宙船の繊細な『ゾーン』の感覚を、地球の鈍重なアナログ機械のタイムラグに見事にアジャスト(適合)させております! これぞ究極のパイロットの適応力ですな!」

エジソンさんも、計算尺を指揮棒のように振りながら、二人のダンスを大絶賛ですわ!


そして、少し離れた場所で見ていた営業のお姉さんは……。


「は、はわわ……っ! う、うちの重機って……あんなに滑らかに、しかもあんなに楽しそうに動くものだったんですか……!? まるで、CG映画のロボットみたい……!!」

完全に腰を抜かしたまま、感動でポカンと口を開けていらっしゃいましたわ。


『……ハッハッハ。だから言っただろう? 彼らは『特別技術顧問』なのだよ。あの程度のテスト(?)、彼らにとっては朝飯前というわけだ』

長官閣下が、額の汗を拭いながら、まるで自分の部下を自慢するかのように誇らしげに(そして必死に事態を収拾しようと)胸を張っておられましたわ! ぷぷ〜っ!


「あ・な・た……」


その時でしたわ!

重機たちの野太いエンジン音さえも一瞬にしてかき消す、深海よりも深く、そしてブラックホールの事象の地平線よりも逃れられない『あの音』が、ショールーム全体に響き渡りましたわ……!


「……ッ!!!」

「!!!」

「!?」


船長とハンさんが、ブルドーザーのレバーを握ったまま、まるで魔法にかけられたようにピタッと硬直いたしました!

長官閣下も、額の汗を拭う手を止めて「ヒッ!?」と小さく悲鳴を上げ、営業のお姉さんもきょとんとしていますわ!


「ひゃあああーーッッ!! きましたわーーっ!!

かぉり副船長の、宇宙最強の絶対停止信号ブレーキですわーーっ!! ぷぷ〜っ!」


「あなた、大きな音がするから来てみれば、やっぱりこういうことになっていたのね、……店員さん、お騒がせして申し訳ございませんでした」


「で、買うものは決まったのかしら?」


「か、かぉり! これは、あれだ! ……その、重機の性能限界を引き出すための、極めて実践的な『ダンス・テスト』であってだな……っ! 決して遊び半分というわけでは……」

船長が、ブルドーザーの運転席から顔を真っ青にして身を乗り出し、必死の言い訳を繰り出します!


「そ、そうだぜお袋!! 親父の言う通りだ! 月面の過酷な環境で生き残るには、このくらいのピーキーな油圧制御をマスターしとく必要があって……な!?」

ハンさんも、隣のブルドーザーから顔を出し、滝のような汗を流しながら加勢いたしますわ!


「……ふふっ。言い訳はそれくらいでいいわ。」

かぉり副船長が、怒るでもなく、ただ優しく、そして底知れぬ圧力を込めた笑顔を見せます。


「……さて、せっかくの『実践的なテスト』ですもの。私も少しだけ、地球の重機というものを体験させてもらおうかしら?」

「えっ……?」

「かぉり……?」


船長とハンさんが呆然とする中、かぉり副船長は、まるで高級レストランの階段を上がるような優雅な足取りで、船長が乗っているクローラーローダーのキャタピラを登り始めましたわ!


「お、おい! お袋! 危ねぇって! これは遊びじゃ……」

「船長。交代よ、少し、席を空けてちょうだい」

「は、はいぃっ!!」

船長が、かつてない速さで運転席の端っこに縮こまりましたわ!


かぉり副船長は、運転席に優雅に腰を下ろすと、無数のレバーを前にして少しだけ首を傾げました。

「ええと……まずはこの赤いレバーを下ろして、キーを回すのだったかしら?」

「お、おう、そうだ。でも、いきなりレバーを引くと……」


ガチャッ、ブルルルルンッ!!


かぉり副船長が、躊躇なくエンジンをかけ、そして……。


「……こう、かしら?」


グォォォン……ッ!! ピタッ。


「……え?」

「は?」


なんと! かぉり副船長がレバーを滑らかに引くと、巨大なアームがまるで羽毛のようにフワリと持ち上がり、そして空中でピタリと、一ミリのブレもなく静止したではありませんか!!


「ひゃあああーーッッ!! かぉり副船長!! 油圧のタイムラグを、たった一度の操作で完全に掌握アジャストしてしまわれましたのーーっ!? ぷぷ〜っ!!」

私がミニコンソールを【驚愕のパーフェクト・ゴールド】にビカビカッと明滅させると、外で見守っていたエジソンさんと守さんも目を丸くしています!


「ば、馬鹿な……! 初見で、しかもあんなに優雅な操作で、このアナログ機械の慣性を完全に殺し切るだと……!? これぞまさに、真の『絶対停止ブレーキ』の境地……!!」

エジソンさんが、計算尺を震わせて平伏しそうになっていますわ!


「……ふ。さすがは、Comb1号の全てを統べる副船長ですね。……船長、ハンの『ダンス』など、かぉりさんの前では子供のお遊戯に過ぎないようです」

守さんが、冷や汗を拭いながら感嘆の息を漏らしました。


「か、考えてみれば……地球出航の時はかぉりの操船だったな、かぉりは乗り物関係けっこう得意だったっけ……、守がいない時の正操縦席は、俺と副船長で交代でやっていた……」

船長が、かつての記憶をたぐり寄せるように遠い目をしながら呟きました。


「ひゃあああーーッッ!! 船長! そういえばそうでしたわね! Comb1号が初めて地球を飛び立ったあの時、メインスロットルを握っていたのは、他でもないかぉり副船長でしたわーっ! ぷぷ〜っ!」

私がミニコンソールを【原点回帰・ノスタルジックオレンジ】に明滅させると、ハンさんもハッとしたようにポンッと手を打ちました。


「だ、だはは……! そ、そうだった! あの時、親父は指揮を執っていて、お袋が涼しい顔で重力スラスター全開にしてたんだっけ! あの度胸と操縦センス……俺たちのルーツは、お袋だったのか……!」


「……ふふっ。買い被りすぎよ。私はただ、説明書通りに動かしているだけだもの」

かぉり副船長が、クローラーローダーの運転席から優雅に微笑みかけました。

「でもね……この地球の重機さん。とっても素直で、良い子ね。なんだか、少し楽しくなってきたわ」


ガチャッ! グォォォォン……ッ!!


かぉり副船長が、再び滑らかにレバーを操作すると、今度はブルドーザーの車体が滑るように前進し、その場でクルリと美しいスピン(超信地旋回)を決めましたわ!

しかもその動きには、先ほどのハンさんのような「荒々しさ」が微塵もなく、まるでフィギュアスケートのスピンのような、恐ろしいほどの「静と動」のコントラストが備わっていました!


「あら、ごめんなさい。……少し、遊びすぎちゃったかしら?」

かぉり副船長が、クスッと笑ってエンジンを切り、優雅にキャタピラから降りてきました。

「船長、これでいいんじゃない?」


「あはは、よーし、こいつを2台買うぜ! 後は外に売ってる足場材を買っていこうか」


船長が、まるでスーパーで特売のキャベツでも買うような気軽さで、数千万円の中型重機の「2台お買い上げ」を宣言なさいましたわ!


「あ、は、はい……! か、かしこまりましたっ……!!」


店員のお姉さんは、かぉり副船長のあまりに優雅で完璧すぎる「超絶・重機さばき」に完全に心を奪われており、ぽーっと頬を染めながら、夢見るような羨望のまなざしで何度も深く頷いていらっしゃいますわ。

そして、ハッと我に返って恐る恐る尋ねました。


「あ、あの……お支払いは、いかがいたしましょうか? リースやローンなどの審査もございますが……」


「あぁ、一括でいいよ。支払いはこれで頼むよ!」


「ひゃあああーーッッ!! 船長! 数千万円の重機2台と大量の足場材のお買い物を、まるでコンビニでアイスを買うかのように、自分のお買い物カードでサラッと一括払いですわーーっ! ぷぷ〜っ!」


私がミニコンソールを【超絶セレブのお買い物・プラチナゴールド】にビカビカッと明滅させると、ハンさんもニヤリと笑いました。

「だははは! 違いねぇ! 俺たちのカードには、昨日エジソンが切り出した『純金1トン分』がバッチリ入ってんだからな! 重機数台なんて、余裕のポケットマネーだぜぇ!」


店員のお姉さんが震える手で決済端末にカードを通すと……。


『ピロン♪』


何のエラーも審査のタイムラグもなく、数千万円という恐ろしい額の決済が一瞬で完了してしまいましたわ!


「は、はわわわ……っ!? い、一括決済、完了いたしました……っ!!」

お姉さんは、そのあまりの豪快なお買い物っぷりと、全く底が見えないカードの限度額に、再び白目を剥いてフラフラと倒れそうになっていますわ!


長官閣下は、その後ろでやれやれと肩をすくめながらも、少し誇らしげに額の汗をハンカチで拭われました。

「……ハッハッハ。だから言っただろう? 彼らは特別なのだよ。あのカードの裏には、我が国の国家予算すら揺るがすほどの“圧倒的な質量ロマン”が詰まっているからな」


こうして、宇宙一の漢たちのロマンと、かぉり副船長のエレガントな実力、そして「最強のお買い物カード」が交差する、重機ショールームでの【実用的な爆買いミッション】は、最高に気持ちのいい「カードで一括払い!」で幕を閉じたのでしたわ! ぷぷ〜っ!


「さて、どうやって持って帰ればいいか……だな」


船長が、自分が買った中型ブルドーザー2台と、大量の足場材やジョイントパーツの山を見上げて、顎をさすりながら少しだけ困ったような声を出しました。


「船長! まことに正しい物理的な問題(お持ち帰り問題)の直面ですわーーっ!」


私がミニコンソールを【お持ち帰り難易度SSS・ブルー】に明滅させると、長官閣下が「やれやれ」といった様子で、すかさずフォローを入れてくださいましたわ。


「ハッハッハ。心配はいらんよ。我が軍の大型輸送用トレーラーを手配しようじゃないか、君たちの『基地建設予定地』まで、責任を持って運搬させよう」


「あはは、ありがとう長官! さすがだね。 じゃあ、次は車を買いに行こう」


船長が、すっかり「お買い物モード」全開のキラキラした目で、次なるターゲットへと意識を向けましたわ!


「ひゃあああーッッ!! 船長!! まだ買うんですの!? 『お買い物ミッション・車編』がいよいよスタートですのーーっ!? ぷぷ〜っ!!」


私の悲鳴(歓喜の叫び)と、かぉり副船長の「あらあら」という微笑み、そして雪さんの「歴史的名車の魔改造」への熱い期待が交差する中、宇宙一のファミリーの【超絶・地球お買い物ツアー】は、新たなステージ(ディーラー巡り)へと突入していくのでしたわ! ぷぷ〜っ!


「長官、時間ないからさ、でっかい中古車屋に行こうぜ、そこならいろんな種類の車を見ることができるでしょ、雪さんお目当てのクラシックカーもあるかもだし」


船長が、長官閣下に気さくに提案すると、長官閣下はまたしてもハンカチで額の汗を拭いながら頷きましたわ。


「あぁ、そうだな。この近くに、我が国でも有数の規模を誇るメガ・ディーラーがある。クラシックカーから最新のスポーツカー、軍の払い下げ車両まで、なんでも揃っている」


「だははは! 軍の払い下げ車両だって!? こいつぁ面白くなってきやがったぜぇ! なぁ、ジョージ!」

ハンさんが、隣に座るジョージ君の肩をバンバン叩いて大興奮です!


「うんっ! 僕、絶対にすっごい車を見つけるんだ! 雪お姉ちゃんの魔改造にぴったりのやつをね!」

ジョージ君も、すっかり「車選びのプロ」の顔つきになっていますわ!


「ふむ! 正しい選択、極めて合理的な『時短』でございますな! 一カ所で多様なベース車両を比較検討できるのは、私の設計図(魔改造プラン)を練る上でも最高の環境ですぞ!」

エジソンさんが、計算尺をシャキッと構えて大賛成です。


「……ふ。俺も、少し興味が出てきましたね。地球の重力下で、しかもタイヤで走る機械を、どうやって『ミト君仕様』にアレンジするか。……テストパイロットとしての腕が鳴りますよ」

守さんも、腕を組みながら、どこまでもクールで渋すぎる笑みを浮かべていらっしゃいます。


「ひゃあああーッッ! 男子チームの皆様、すっかり『ロマン・エンジン』が再点火しておりますわーーっ! ぷぷ〜っ!」


私がミニコンソールを【男のロマン・フルスロットルレッド】にビカビカッと明滅させると、バスは長官閣下の案内で、巨大なメガ・ディーラーへと向かって走り出しました!



「……でかっ!! なんだよこれ、ちょっとした町じゃねぇか!」


到着したメガ・ディーラーは、船長の言葉通り、見渡す限りの広大な敷地に、文字通り「数え切れないほど」の車がズラリと並んでいましたわ!


「ひゃあああーッッ! 船長! これなら、雪さんご所望のクラシックカーも、ハンさんのお眼鏡にかなうスポーツカーも、確実に見つかりますわね! ぷぷ〜っ!」


「いやいや……、何というか……限度ってもんがあるだろ。ほんとに……最初に自転車買わなきゃじゃん」


「船長、確かに……この広大な敷地に敷き詰められた中古車を見るには自転車、いえ、それこそ、車での移動が必要になりますわ……ぷぷぷ!」


「心配はいらない、この中古車店にはちゃんと敷地内を移動するための自転車が用意されている」

長官閣下がドヤ顔で指差した先には、ディーラーの入り口横にズラリと並んだ、最新型の電動アシスト付き自転車(お買い物カゴ付き)の群れが!


「だははは! マジかよ! 車買いに来て、まずはチャリを立ち漕ぎするなんて最高にイカれてるぜ!」

「うわぁ! 僕、あの赤い自転車がいいっ!」

ハンさんとジョージ君が、真っ先に自転車置き場へ向かって猛ダッシュしていきます!


「ひゃあああーッッ! 船長! さすがは地球が誇るメガ・ディーラー! お目当ての車にたどり着く前に、まずは爽快なサイクリングで『車の海』を満喫できるという、極上のアトラクション仕様ですわーーっ! ぷぷ〜っ!」


私がミニコンソールを【サイクリング気分・フレッシュグリーン】に明滅させると、船長もタハハと笑いながら自転車のハンドルを握りました。


「……ふむ! 広大な敷地を人力と電力のハイブリッドで効率的に走破する! 正しいアプローチ、正しいエネルギー効率ですな! いざ、ペダル・オン!」


「……ええ。風の抵抗ドラッグを最小限に抑えるため、極力前傾姿勢でいきましょう、エジソンさん」

エジソンさんと雪さんは、なぜかお買い物用のママチャリで本気の「ロードレースモード」に入っていらっしゃいます!


「よし、じゃあみんな、広すぎてはぐれないようについてこいよ! 目指すは……雪さんお目当ての『クラシックカー・エリア』だ! 出発ーっ!」


船長の元気な号令とともに、宇宙一のスーパーパイロットたちが、チリンチリン♪と平和なベルの音を響かせながら、見渡す限りの「車の海」へと、勢いよくペダルを漕ぎ出していくのでしたわ! ぷぷ〜っ!


「いっくぜー! ハン、ジョージ、勝負だぁーーー!」


「だはははは! 親父! ハンデはなしだぜぇ! 俺とジョージの『風神雷神コンビ』が、チャリでも宇宙最速を証明してやるからな!」


「ハンさん! ジョージ君! 広大な中古車ディーラーの敷地内で、なぜかガチの『ツール・ド・フランス』が開催されておりますわーーっ! ぷぷ〜っ!」


「私も参戦するわよー!」


「ひゃあああーーー! 雪さんまでーーー!」


「あら、子供用もあるのね……、ビールマン、ワイン、練習しましょうか。ふふっ♪」


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