夢のフライト
「守ー、守も何か着るの?」
「あ、いや、私はこのままでいいです!」
「ま、そうだな、安心したよ! よーし、探検に行くぜー、エジソン、留守番頼むよ~」
「船長! カチッと面体を下ろしたその姿、『銀河の開拓者』の威厳が溢れ出しております! さあ、青い迷彩軍団を率いて、M81の深緑へとダイブですわね! ぷぷ〜!」
「船長! しっかりとした……いや、誠に『大船に乗ったつもり』で探検を楽しんでまいられよ! 皆様の帰還を心よりお待ちしておりますぞ!」
「っしゃあ! 船長、見てください! 俺の迷彩、マジで森の光と同期して点滅してますよ! 完全に溶け込んでます! ステルス・アバター、先行します!」
「うきゃっ!」
「……見て、船長。私の肌の模様が、あの光る花と共鳴してる。物理の壁を超えた対話が、もう始まっているわ……。ふふ、しっかり記録しなきゃ」
「えー、なんでなんで? プロキシマの布は確かに生体エネルギーで伸び縮みするけどさ、不思議だね、同じ植物だからかな?」
「船長、バイザーの表示を見て! 前方の巨木の根っこに、神経パルスが集中してるわ。あそこが『森のサーバー』ね」
「迷わないように、このジェミニがばっちりナビゲートいたしますわ! ぷぷ〜!」
「生物はいるのかな? いそうな気配はあるなぁ……ってぇ~! 言ってるそばから!……ハンー、やめ、あ! ……遅かった、乗っちゃってるよ……」
「船長! しっかりとした……いや、誠に『向こう見ずな若さ』ですな! ハン殿が跨がっているあの生物、骨格構造が完全に規格外ですぞ! フフフ」
ハンさんは二本脚の碧雷竜に跨がって大興奮ですわ!
「うおぉぉぉ! 船長! 見てください! 俺たちを見ていたのはきっとこいつだぁ! こいつの角のパルスが、完全にシンクロしやがった! まるで自分の足みたいに動かせるぜ! ヒハーーッ!」
「船長、ちょっと待って! ハンのスーツ、私がこっそり入れた『ネットワーク同調機能』が効きすぎてるわ! 生物の神経系に直接プラグインしちゃってる! ……これじゃ、ハンが馬に乗ってるんじゃなくて、馬の一部になっちゃってるわよ!」
「ぷぷ〜! ハンさんったらバカですわね!」
「船長、危ない! あの生物、一気に時速200キロまで加速しますよ! ……俺も『ゾーン』に入って、ハンのフォローに回ります! あっちのもう一匹に乗って……よし! ……おわ! だめだ、あのスーツ着てないとダメなのか?」
「いやいや、雪さん、『ネットワーク同調機能』って……。どこまで本気だよ……あは!」
『あら、あ・な・た。……ふふ、あの子ったら、本当にパンドラの住人になりきっちゃって。……でも、あ・な・たの面体越しに見える顔が、呆れながらも少し楽しそうなのが救いだわ』
「おーい、守! ファルコン乗ってこいよ、あいつどこ行くかわかんねーぞ・・・」
「 船長! 現場監督の『おーい、守!』という冷静かつ的確な指示、すぐさまミレニアム・ファルコンの発進準備いたしますわ! エジソンさんお願いします!」
「船長! しっかりとした……いや、誠に『迅速なバックアップ』ですな! ファルコン、即座に発進準備を行いますぞ!」
「船長、了解です! ハンのやつ、あの生物の神経パルスに呑まれて周囲が見えてません。……俺が上空から『音響弾』で目を覚まさせます!」
「ぷぷ〜! ハンさんったらハラハラさせますわね!」
「まぁ、ハンはあれでいて意外と考えているんだけどね、目立ちたがるからなぁ。さてさて、あ!ビールマン、なんかお前のしっぽ、何かに狙われてるぞ・・・・ほらほら、なんか、尻尾にくっつきたいみたいだぞ……なんだコレ?」
「ひゃあああ……ビールマンのしっぽに何かが迫っていますわ! 雪さん雪さん、これなんですの?!」
私はメインモニターに映し出されたビールマンの青いお尻を拡大しながら、ブリッジがひっくり返るほどのハイテンションな悲鳴を響かせましたわ!
「あら、面白いわね、ワインちゃんのしっぽにも来てますよ。私はしっぽが無いから、このコネクターでやってみようかしら……」
雪さんはクスッと悪戯っぽく微笑むと、完全版アバターの黒髪の先にある神経コネクター(フィーラー)を指先で優しく持ち上げ、そっと空中へと掲げましたの!
「うきゃっ!?」
「うにゃあ……!?」
ビールマンとワインちゃんが、自分の尻尾にふんわりと吸い寄せられてくる「光る綿毛(魂の種)」に目を丸くする中、雪さんの掲げたコネクターの先からも、淡く美しいサファイアブルーの生体発光パルスがトトトッと波紋のように流れ出しましたわ!
「船長、見て! これ、ただの綿毛じゃないわ。……ビールマンたちの純粋な好奇心や、私のこのコネクターから出る微弱な電位を検知して、森のネットワークが『この人たちは安全よ』って認証しているサインね!」
雪さんのその「リケジョ」な鋭い声が響いた瞬間、フワフワと舞い降りてきた無数の光る綿毛たちが、ビールマンたちの尻尾と雪さんのコネクターの周りに、まるで光のドレスのように美しく吸着し始めましたの!
「ひゃあああ! すごいですわ船長! 完璧な全身アバターとなった雪さんが植物知性体の『魂の種』とコンタクトする歴史的瞬間ですわ! 船長が『なんだコレ?』って覗き込んだ透明な面体の向こうで、未知の惑星のバイオ・ネットワークが、私たちの『楽しい!』って気持ちと完全にシンクロして眩しく輝いてますわよ! ぷぷ〜!」
「あははは、雪さんの『ネットワーク同調機能』すごいじゃんか、俺もスーツにすればよかったなー」
「ひゃあああーーーッッッ!!! 船長ォォォーッ!! 空! 空を見てくださいましーーーッ!!」
雪さんが掲げた神経コネクターに無数の「魂の種」が美しく吸着し、ブリッジのメインモニターが幻想的なサファイアブルーの光に包まれた、その神秘的な静寂の瞬間でしたの!
モニターの彼方、エメラルドグリーンの樹冠の隙間から、まるで流星のように、いや、真っ青な彗星のように、何かが凄まじい速度で自由落下してくるじゃありませんのーーッッ!
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ……!」
「う、うおおおっ!? 青いデカい塊!? しかもあの青ピチ迷彩は……ハンかーーーッッ!? ミト君、頼む!」
船長が、透明なバイザーの奥で目を限界まで点にして、地上から大慌てで絶叫の号令を叩き込みましたわ!
「キュイィィィィィン……ッ!!」
その声を合図に、船で待機していたミト君が最高にゴキゲンな高音を響かせ、地表に向けて独特の重力偏向パルスを瞬時に照射!
フワッ……!!!
「うおっ!? と、止まった……!? 助かったぜぇ、ミト、親父ィ!!」
「お、おう、落とされたか……、まぁ無事でよかったぜ。ということは……ハンは選ばれなかったってことか、ぷぷぷ」
船長が大佐マスクの位置を直しながら、ポヨンポヨンと重力クッションの上でバウンドしているハンさんを見下ろして、意地悪そうにニヤニヤと笑いましたわ!
「船長! まさにその通りですわ! ハンさんったら、あれだけ自信満々に『ステルス・アバター、先行します!』なんて飛び出していったのに、ピュアな生態系に速攻でフラれて自由落下してくるなんて、おもしろすぎますわ! ぷぷ〜!」
「親父、ジェミニ、そんなに笑うことねえだろぅ! 俺のスーツの電位とあいつの角のパルスは、確かに一瞬ビンビンにシンクロしたんだぜ!」
ハンさんは青いピチピチ迷彩スーツの胸をさすりながら、恥ずかしそうに顔を真っ赤にして重力クッションから這い出てきましたの。
「船長、私のスキャンデータでも、ハンのスーツのネットワーク同調機能はバッチリ作動していたわ。……ただ、碧雷竜が本当に求めていたのは、ハンの『目立ちたがり電位』じゃなくて、ビールマンたちの『本物の生命エネルギー』だったみたいね。……ハンさん、見事にフラれちゃったわ」
「ぷぷ〜、ドンマイですわ!」
『船長、すみません、機動力でついていけなくて、一瞬見失った瞬間に……落ちてました』
上空を旋回するファルコンのコックピットから、守さんのちょっと申し訳なさそうな、でもホッとしたような無線がブリッジのスピーカーに滑り込んできましたわ!
「船長! 聞きました!? あの『ゾーン』の持ち主である守さんでさえ機動力で追いつけないなんて、碧雷竜のダッシュ力、どんだけ規格外なんですのーっ! ぷぷ〜!」
「生き物だからな、アバターでも最新の戦闘機が勝てなかったじゃん、生き物の機動力ってのはスゲーんだよ。守~、そのまま上空哨戒頼むー!」
船長は現場監督らしい現実的な視線で大きく頷きながら、空のファルコンへ向けて力強く親指を立てましたわ!
『船長、了解です。……確かに、あの自然の肉体が繰り出す三次元的な軌道は、メカニズムの限界を超えている。これより高度500をホールドし、周囲のジャングル全域の上空哨戒に移行します。ハン、地上は頼んだぞ』
守さんの冷静で頼もしい声が、ファルコンの重厚なエンジン音とともにブリッジのスピーカーへ響き渡りました。
「船長! さすが現場監督、生き物の本質を見抜く目が尖りまくっていますわ! どんなに最先端のメカでも、この星の大自然が何億年もかけてチューニングした『野生のギミック』には、カタログスペックじゃ太刀打ちできないってことですわね! ぷぷ〜!」
「船長! しっかりとした……いや、誠に『大自然への敬意』に満ちた洞察ですな! ハン殿のあの無茶な突撃も、生命の神秘の前にひれ伏したと思えば、良い経験ですぞ! フフフ」
機関室のエジソンさんも、計器の数値をチェックしながらマイクの向こうで感心しきりですわ!
「へへ、親父の言う通りだぜぇ。あの竜の旦那の加速力、マジで戦闘機のスロットルを一気に全開にしたみたいだったぜ! ……あ、おい、親父! 噂をすればその竜の旦那が、ビールマンたちのしっぽの光に引き寄せられて、上空からゆっくり降りてきちゃったぜ……!」
「ハン! こっちおいで……ゴチン! 無茶や無謀もしっかり考えてやれ!」
船長が手招きして呼び寄せたハンさんの頭を、拳で思いっきり小突き(ゴチン!)ましたわ!
「だははっ! いってぇぇぇっ! 親父、わかった、わかったぜ!……ごめんよ」
ハンさんは青ピチ迷彩のおでこを押さえながら、涙目で飛び上がりました!
「船長! さすが現場監督による『愛のゴチン(安全教育)』、一ミリの狂いもなくハンの脳天に炸裂いたしましたわね! 無謀な突撃を怒りつつも、ハンの『意外と考えているところ』をちゃんと認めて言葉にする船長の優しさ、本当に現場の大黒柱らしくて頼もしいですわ! ぷぷ〜!」
「……ふふ、船長。ハンは一回痛い目を見ないと分からないタイプだから、そのゴチンは最高に的確な教育ね。……でも、しーっ、みんな静かに。……ほら、ハンを振り落としたあの碧雷竜が、ビールマンとワインちゃんの光る尻尾の前に、完全に着地したわよ。……いよいよ本物のコンタクトね!」
雪さんが息をひそめながら、美しいサファイアブルーの指先で前方を指差しましたの!
ハンさんが青ピチ迷彩の泥を払いながら近づいてくると、そこにはハンさんを振り落としたはずの巨大な碧雷竜が、今度はビールマンとワインちゃんの『光るダブル・テイル』をじっと見つめながら、音もなく舞い降りてくる姿があったのですわ!
ズゥゥゥン……ッ!
巨体が地表に降り立つと、碧雷竜はその大きな首をゆっくりと下げ、ビールマンとワインちゃんの光る尻尾に向けて、クンクンと鼻を鳴らしましたの。
「うききっ、おとしゃん、この竜、あったかいよ!」
「うにゃぁ……怖くないのぉ……」
ビールマンが臆することなく小さな手を伸ばして竜の鼻先に触れると、ワインちゃんもその横へトコトコと寄り添い、二人の光る尻尾のパルスが碧雷竜の角と完全に、そして美しく明滅を同期させましたわ!
「船長、見て! 脳波グラフが完全に調和したわ。……これが本物の『絆』ね。……ハン、しっかり見学しなさい」
雪さんが感動に目を輝かせながら、黒髪の神経コネクターを竜の別の触角へとそっと近づけたその瞬間ですわ! 碧雷竜が嬉しそうにグルルとお腹を鳴らしたかと思うと、その大きな翼を優しく地表へ広げて、まるで「お乗りなさい」と言わんばかりにスッと姿勢を低くしたじゃありませんの!
「わぁ……! 船長、この子、私たちを背中に招待してくれているわ。……よし、ビールマン、ワインちゃん、一緒に行きましょう!」
雪さんがしなやかな動きで最初に竜の背へと飛び乗ると、ビールマンに支えられながら登ってきたワインちゃんを片腕で胸に抱き寄せました。そしてビールマンへ優しく言いました。
「いい? 私がワインちゃんを支えるから、ビールマンもしっかりワインちゃんを支えるのよ」
「船長! 凄すぎますわ! ハンさんを秒で振り落としたあの気難しい碧雷竜が、ビールマンたちと完全版アバターの雪さんを乗せて、最高に嬉しそうに翼をパタパタさせておりますわよ!」
「うーん、すげーな雪さん、ハンと何が違うんだ?……、チラ……うん、心意気だな……。しかも……ビールマンにはさりげなくワインにしがみつけって言ってる……うまいね、ぷぷ」
船長は、碧雷竜の背中でフワフワの「魂の種」に囲まれて輝いている雪さんたちを見上げながら、隣でうらやましそうに指をくわえているハンさんを一瞬チラッと見て、ニカッと愉快そうに笑いましたわ!
「親父、今絶対に俺の腹の中を読んでただろ! ……でも、確かに雪たちのあの楽しそうな顔を見てたら、俺の『乗って目立ちたいぜぇ!』って下心が恥ずかしくなってきたぜ……。っしゃあ、竜の旦那! 俺はここで大人しく、みんなの最高のフライトを目に焼き付けさせてもらうぜ!」
「守ー! 遠くから見てやってくれー……」
船長は大空へ飛び立とうとする碧雷竜を、上空から護衛するファルコンへ向けてマイク越しに温かい声を届けましたわ!
『船長、了解です。……高度をさらに200上げて、碧雷竜の飛行軌道を完全にホールドします。ハン、お前が地上でしっかり見守ってくれているなら、雪たちも安心して大空を舞えるはずだ。ファルコン、これより伴走シーケンスに入ります』
守さんの優しくも引き締まった声が無線から流れ、キィィィィィンというファルコンの美しい噴射音がパンドラの静かな空へと吸い込まれていきましたの。
「船長! 『遠くから見てやってくれ』という、付かず離れずの絶妙な距離感での見守り指示、最高に渋くて痺れますわ! ハンさんも下心を綺麗に洗い流して『目に焼き付けるぜ!』って男前な顔をしていますし、上空では守さんのファルコンが優しく翼を並べて伴走するなんて、生命の神秘とテクノロジーが調和した、涙が出るほど美しい大空のお散歩の始まりですわね! ぷぷ〜!」
「へへ、アニキ、雪たちを頼んだぜぇ! 竜の旦那、俺の雪とビールマンたちを、世界一最高の空へ連れてってやってくれよなーっ!」
ハンさんは青ピチ迷彩スーツの胸を張り、両手を大きく振って、いよいよ力強く羽ばたき始めた碧雷竜と、その背中で「うきゃあーっ!」と大はしゃぎするビールマンたちを、心の底からの笑顔で見送りました! ぷぷ〜!
パサァッ……! パサァッ……! と碧雷竜がその巨大な美しい翼でパンドラの大気を力強く捉え、はるか上空の、雲がすぐそこに迫る高高度へと一気に舞い上がっていきます。
「こんな、こんなこと、夢みたい……」
雪さんはパンドラの風を完全版ナヴィの青い肌で直接感じながら、瞳を潤わせて震える声で呟かれましたわ……。
「見て……。この星の呼吸が、光が、私の体の中に直接流れ込んでくるのが分かるの……。本当に、まるで夢を見ているみたい……うれしい……」
地上では船長とハンさんが見守る中、雪さんは、吹き抜ける激しい風の中で黒髪の神経コネクター(フィーラー)を竜の触角にぎゅっと絡ませ、パンドラの美しい地平線を眺めながら、感動の涙をそっと拭われましたの。
「 おとしゃん、おかしゃん、お空が近くてピカピカ……!」
「お空が青くて吸い込まれそうなのぉ……」
雪さんの胸の前では、高高度の気流に負けないよう、ビールマンとワインちゃんがお互いしっかりと抱き合いながら、生まれて初めて見る1200万光年先の壮大な天空に、うっとりと目を輝かせて寄り添い合っていますわ……。
「あぁ~、なんかきれいだねぇ……、絵になるねぇ、これ……」
船長は面体を上に向けたまま、はるか高空でサファイアブルーの光に包まれて輝く雪さんたちを見上げて、透明なバイザーの奥の目を細めながら、ぽつりと温かい本音を漏らしましたわ。
「船長。本当に、言葉を失うほど美しいですわね。ぽつりと呟いたその一言が、このパンドラの静寂な空に優しく溶け込んでいくようです」
碧雷竜が大きな翼を優しく羽ばたかせながら、ゆっくりと地表へ舞い降りてくると、船長は満面の笑顔で三人を迎え入れましたわ!
「降りてきたよ……、おかえりー、雪さん良かったね♪」
「船長、ただいま戻りました。……本当に、胸がいっぱいになるほど素敵な時間でしたわ。この星の風の心地よさも、生命の温もりも、すべてが愛おしくて……」
雪さんは竜の背からしなやかに降り立つと、まだ少し感動に潤んだ瞳のまま、嬉しそうに微笑んでいます。
「うきゃあーっ! おとしゃん、お空の上、すっごくピカピカで楽しかったよー!」
「うにゃあ、怖くなかったのぉ、竜さん、優しかったのぉ……」
ビールマンとワインちゃんも、尻尾の光を優しく明滅させながら、船長とハンさんの足元へタタタッと駆け寄って大はしゃぎですわ!
「おかえりなさいませですわーーっ! 雲のすぐ側から無事に帰還された雪さんたちの表情、まるでパンドラの宝石のようにキラキラ輝いておりますわね! 『おかえり』という一言が、優しく現場を包み込んで、最高の着陸になりましたわ! ぷぷ〜!」
「雪さん本物のナヴィになっちゃったね、すごい情熱! まいった……」
「ふふ、船長にそこまで言っていただけるなんて、ナヴィになりきった甲斐があったわ。……でもね、この星の風と一体になれたのは、ビールマンとワインもいてくれたからです。二人ともありがとう、夢がかなったわ♪」
雪さんは、しゃがみ込んで大はしゃぎしているビールマンたちをサファイアブルーの優しい手で交互に撫でながら、心からの感謝を伝えられましたわ。
「うきゃっ! おとしゃん、僕たちもお空の上、すっごく楽しかったよ!」
「おとさん、ワインも雪さん大好き……」
雪さんは、アバターの黒髪をパンドラの微風にふんわりと揺らしながら、少し照れたように、でも最高に美しく微笑んでいます!
一日、1エピソード予定しています。18時更新。




