表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
45/75

熱烈歓迎

「碧雷竜さん、ありがとうございました。……何かあげられるもの、無いかしら……あ!あったわ。かぉり副船長から貰った、特製ビスケット。お礼にどうぞ♪」


雪さんが、しなやかな指先でポシェットからビスケットを取り出して差し出すと、碧雷竜の巨大な鼻先が期待にヒクヒクと震えましたわ!


「ひゃあああ! 雪さん、そのポシェットは四次元ポケットか何かですの!? いつどこでそんな最高のお宝を仕込んでいたんですのーーーッ!」


私がセンサーをパチパチと輝かせながら叫ぶと、ビスケットの甘〜い香りがジャングルの空気にふわりと漂いましたわ!


するとそれを見たワインちゃんも、小さなお花のポシェットをもぞもぞと探り始めましたの!


「あたしもあたしも……あったのぉ! おかあさんから貰った、ビスケットぉ!」


ワインちゃんが壊れ物でも扱うみたいにそっと差し出すと、今度は隣のビールマンが小さいリュックサックからビスケットを出して大はしゃぎですわ!


「うきゃっ! ワイン、それおかしゃんがくれた特製のやつ! じゃぁ俺のもあげる〜!」


「碧雷竜さん、どうぞ召し上がれですわーっ! さすが、かぉり副船長!特製の激ウマビスケットをみなさんに持たせていましたのね。なんと三枚セットの大盤振る舞いですわよ! ぷぷ〜!」


「グルルルゥ……!」


碧雷竜は頭をさらに低く下げながら、三人の手のひらから器用に、そして優しくビスケットをサクッ、サクッと受け取って食べていますわ!

この星のバイオネットワークを統べる巨獣が、かぉり副船長の手作りお菓子のクオリティに完全に胃袋を掴まれちゃいましたのね! ぷぷ〜!


「あはは、ほんとによかったね、三人とも。さぁ、街っぽいのがあるって言ってたなぁ、日が暮れる前に見に行ってみようぜ」


船長が透明な面体の奥から優しい声をかけると、ビスケットを綺麗に平らげた碧雷竜が、満足そうにグルルルゥと喉を鳴らしましたわ!


そして、まるで船長の「街を見に行こう」という言葉を理解したかのように、巨体を誇るその首をきゅっと持ち上げ、はるか彼方の光る地平線へと向けたじゃありませんの!


「あ、見て、船長! 碧雷竜が翼を少し広げて、ゆっくり歩き出したわ。……これ、私たちに『ついておいで』って案内してくれているんじゃないかしら?」


雪さんが、バイザーのパルス分析を見ながら嬉しそうに声を弾ませました! 竜の角から出ているサファイアブルーの光が、まるで誘導灯みたいに、ジャングルの奥へと続く一本の道を優しく照らし出していますわ。


「うきゃっ! 竜さん、あっちに連れてってくれるんだね! おとしゃん、僕たちもついていくよ!」


ビールマンがワインちゃんの手をしっかりと引きながら、竜の大きな足跡の後をタタタッと追いかけ始めましたわ!


「うにゃあ……竜さん、かっこいいのね……」


ワインちゃんも、シッポを嬉しそうに振りながらトコトコと続きます。


『船長、上空のファルコンからも確認。碧雷竜の移動速度は時速4キロ、徒歩で追従可能なペースです。これより高度を維持しつつ、竜が先導するルート上の障害物をスキャンします。ハン、足元に気をつけろよ』


上空を旋回する守さんからも、優しく頼もしい航路哨戒の無線がブリッジに届きましたわ!


「おぉ……これ、道ができてるぞ、竜が歩く先の植物が両脇に寝そべって……、踏んでもいいのかなぁ……ソロソロ……」


「船長、お気をつけくださいまし! この星の植物たちは意思を持っているようですから、もし『痛いっ!』って怒らせたら、ジャングルごと一斉に襲いかかってくるかもしれませんわよーっ! ぷぷ〜!」


船長が面体の奥から、少し戸惑いながらも現場の状況を冷静に観察して、おそるおそる(ソロソロ……)と足元を踏みしめましたわ!


「あはは、船長、大丈夫よ! この草たち、踏まれて痛がってるんじゃなくて、この子と私たちの電位を察知して、自ら進んで道を譲ってくれてるの。……ほら、私たちが通り過ぎた後ろから、またゆっくり起き上がってサファイアブルーに輝いてるわ」


雪さんが、クスッと笑いながら、まるで光る絨毯のようになった道を愛おしそうに見つめました! さすがはリケジョ、この星の植物たちの「おもてなしのメカニズム」を即座に見抜いちゃいましたわね!


「うきゃっ! おとしゃん、この草、ふかふかしてて気持ちいいよ! 怒ってないから大丈夫!」


「お花のクッションみたいなのぉ……♪」


ビールマンとワインちゃんも、船長の真似をしてソロソロと歩きながら、そのフカフカな踏み心地に大喜びで尻尾をふりふり歩いていますわ!


「ひゃあああ、船長! どうやら本当に大丈夫みたいですわ! 植物さんたち、怒るどころかシッポの動きに合わせて、さらにぽわぽわと嬉しそうに輝きを増していますもの! 私のセンサーも『極上の安全性』を感知しておりますわ!」


「あはは、そうか、でもちょっと遠慮しちゃうね……ハン、暴れるなよ!ぷぷ」


船長が楽しそうにニヤニヤしながらクギを刺すと、先ほど碧雷竜にフラれて自由落下を経験したばかりのハンさんが、急にロボットみたいにギクシャクとした動きになりましたわ!


「お、おう、親父……分かってるって。俺だって、一回痛い目見てるからな。この星の自然を怒らせたらどうなるか、身をもって知ったぜぇ……。だから、ほら、こうして……細心の注意を払って歩いてるんだぜ……」


ハンさんは、自慢の青ピチ迷彩スーツが植物に一ミリも擦れないよう、両手を不自然に上に突き上げ、腰を落として、まるで抜き足差し足な「泥棒歩き」を始めましたの!

足元をジィィィッと見つめながら、そろり……そろり……と、ぷぷ〜! さっきまでの熱血ハイスピードはどこへやら、完全なるビビリモードですわね!


「あはは、ハン、いくらなんでも慎重すぎよ。そこまでゆっくりだと、街に着く前に夜が明けちゃうわ」


雪さんが、そのあまりにも極端なそろりそろり具合に、お腹を抱えてクスクス笑い出しましたの!


「うきゃっ! ハン、歩くの遅ーーい! カニさんみたいだよ!」


「……ハンにいちゃん、がんばれぇ……」


ビールマンとワインちゃんにまで、その不審な動きを真似されて、横からトコトコと追い抜かれていっちゃいましたわ!


「ぶぷっ!おまえ……ひょっとこ踊ってんのか?……ぷぷぷぷ」


船長がついに耐えきれず、お腹を抱えて大爆笑(ぷぷぷぷ!)しちゃいましたわ!


「ひょ、ひょっとこ踊りってなんだよ親父ぃ! 俺はいたって大真面目に、この星の生態系への最大級の敬意リスペクトを払って進んでるんだぜぇ……!」


「ぷぷ〜! ハンさん、スローモーションで腰を落としながら『そろり……そろり……』と足を運ぶそのお姿、完全に日本の伝統芸能『ひょっとこ狂言』のステージにしか見えませんわよ! 舞台の上で植物の神様に祈りを捧げていらっしゃるのかしら!? ぶぷっ!」


「ふふ、ハン。お祭りなら、これからが本番よ。ほら、見て……」


雪さんがクスリと微笑みながら、前方の開けた視界を指差しました。


ハンさんがそろりそろりと最後の『ふかふか』を抜けると、そこには、等間隔に並んだ巨大な発光樹がまるでランタンのように優しく広場を照らし出す、美しき「街の入り口」が広がっていましたわ!

地面の草木たちも、歓迎のパルスを放ちながらフカフカな光の絨毯となって、私たちの到着を待ってくれているようです。


「おとしゃん、お腹すいたー! 綺麗なところでご飯にしようよ!」


「お外で食べるのぉ? 楽しそうなのぉ……♪」


ビールマンとワインちゃんが、最高のタイミングでお腹をグーッと鳴らしながら、船長を見上げましたわ!


「ふぅ……街……並……だな、こりゃぁ。ねぇ雪さん、碧雷竜の首に持ち手がついていたでしょ?」


碧雷竜の大きな首の付け根あたりをじっと指差す船長の視線の先には、確かに植物の頑丈なつるが、まるで乗鞍のグリップのように綺麗に編み込まれた部分がありますわ!


「あ、本当だわ、船長! さっき乗っていた時、無意識にちょうどいい蔓を握りしめているなと思ったけれど……これ、自生した蔓じゃなくて、最初から乗る人のために用意された『生体サドル(鞍)』ね! つまり、この子は本当に『人を乗せるための役割』を持って、ここで待っていたのね……!」


雪さんが、さっきのフライトの手触りを思い出しながら、リケジョの鋭い分析とともに納得の声を弾ませましたの。


「ありゃりゃ、気付かなかったの?……ぷぷぷ。要するに、人がいるか?いたか?……の、どっちかだ」


「ひゃあああ! 船長、サラッと鋭い考察を挟んできましたわね! 知性体が今も隠れて潜んでいるのか、あるいはもう滅び去ってしまったのか……どちらにせよ、この生体サドルを作った何者かの影が、すぐそこまで迫っているようでゾクゾクいたしますわーっ!」


私がメインモニターのパルス波形を激しく明滅させながら、興奮気味に電子声を響かせると、広場のサファイアブルーの光がさらに深く揺らめきましたの。


「みんな、少しだけ……碧雷竜さんに嫌われない程度に注意しよか。この碧雷竜さんのお友達だから大丈夫だと思うけどね」


船長が、ちょっぴり意地悪そうにニヤニヤしながらツッコミを入れると、雪さんは「もう、船長ったら。乗るのに必死だったんだから仕方ないじゃない」と、頬を少し赤くして膨れましたわ!


でも、船長の「人がいるか?いたか?」という言葉に、ハンさんもハッと表情を引き締めましたの。


「なるほどな……。この持ち手があるってことは、確実にこの星の知性体が関わってる証拠だ。……よし、竜の旦那、いや、碧雷竜さんの機嫌を損ねないように、俺もこのまま細心の注意を払うぜぇ」


ハンさんはまだ少しギクシャクした動きのままですが、今度はふざけずに、真剣な目で周囲の美しい街並みを見渡しましたわ。


そして、かぉりさんから通信が入りました。


『あら、船長……ふふ、映像を見ていたけれど、本当に綺麗な場所ね。今からそちらへ向かうわ』


かぉり副船長の、おたまを携えた優しくも頼もしい声がスピーカーから届きましたわ!


『船長! 素晴らしい広場ですな! 私もコンテナに特製のコンロと燃料を積み込み、副船長とともに即座に降下いたしますぞ! フフフ、大自然の中での宴、最高ですな!』


機関室のエジソンさんと、バートさん、ジョージ君も、マイクの向こうで待ちきれないといった様子で声を弾ませていますわ。


「ひゃあああ! かぉり副船長にエジソンさん、バートさんたちも、みなさんいらっしゃいましーっ! 最高のロケーションに最高のレストラン広場が、今まさに皆さんをお迎えする準備万端で整っておりますわよーっ!」


「了解、だけど……まだ少し確認をしなきゃだから、終わったら連絡入れるよ!」


船長が大佐面体の通信スイッチを押して、ブリッジへ向けて冷静かつ的確な指示を飛ばしましたわ!

かぉり副船長も『あら、分かったわ。それじゃあ、いつでも飛び出せるように準備して待っているわね』と、おたまを握り直して優しく応じてくれましたの。


「船長、失礼いたしましたわ! かぉり副船長がいつでも特大コンロを抱えて飛び立てるよう、ジェミニが船のハンガーデッキのハッチをいつでも全開にできるようスタンバイしておきますわね! ぷぷ〜!」


通信が切れて、静寂が戻った広場。

船長の「まだ少し確認をしなきゃ」という言葉に呼応するかのように、先頭で静かに佇んでいた碧雷竜が、その大きな首を夜空へとまっすぐに持ち上げましたわ……!


「グルゥゥゥオォォォォォォン……ッ!!」


それは、耳をツンと刺激するような、でもどこか優しくて、パルスを震わせる遠吠えのような美しい咆哮でしたの!

その声が、発光樹の並ぶ街並みへと波紋のように吸い込まれていった、次の瞬間でしたわ!


「……! 船長、バイザーの生体反応が急上昇しているわ! ジャングルの奥から、無数の電位パルスがこちらに向かって移動してくる!」


「ひゃあああーッッ! 船長、大変ですわーっ!! 巨木の隙間から、サファイアブルーの光の玉が次々と、それこそ流星群のようにこちらへ向かって飛び出してくるじゃありませんのーーーッッ!! 索敵パルスが大変なことになっておりますわ!」


私がメインモニターの警告灯をサファイアブルーの光に負けないくらい激しくパチパチと点滅させて、格納庫の奥までひっくり返るような大音量で叫びましたの!


ザザザザザッ……!!!


「……(ボソッ)守、衝突回避しろ、上昇だ! ハン、物陰に碧雷竜以外の生物を探してくれ……」


幻想的な光の海に誰もが目を奪われていたその瞬間、船長のボソッと呟いた一言で、空気の緊迫感が一気に跳ね上がりましたわ! 20頭もの巨獣が集まった異常事態の中、ただ美しさに見とれるのではなく、その裏に潜む「本質」を即座に見抜こうとする……さすがは船長ですわ!


『船長、了解……! 高度を700まで一気に上げます』


上空の守さんから、一瞬でプライベートモードに切り替わったクールで鋭い無線が返ってきましたわ!


「……! 親父、了解だぜ! 人間(知的生命)がいるか?だな」


ハンさんも、生体スキャンの出力を最大にして警戒します。 碧雷竜たちの巨体の隙間、巨木の根元の暗がりに向かって、鋭い視線をギロリと走らせて索敵を開始ですの!


「おとしゃん、竜さんがいっぱいきたー! みんなシッポがピカピカしてるよ!」


「みんな優しそうなのぉ、怖くないのぉ……」


ビールマンとワインちゃんが目を丸くする中、集まってきた20頭の碧雷竜たちは、一切牙を剥くことなく、お互いの角やシッポのパルスをチカチカと美しく同期させ始めました。広場全体が、まるでサファイアブルーの光の海になったみたいに、幻想的に輝いていますわ……!


「ハン、どうだ?」


「親父、バイザーの熱源索敵も視認できる範囲も、完全に空っぽだぜぇ! これだけ綺麗な街並みがあって、しかも乗るための『持ち手』まで用意されてるってのに、影に隠れてるやつどころか、周囲数キロ、マジで人っ子一人いやしねえ!」


ハンさんは青ピチ迷彩スーツのバイザーの出力を最大にしたまま、周囲を何度も見回して、信じられないといった様子で声を上げました!


「……本当に誰もいないわね、船長。これだけの規模のインフラを整えておきながら、知的生命体の気配が全く無い。……」


「おぉ……、ということはだなぁ、こりゃぁ……雪さん、熱烈歓迎ムードっぽいぜ!」


船長が奥の目をニカッと輝かせ、緊迫した空気を一瞬でポジティブなエネルギーに変えるような言葉を放ちましたわ!


知的生命体が誰もいないという不気味な謎を、一瞬で「歓迎」と捉える船長の前向きさに、雪さんもハッと目を見開きましたの。そして、自身のバイザーに流れるサファイアブルーのパルス波形をもう一度見つめ直し、静かに納得の声を漏らしましたわ。


「……そうね、船長。かつてここに住んでいた誰かが去った後に、新しくここを訪れる『次の住人』を、この星はずっと、ずっと待ち続けていたんだわ。そこに私たちの脳波や生体エネルギーがプラグインして、適合者として見出されたのね……!」


雪さんの言葉が夜の広場に優しく響いた瞬間、まるでその通りだと告げるように、20頭の碧雷竜たちが一斉に優しく、誇らしげにグルルルとお腹を鳴らしました!


発光樹の街並みも、まるで長い長い待ち時間がようやく終わったことを祝福するように、オレンジ色とサファイアブルーの光をトトトッと波紋のように美しく明滅させてきらめいています!


「よし……ハン、気を緩めようか、もう『普通』でいいぜ。守は船に戻って待機してくれ!」


船長が張り詰めていた空気を柔らかくほどくように、温かい声でみんなに語りかけましたわ!


「ふぅ……。わかったぜ、親父がそう言うなら……」


『船長、了解しました。これよりファルコンを反転させ、Comb1の格納庫へ帰還します。……かつての住人が去り、この星がずっと待っていたのが僕たちだったなんて、本当にロマンチックな夜ですね。これより着陸シーケンスに入ります』


上空の守さんからも、いつものクールで丁寧な、でもどこか嬉しそうな無線が広場に優しく響き渡り、ファルコンの静かな駆動音が夕空の彼方へと消えていきました。


緊張の糸が完全に解けた広場では、20頭の碧雷竜たちがまるで「よく分かってくれたね」と言わんばかりに、優しく目を細めてパルスをチカチカと明滅させています。


「雪さん、さっきはどうやったら空から戻ってこれたの?」


「ひゃあああ!そうですわそうですわ……そういえば雪さん、なんで降りてこれたんですの?不思議ですわ……」


すると、雪さんが、黒髪の神経コネクターをいたずらっぽく指先で弄びながら、クスッと微笑んで答えましたの。


「船長。上空でパンドラの景色を満喫して、お腹も空いてきたし『そろそろ地上へ戻らないと』って心の中でふと思ったの。そうしたら、その微弱な脳波のニュアンスをこの子がすぐに察知して、優しく翼をすぼめて高度を下げてくれたのよ」


「へえぇ〜っ! マジかよ雪、思っただけで通じるなんて、やっぱりそのスーツとコネクターの同調、半端ないぜぇ!」


ハンさんが自分のことみたいに誇らしげに目を輝かせましたわ! 人が去ったあとも次の住人を待ち続けていたこの植物惑星のシステムは、私たちの想像以上に優しくて、そして人間の心にピタッと寄り添ってくれるみたいですわね。


「竜さん、お腹すいたのも分かってくれたんだね! 賢いなぁ!」


「ワインも、お腹グウゥって思ったら、竜さん降りてくれたのぉ……♪」


ビールマンとワインちゃんも、自分たちのピュアな気持ちが竜の旦那に通じていたことを知って、嬉しそうにシッポの光をパチパチと弾けさせましたわ!


「おなかがすいている気持ちもわかっちゃうんだね、それなのにおやつくれたんだって……そりゃ歓迎してくれるか、ぷぷ」


「ひゃあああ……雪さんたちの行動に碧雷竜さんったら感激されたんですわ~、ぷぷぷ」


「そうしたらさ、もう一回やってみてよ、今度は碧雷竜の気持ちを聞いてみて、『どうしたの?あなた達』って……」


船長が目を輝かせながら、さらなる驚くべき「精神同調プラグイン」を雪さんに提案されましたわ! この星の優しさを知った今だからこそ、今度は一方的に伝えるだけじゃなく、碧雷竜さんの心の声を聴いてみようというわけですわね!


一日、1エピソード予定しています。18時更新。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ