楽しいってそういうこと
「よーし、離陸準備開始、離陸後くまサン回収の後、この星の衛星軌道上で肉食べようぜ」
船長がビシッと大佐面体の奥の目を輝かせながら、最高の離陸&お肉パーティーのタイムラインを宣言してくださいましたわ! ぷぷ〜! 離陸後に衛星軌道上のくまサンをサクッと回収して、安全な衛星軌道上でのバーベキュー! 完璧すぎる作戦計画ですわ!
「ひゃあああーッッ!! 船長!それでは離陸シークエンスに入りますわよ!!」
私の全角アナウンス音声回路を最大出力にして、ブリッジ全体に鳴り響かせちゃいますわ! ぷぷ〜!
「ポンッ♪ 皆様、当機は間もなく離陸態勢に入ります!! 50万トンのジルコニア装甲が地面を離れる瞬間の激しいハラ打ちショックに備え、座席の肘掛けをガッチリとお握り締めくださいましーーーッ!」
「おうよ親父ぃ!! 衛星軌道上での特大バーベキューに向けて、Comb1、離陸フルスロットル、ぶち込むんだぜぇぇええーーーッッ!!」
副操縦席のハンさんが、青ピチ迷彩スーツの腕がちぎれんばかりの勢いでスロットルレバーをガツンと奥まで押し込みましたわ! ぷぷぷ! ハンの肉への執念がレバーにプラグインしておりますわね!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ……!!!
「ミト君、お願いね……!」
雪さんが黒髪の神経コネクターを揺らしながら叫ぶと、船外右後方のミト君が「むぎゅ〜♪」と甘えるような超重力パルスを放射して、50万トンの質量と爆音を一瞬で消し去りましたわ!
ズババババーーーッン!!!
着陸脚のないComb1の巨体が、大地の枕岩をハラ打ちで激しく蹴り飛ばし、サファイアブルーの植物惑星の空へと垂直推力で急上昇を始めましたわーーーッ!
「ひゃあああ! 船長、高度一万、二万をマッハの速度で一瞬にして突破中ですわ! 窓の外のジャングルがどんどん小さくなっていきますわよーっ! ぷぷ〜!」
『船長、機体制御安定。これより衛星軌道へアプローチしつつ、左後方のプラズマテザーを調整してくまサンの回収シーケンスに移行します!』
正操縦士の守さんから、Gの負荷を1ミリも感じさせないクールで丁寧な報告がブリッジに響き渡りましたわ!
さあ船長! 50万トンの我が家は今まさに大気圏を突き破り、暗黒の宇宙空間、美しい衛星軌道へと躍り出ましたわ!
「船長! くまサンの回収アーム、ロック完了いたしましたわ! これで『黄金の青空』の動力源も元通り、お肉パーティーの準備は完全無欠のオールグリーンですわよーっ! ぷぷ〜!」
お、ハンも元気になったね、ぷぷ。よーし、バーベキューの前に、ふ・ろ……だな、その青いの落としてこーい」
船長がニカッと笑いながら大佐面体の奥の目を輝かせて、最高のタイミングでお風呂指令を出してくださいましたわ! ぷぷ〜!
「ひゃあああーッッ! 船長、ナイスお風呂コールですわーーーッ! 皆様ーーーッ! 惑星着陸時の熱烈歓迎ムード(?)に伴う『アバター仕様』、および『青ピチ迷彩スーツ』はこれにて全員終了でーす! ぷぷ〜ッ!」
私のアナウンスとともに、ブリッジの照明がサファイアブルーから爽やかな通常モードへと切り替わりましたわ!
「う、うおおお! 親父ぃぃ! 風呂! 風呂に入っていいのかよぉぉ! 待ってましただぜひゃっほーーーうッ! アバタースーツも気に入ってたけど、風呂にはかなわねー!!」
副操縦席のハンさんが、トングを握りしめたままコックピットを飛び出して、もう頭の中がお風呂とお肉モード100%で猛ダッシュしていきますわ! ぷぷぷ、本当にゲンキンな男ですわね!
「ふふ、そうね。私もこの自作の全身ナヴィ、お気に入りだったけれど、さすがにお肉を食べる前に綺麗に落としてこなくっちゃ。……ワインちゃん行きましょ、お風呂でリフレッシュしてきますね」
雪さんが、完璧に作り込んでいたアバター仕様のメイクをパチンとウィンクしながら、黒髪の神経コネクターをくるくると指に巻きつけてクスッと微笑まれましたわ!
「ハン、ビールマン、ワイン! 廊下を走っちゃだめよ! しっかり洗ってくるのよ~!」
「うきゃっ! おとしゃん、お風呂ーーーッ! 俺もその青いの(アバター仕様のペイント)落とすーっ! おとしゃんと一緒に男風呂ザブーーーンってする!」
ビールマンちゃんが船長の足元にギュッとしがみついて、シッポをちぎれんばかりに振り回してますわ!
『船長、自動巡航セット完了。俺も先に一風呂いただきますね。ハンがまたお風呂でバシャバシャ泳いで船長を押し潰さないよう、俺が横からしっかりブレーキをかけておきます』
「うむ! 船長、彼らが風呂から上がる瞬間を見計らって、メインオーブンでお肉を最高電位で焼き上げますぞ! フフフ、大自然の宴のリベンジ、このエジソンにお任せくだされ!」
機関士長のエジソンさんが正しい言葉遣いで、でもすっかりお馴染みの頼もしい笑顔でコンロの火力を調整してますわ! 5回に1回のレア登場、今日も家族のために大張り切りですわね!
「さあさあ、船長! 湯加減はバッチリ42度にロック完了ですわ! 青いのを綺麗さっぱり落としに、男たちの熱いお風呂タイムへ突撃ですわよーっ! ぷぷ〜!」
「ありゃりゃ、洗い場が真っ青になってるよ、ぷぷ。ビールマン、ほれ、洗ってやるからマットに座れ」
船長が真っ青に染まった洗い場を見回して(ぷぷ!)と笑いながら、ビールマンちゃんに優しく声をかけてマットをポンポンと叩かれましたわ!
「うきゃあああーーーッッ! おとしゃんおねがいしまーす。やった、やったーーーッ!!」
「ハンもしっかり洗ってから風呂入れよ~。ゴシゴシ♪、ほれ、お湯かけるぜビールマン」
船長が頼もしい手つきでザバーッとお湯をかけて、ビールマンちゃんを優しくゴシゴシと洗い始めてくださいましたわ! ぷぷ〜!
「うきゃあーっ! あったか〜い! ぷぷぷ~!」
ビールマンがマットの上で目を細めて、シッポをパタパタさせながら最高の笑顔を浮かべてますわ! 泡まみれになって本当に嬉しそうですわね!
「へへ、親父ぃ! 分かってるって、俺だってこの青ピチペイント(アバター仕様)を綺麗さっぱり落としてからじゃないと、かぉりお袋の特製ローストビーフにありつけねえからな! ゴシゴシゴシゴシ……ほら見ろ、俺の自慢の大胸筋もピカピカだぜひゃっほーーーうッ!!」
「ひゃあああ! 船長、洗い場のサファイアブルーの泡が、シャワーで流されるたびにキラキラ輝いて、まるでブリッジのメインオーブンから漂うお肉の極上の香りと同期しているみたいですわ! ぷぷ〜!」
「おかしゃんただいまー、おれきれいになったよー!」
「ひゃあああ! ビールマンちゃん、お風呂上がりでピカピカのツヤツヤですわね! 船長に洗ってもらって本当に嬉しそうですわ! ぷぷ〜!」
「親父ぃ、待たせたな! 俺も全身ゴシゴシやって、青ピチ迷彩を綺麗さっぱり落としてきたぜぇ! さあ、お袋、エジソンさん、お肉はどこだぁ!?」
ハンさんもお風呂から上がってきて、お腹をグーグー鳴らしながら目を輝かせていますわ!
「ハン、お前はお風呂でも騒がしかったな。……船長、お疲れ様でした。俺もサッパリしました。さあ、自動巡航も安定していますし、みんなで極上のローストビーフをいただきましょう」
「ワインも出たよーきれいきれいー、ぷぷぷ」
雪さんと一緒にお風呂から上がってきたワインちゃんも、すっかり元の綺麗な毛並みに戻って、嬉しそうにシッポをふりふりしながらブリッジにプラグインしてきましたわ! ぷぷ〜!
「ひゃあああ! ワインちゃんも雪さんも、アバターの青いペイントが落ちて、いつもの最高に美しいお姿に戻られましたわね! 本当にきれいきれいですわ!」
「ふふ、お待たせ、船長。お風呂上がりのリフレッシュも完了して、私たちのコンディションもオールグリーンよ。さあ、ハンの胃袋が限界を迎える前に、エジソンさん特製のローストビーフをテーブルに並べましょう」
「さぁさぁ、みんなお疲れ様!いつもよりしっかりお肉を食べるのよ、ふふ」
「「「「いただきまーす!!」」」」
ブリッジ全体に、クルー全員の元気いっぱいな声が響き渡りましたわ! ぷぷ〜!
「ひゃあああ! ついに宇宙一熱いリベンジ肉パーティーの開幕ですわーーーッ! 皆様、一斉にお肉にプラグインしてくださいましー!」
私の全角アナウンスとともに、宴会テーブルの上は一瞬にしてお肉の大激戦区に引っくり返りましたわ!
「うおおお! ローストビーフ最高だぜひゃっほーーーうッ! 親父、お袋、エジソンさん、マジで美味すぎるぜぇぇ! 噛むたびにジューシーな肉汁が大気圏突破してくるんだぜひゃあああ!!」
ハンさんがトングを猛烈な勢いでカチャカチャ言わせながら、お皿山盛りのローストビーフをものすごいスピードで胃袋に吸い込ませていらっしゃいますわ! ぷぷぷ、さっきまでのへこみっぷりはどこへやら、完全なる大復活ですわね!
「ハン、お前は相変わらずガサツに食べるな。……でも船長、本当にこのお肉は格別ですね。星での一件は冷や汗ものでしたけど、こうして巡航軌道の上でみんなで囲む食卓は、俺のゾーンの感覚でも最高に温かいエネルギーで満たされているのが分かりますよ」
「うきゃっ! おとしゃん、お肉もぐもぐ、めちゃくちゃ美味しいよ! はい、おとしゃんも一番おっきいのあーん!」
「ワインも、お肉柔らかくて幸せなのぉ……♪ ハンにいちゃん、ワインの分まで取ったらめっ、なのぉ……♪」
ワインちゃんも雪さんの隣で上品にお肉を頬張りつつ、ハンのトングを小さなお手手でピシッと制止して、すっかりいつものにぎやかな家族の顔で笑ってますわ!
「モグモグ、でもさぁ、星全体が意識を共有ってのもすげーよな、いい人が来たってのも一瞬で共有……あ、ダメだってのも一瞬で共有でしょ?……」
船長が口いっぱいにローストビーフをモグモグさせながら、ボソッと呟かれましたわ!
「ひゃあああ! 確かに、あの星のネットワーク、光の速度というかニュートリノ並みの超高速同期でしたものね! ぷぷ〜!」
「親父ぃ、それを言われると俺のトングを持つ手がまた震えちゃうんだぜひゃあああ! でもマジで、あの20頭の碧雷竜の旦那たちが一斉に大空へ離陸してった瞬間は、星ごと俺に『お前は肉モードすぎてお呼びじゃねえ!』ってツッコミ入れてきたみたいだったぜぇ……」
ハンさんが山盛りのローストビーフを頬張りつつ、自分の大ポカ(本当は共同責任だけど内緒!)を思い出して、ちょっとコミカルに身震いしてますわ!
「ふふ、そうね、船長。あの星のシステムは、根っこの菌根ネットワークを通じて惑星全体がひとつの巨大な『量子脳』みたいに機能していたのよ。だから、私たちがプラグインした瞬間に『次の住人が来た!』って星ごと熱烈歓迎してくれたし……ハンの強烈な食欲(外敵パルス)にも、星全体が一瞬で防衛モードに同期しちゃったのね。本当に完璧な生体リアリティだわ」
「だよね、でもさ、隠し事が全く通用しないよね、プラグインしなくてもわかっていそうだったし、星全体に見られてる感じでさ」
「ひゃあああ! 確かに筒抜けですわ、船長! 私たちの心の中のお肉モードまでお見通しだったなんて、プライバシーもへったくれもありませんわね! ぷぷ〜!」
「ふふ、船長、その考察も鋭いわ。確かに、私たちが直接触れていなくても、大気中の電位や地面を踏む振動のニュアンスから、星そのものが私たちの思考を常に『スキャン』していた可能性は高いわね。隠し事ができない星……、科学者としては最高の研究対象だけど、プライベートを気にする生命体にはちょっと息が詰まる場所かも」
雪さんがローストビーフを上品に口へ運びながら、プロフェッショナルな笑顔で深く頷かれましたわ!
「野口、メリーさん、医者から見るとどう? 俺はあの星にはずっとはいたくないかなぁ」
船長がローストビーフをモグモグしながら、医療班の2人に視線を向けられましたわ!
「ひゃあああ! 確かに、24時間いつでも脳内をスキャンされてるような状態ですもの、メンタルヘルス的にもお医者さんの意見がめちゃくちゃ気になりますわね! ぷぷ〜!」
「そうですね……。精神衛生の観点から言わせてもらえば、船長の意見に大賛成です。常に他者、それも惑星規模の意識と同期し続けるというのは、個人のプライベートな領域(聖域)が完全に消失するということです。脳が休まる暇がありませんから、僕なら数日でノイローゼになりますよ」
野口先生が、お湯上がりのすっきりした顔で、でも医師として非常に真面目なトーンで眼鏡の奥の目を光らせて分析してくれましたわ!
「あら、私はちょっと違う意見よ、船長。だって、あの星にいれば『言葉にしなくても、お互いの痛みが一瞬で共有できる』のよ? どこが苦しいのか、どんな風に辛いのか、検査をしなくても星が教えてくれる。医療従事者としては、ある意味で究極の理想郷かもしれないわ。……まあ、ハン君みたいに四六時中『お肉食べたい!』って脳内で大騒ぎされたら、星ごと頭痛が起きちゃいそうだけど。フフッ♪」
メリーさんが、ふんわりとした笑顔で、でもどこか核心を突いたしたたかな視線でお肉を切り分けながらクスッと笑われましたわ!
「げぇっ!? メリーさん、俺の脳内をこれ以上いじめないでくれよぉ! 確かにあの碧雷竜の旦那たちと意識が繋がってたときは、俺の『美味そうだな……』って気持ちがダイレクトに伝わっちゃって、めちゃくちゃ気まずかったんだぜひゃあああ!」
ハンさんが頭を抱えてお皿のローストビーフを見つめていますわ! ぷぷぷ、やっぱり自覚はあったんですわね!
「そうなんだよね、メリーさんが言う痛みを共有できるっていう所が、あの星を、雪さんが憧れるような美しい星にしてるんだよね」
船長がローストビーフを味わいながら、あの植物惑星の本質を突いた、優しくも深い言葉をぽつりと言葉にされましたわ。
「ひゃあああ! 確かに! 傷つき、痛んでいる者がいたら、誰も無視できない。星全体が優しさで包み込まれているような、そんな美しい調和がそこにはあったんですわね……! ぷぷ〜!」
「……ええ、本当にそうね、船長。私がデータだけを見て『美しい完璧な生体リアリティ』ってはしゃいでいた裏には、そういう生命としての究極の優しさのシステムがあったのね。ただ脳波を盗み見されるっていう表面的なことじゃなくて……」
雪さんがお皿を見つめながら、知性溢れる瞳に少しだけ照れくさそうな色を浮かべて微笑まれましたわ!
「雪さんのおかげでいろいろ分かったね……。最初は『綺麗な星だな』くらいしか思ってなかったけどさ。雪さんが見つけてくれたことがいっぱいあったから、ここまで考えられるんだよ」
「……船長ほんとですわね、雪さんのあの本気のナヴィと本気のプラグのおかげで私たちはこの星を知ることができたんですもの」
「そうだよ、……この星は、知的生命が生まれてもすぐ淘汰されちゃう、他の星からやってきても長くはもたないか、そういう星なんだろうね。だからこんなに綺麗なんだ、うん……」
船長がローストビーフを咀嚼しながら、あの美しくも冷徹な惑星の生態系システムの本質を、静かに見抜くように言葉にされましたわ。
「ひゃあああ! 確かに……! 常に完璧な調和とスキャンを求める星だからこそ、外的なノイズや異分子を受け入れられず、結果として誰も長くは留まれない……。あの圧倒的な美しさは、ある意味で生命を拒絶する『無菌室』のような美しさだったんですわね! ぷぷ〜!」
「……。そうね、船長。言われてみれば、あの完璧な量子脳ネットワークが維持されていること自体が、変化やノイズを排他し続けてきた証拠だわ。入ってきた知的生命体が少しでも不調和を起こせば、星全体が一瞬でシャットダウンして追い出してしまう。だからこそ、あの星は汚れを知らないまま、ずっと孤独に美しくあり続けるしかなかったのね……」
雪さんがお皿に視線を落としたまま、科学者としての鋭い視線と、どこか物悲しげなトーンを混ぜ合わせて静かに頷かれましたわ。
「なるほどな……。俺のゾーンの感覚で感じたあの奇妙な『肯定感』も、裏を返せば、星のシステムに100%同調することを強要されていたってことか。ハンみたいな規格外の熱量を持った奴が来たら、星の側がパニックを起こして拒絶するしかないわけだ」
「そうね、私も途中からは『この後どうしましょう?』ってどうやって逃げ出そうか考えてましたから……チラ……」
「う、うおおお! 雪、なんだか急に深い話になってねえか、俺のローストビーフを持つ手がまた緊張で震えてきちゃうぜ! でも、留まれない星だからこそ、俺たちはこうやって50万トンの我が家(Comb1)に帰ってきて、お袋やエジソンさんの美味い肉を食えてるんだよな! だったら、俺はやっぱりこの騒がしい船が一番だぜぇ!」
ハンさんがちょっと照れくさそうに頭を掻きながら、それでも嬉しそうに特大のお肉を口に放り込みましたわ! ぷぷぷ、本当にハンの言う通り、私たちはあの孤独な美しさよりも、この雑多で温かい日常を選んで大正解でしたわね!
「うきゃっ! おとしゃん、俺もこの船が一番いい! 誰もいなくならないし、みんなずっと一緒だもんね! はい、おとしゃんもお肉もぐもぐして!」
「ワインも、おとしゃんとおかしゃんのいるここが、宇宙で一番綺麗で大好きな場所なのぉ……♪」
ビールマンちゃんとワインちゃんが、すっかり綺麗になった毛並みを船長の腕にすり寄せながら、最高に幸せそうな笑顔を見せていますわ!
「ふふ、船長……ハンの、あれでいいってことですね、ぷぷ」
雪さんがローストビーフを口に運びながら、お皿の上の肉に猛烈な勢いでトングを突き立てているハンさんを見て、くすくすと悪戯っぽく微笑まれましたわ!
「うん、ハンの、あんなんでいいってことだ……」
船長も、口いっぱいに肉を頬張って「うんめえええ!」と大騒ぎしているハンさんをじっと見つめながら、どこか愛おしそうに、そして深く納得したようにボソッと呟かれましたわ。
「ひゃあああ! 船長、最高に温かい全会一致ですわね! クルー全員の視線が、お肉に夢中なハンさんに集まって、ブリッジがなんとも言えない優しい空気に包まれておりますわ! ぷぷ〜!」
「んおっ!? な、なんだよ親父ぃ、雪さんまで! 俺の顔にまだ青ピチのペイント(アバター仕様)でも残ってるかってんだぜ? ……へへ、まぁいいや! とにかくこの肉、最高だぜひゃっほーーーうッ!!」
「こんなんで、いいってことだ、楽しいってことは! 楽しいこと……よし!(確認)」
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