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紅翡翠  作者: 量産型ザコ
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破竹大同盟とジェダイの騎士

今日の投稿です!

 洛陽では猫娘の発案で、破竹サーバー大同盟の話が現在行われて居た。そこにいきなり俺が飛び込んで来たので、若干1名を除いて皆酷く驚いて居た。その若干1名と言うのが当然…….



「覚醒8段階目、達成したのですね?」


「ああ、これはその力の一つ、量子テレポーテーションだ」


「量子テレポーテーション!? その力が覚醒8段階目に会得出来る力なんですか?」


「そうです、でもそれはその中の一つでしか無い、もう一つはルッキンググラス、未来と過去を見る力です。その二つを使って俺は皆さんの全てを見て、ここに来たんです」


「何だそりゃ!? そんな馬鹿げた力があんのかよ!?」


「一つ聞きたい、良いですか? ムールさん」


「何ですか? アフロさん」


「今貴女はシャオリンがテレポーテーションして来た事で皆が驚いている中で、平然と第八スキルを手にしたのか? と聞いた。それはつまり、知って居ましたね? どう言うスキルが8段階目で得られるのかを。つまり貴女は俺たちに嘘をついて居た」


「そうですね、皆さんに私は嘘を付いて居ました。私は最初から全てを知っていました」


「ちょっと待ってくれ! なら何故あの時君はそれを言わなかった!?」


「言ってどうするんですか? 仮に私があそこで皆さんに、シャオリンさんが得られる能力が、テレポーテーション出来て、未来や過去を見れる力を得られる力ですと言って、ヨウヘイさんは信じましたか?」


「それはわからないが、もし知っていればもっと様々な事が上手く運んだかもしれない」


「….いえ、ヨウヘイさんは信じなかった、そうですね? ムールさん」


「フジさん? 何故そんな事が言える」


「……..そう言う事か、ヨウヘイさん、恐らくムールさんやフジさんの言う通りだろう」


「アフロさん? どう言う意味だ」


「ヨウヘイさん、公輪盤の職業は何ですか?」


「カラクリ師だろう?」


「そう、カラクリ師と言えば、今で言う技術者。つまり運営側の誰かが意図的に公輪盤に最先端の技術を持たせた。だがその能力は一定の者しか得る事が出来なかった。つまり、公輪盤の能力は既存の能力だと言う事ですよ」


「既存の!?」


「流石ですね、フジさん、アフロさん。その通りです。私達アライアンスも、敵のディープステイト達も、ルッキンググラスを持っています」


「つまりヨウヘイさん、そもそもムールさん達は、未来を見る力、ルッキンググラスで一番上手く事が運ぶ様に予め確認して行動してるって事です。その見た未来の中では、私たちに前もって伝えない選択が一番上手く事が運んだ、だから敢えてあそこで私達にシャオリンさんの能力を伝えなかったんです」


「つまり俺はそのシャオリンさんが得る能力を信じなかったと言う訳か….」


「悲観する事では有りません。そもそもそんな能力実際に目にしなければ誰も信じる事は出来ないでしょう」


「ムールさん、もしかして、公輪盤の能力を得られる条件というのは….疑わず信じる力?」


「猫さん、良い所に気が付きましたね、その通りです。公輪盤の第八覚醒や、隠された能力と言うのは、自らの力や決断を信じる事によって扱う事が出来る能力何です。シャオリンさんは自らの可能性を疑わない、純粋に信じる事が出来る人。だから公輪盤の能力を得る適正がとても高かった。それに公輪盤自体がシャオリンさんの身内だった事も大きく影響しています」


「身内!? 公輪盤がシャオリンの身内だったんですか?」


「ああ、公輪盤は俺の生まれる前に死んだ姉ちゃんだった。俺も母さんから初めて姉ちゃんが居た事を聞かされたよ」


「人は輪廻転生を繰り返す、これはDS達の造った誤った教えです」


「でも俺は実際に、この世界で名前を変えて生きてる姉ちゃんにあったぜ? 明らかに俺より年下だった」


「ならその公輪盤は? シャオリンさんは実際にお姉さんからその能力を聞いた筈です」


「え? あ、確かに….どうなってんだ?」


「じゃあ世界って一体何なの? 輪廻転生が無いと仮定したら、魂も存在しないの?」


「魂と言う概念がそもそもおかしいのです。私達の本体はその魂と言う物で、この肉体は単なる服とでも考えれば良い。肉体の滅びと言うのはそもそもが着古した服を着替える様な物です」


「それを輪廻転生と言うんじゃねえのか?」


「もやしさん、では何の為に人はその輪廻転生をするのですか?」


「そりゃ、まあ経験とかそう言うのを得る為じゃねえのか?」


「だから生きてる内に苦労する、そう言う事ですか?」


「違うって言うのか? なら何の為だよ?」


「人間の本質と言うのは愛です、その愛を育む為に人はそれを大きくする、それが宇宙の広がりになるからです。決して苦労をするためでは無い」


「なら今の世界は何?」


「量子テレポーテーション、そしてルッキンググラス、この世界、そこから考えて導きだされる答えを考えてみてください」


「……..ま、まさか!?」


「気づいた様ですね、ではフジさんに答え合わせをして頂きましょう」


「これはあくまでも可能性の一つです、ですがこう考えなければ辻褄が合わない」


「言ってみてください」


「その前に一つ、未来は変える事が出来るが、過去は変えられない。あって居ますか?」


「あっています」


「……今は過去…..そう言う事ですか?」


「その通りです、でなければ未来を見る事など出来る筈が無い」


「全く意味がわからないわ!? 今は過去で、未来は変える事が出来る、過去は変わらないって。今が過去ならこの先だって過去でしょう?」


「あさぎさん、落ち着いて、私の話しを聞いてください。先ずこれから東京から大阪まで行くとします。あさぎさんは何で行きますか?」


「電車ね、新幹線よ」


「では猫さん、それ以外で行くとすれば?」


「飛行機です」


「ヨウヘイさん」


「それ以外だとすれば車だな」


「では私は徒歩で行く選択をしましょう。ここでもうすでに4パターンで行くタイムラインが出来ました。新幹線、飛行機、車、徒歩です。皆さんは一回ずつこの方法を全てを試しました。東京から大阪まで行く術を4度経験したんです。

 ではあさぎさん、新たな人生で、一番早く大阪まで行けと言われます、何で行きますか?」


「それは、当然飛行機よ….って、新たな人生?」


「そうです、皆さんはこの東京から大阪まで行く工程を何度も行って居るんです。これを地球全体で、全ての人間が行っています。つまり皆さんは既にゴールに何度も行き着いている。ところがこの繰り返しから抜け出せないで居る。今の4パターンを全て封じられたらあさぎさんはどうしますか? 何で大阪まで行きますか?」


「….なら、そう、自転車よ!」


「そうです、新たなタイムラインがここで生まれました。今度は自転車で行くタイムライン、つまり未来をあさぎさんは変えたんです。量子テレポーテーションとは、一度具現化されたタイムラインに飛ぶ事。確定されて自信が経験した場所に飛ぶ事を指します。

 現実的に一度車で大阪まで行ったタイムラインとは、もう確定してしまったタイムラインなので、覆す事は不可能なんです。皆さんは既に大阪に居る。ここは過去に一度体験した、過去の世界なんですよ。だから未来を見る事も出来るし、過去へ行く事も可能。新たなタイムラインを作り出す事は出来ても、過去行った事は既に確定された出来事なので変える事は不可能なんです」


「そうか、だから姉ちゃんは記憶の書き換えは出来ないって言ったのか。一度経験した事だから」


「ならば、繰り返される未来とは、文字通りの意味だって事になりますね。その繰り返された未来の中から、ルッキンググラスで一番最善の未来を選択して、その様に進める訳ですか」


「はい、猫さんの言われる通りです。グレートリセット、それは泥の洪水によって、全てを押し流し、新たな世界で人はまた反映して行く。それがもう何万年と繰り返されて居る。

 世界のあちこちにある不自然な窓の有る地下室、あれはかつてその地下室が地上部分だった事を指す」


「じゃあやっぱり!? 地球は平らなんですね!?」


「地球が平ら!? 球体じゃないって事かよ!?」


「そうです、俺はTwitterでよくそれを見ていました。マッドフラットって言う理論があって、それは地球は一度泥の海に沈んでいると言う理論です。地球が平らだと言うフラットアース理論を裏付ける理論の一つとして紹介されて居る物です。

 それによると、世界中のあちこちに地底都市が築かれて居るし、世界中にある不自然な半地下室、何故地下室に窓が有るのか? 定説では埃が溜まって埋まったと言うのが定説ですが、正直入り口や窓が埋まるまで埃を放っとく馬鹿が世界中にいる訳がない。確かに俺も見ていてそう思いました。泥の洪水で埋まってしまった、そう考える方が余程理に適っています。

 地底都市は地底に造った物ではなく、泥の洪水で完全に埋まってしまった都市を再度掘った物だと言う都市を指します。実際に地底都市と言うのはカッパドキアを含め幾つも世界中で発見されています」


「りょくさんの言う通り、俺もダンジョン探索してきたぜ。この世界は完全なバーチャルではなく、既に地球のタイムラインの分岐点、今フジさんが言った様に、一つの時間軸として確立されてしまったらしい。俺はブイに有る祠に行ったが、そこは巨大な地底都市だった。そこには珍肉の量産型あやかさんも、一食のルルーシュさんも一緒に入った」


「あやかさん、そんな所に居たのかよ?」


「ルルーシュも….全くあの子は」


「詳しい話は後で話すけど、そこで俺は第8覚醒をしたんだが、あの都市はこの世界が地球の一つのタイムラインと言う事になったって言うなら、俺達の時間軸にもあれが有るって事になるよな? フジさん、アフロ」


「そうなりますね」


「この世界が地球のタイムラインの一つとして分岐した世界なら、この世界の歴史は俺たちの居る世界の歴史だ。つまりお前が潜ったダンジョンは俺たちの世界にも存在している物だ」


「あの地底都市、絶対に人為的に掘ってあれだけ広大な都市を地底に築く事なんて出来る物じゃ無い。あれは埋まった物だ、それにさ、紅翡翠って、赤色硫化水銀だって事がわかった」


「赤色硫化水銀!? それは本当ですか? シャオリンさん」


「赤色硫化水銀て何?」


辰砂(しんしゃ)と言われる物です。普通の水銀ですが、天然の化合物でもあります。不透明な赤褐色の塊状、あるいは透明感のある深紅色の菱面体結晶として産出されます。中国において古くから知られ、錬丹術などでの水銀の精製の他に、朱色の顔料や漢方薬の原料として珍重されています。日本でも寺社仏閣の赤色は主にその赤色硫化水銀が使用されています。

 別名…賢者の石と言われています」


「賢者の石!? …………賢者の石って、本当に存在していたって事!?」


「恐らく今アフロが言った賢者の石と、あさぎさんが頭の中に描いた賢者の石は違うと思う。あさぎさんが言った賢者の石はこっちの事だと思いますよ」


 俺はカラクリ玉を皆の前に出した。


「それって、公輪盤のカラクリ玉よね?」


「ああ、でも姉ちゃんの話し、公輪盤が言うには、このカラクリ玉は黄金翡翠って言って、エネルギーとか記憶とか、そう言う物を保持して蓄積する力が有るらしいんだ。このカラクリ玉には姉ちゃんの、つまり公輪盤の能力が蓄積されてるんだ。だから量子テレポーテーションとか、未来やら過去やらを見る馬鹿げた能力が有る」


「ジェダイの騎士……」


「何でそこにスターウォーズが出て来るのよアフロさん」


「いやあ、俺たち皆本当に舐められてたんだなと思って、その黄金翡翠、英語で何て言うか知ってますか?」


「軟玉をネフライト、硬玉、つまりその黄金翡翠や紅翡翠の事はジェイド、本当の名はジェダイト、ですね」


「「「ジェダイ!?」」」


「俺たちの力を見てくださいよ、まるでジェダイの騎士じゃないですか。俺たちは皆それぞれジェダイトを持って居る。これはもうジェダイの騎士ですよね?」


「スターウォーズはSFじゃない、つまり皆が紅翡翠や黄金翡翠の騎士、つまりジェダイの騎士ですか。確かにこれは相当舐められてますね」


「俺は難しい事言われてもわからねえけどよ、舐められるのだけは勘弁出来ねえんだよ。ヨウヘイ、お前をぶちのめすのは後回しだ」


「そうだな、ディアブロさん、俺もあんたとの決着の前に、やる事が出来た様だ」


「俺たちは皆過去のジェダイの騎士の子孫です。なら本物のジェダイの騎士になってやりましょう」


「どう言う意味? アフロさん」


「縄文時代の勾玉、あれは殆どジェダイトで出来てるんですよ」


「「「ああ!?」」」


「八尺瓊勾玉は恐らく黄金翡翠で出来ていたんでしょうね」


「成る程、賢者の石とは八尺瓊勾玉、そして私達の祖先は縄文人、日本人に色々知られたく無いから隠して居るのはそう言う理屈ですか」


「ジェダイの騎士にまたなられちゃ困るって事だな、面白え!!」


 ここに破竹サーバー大同盟が結成された。紅翡翠の戦士、ジェダイの騎士達は、国家、世界を相手取り戦う事を決意した。






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