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【休息】
「ただいま戻りました」
楠木さんが扉を開ける。車庫はリビング側の庭にあり、カフェと関係のない時はリビング側の出入り口を使っている。
私は何となく寶川さんを先に入れようかと思ったが、寶川さんは無言で私の背中を押して家に上げてくれた。
「…変な遠慮は不要です」
「…そっか」
寶川さんの一言に、少しだけ緊張がほぐれる。
キッチンからは時音さん、織星さんともう1人出てきた。
「あ、お帰りなさい。お疲れ様でした」
その声で、カフェテリアのことを思い出す。
「あ、あなたは…」
靴を脱いだ私を見て、その女性はペコリと会釈をする。
「千歳蓮華です。瑞葉ちゃんだよね。時音から聞いてるよ」
落ち着いた声ながら、口調には昼間によく聞いた若者感が残っている。
改めて見るとスラリとした印象が強く、とても身長が高い。下手したら楠木さんより少し高い。
それでも、赤身の強いブラウンの髪の毛で少し柔らかさを補っていた。
「あ、澄空瑞葉です。一昨日からお世話になっています」
改めてお辞儀すると、千歳さんは焦ったようにパタパタと手を振った。
「あ、いやそんな…と、時音?」
困ったように時音さんを見る千歳さん。時音さんはカラカラと笑って千歳さんの肩を叩いた。
「いやいや瑞葉ちゃん、蓮華は私と同い年なんだから、そんな改まらなくて大丈夫だよ〜」
「お、同い年…?」
今はカフェテリアの時と同様に、カフェ・マグノリアの店員らしく白のYシャツに黒のパンツとエプロンだが、似合いすぎている。これが高校の制服を着るのかと少し慄いてしまう。
しげしげと眺めていると、千歳さんは照れて小さくなってしまった。
「あ、あの、だから、私のことも蓮華で。これからよろしくお願いします」
「あー、うん?よろしくお願いします」
改めてお辞儀する。これ、無限ループしそう。
見かねたのか、楠木さんが手を洗いながら声をかける。
「すみませんが、寶川さんと澄空さんは制服と体育着を洗濯機に。乾燥までやってしまってください。澄空さんの着替えは、千歳さんに部屋に用意していただきました」
「あ、わかりました」
「行きましょう、澄空さん」
寶川さんにも促され、手を洗った後二階へ上がる。念のためと蓮華さんもついてきた。
脱衣所の洗濯機に上衣と靴下、体育着を入れる。寶川さんのはSサイズ、私のはMサイズなので同時に洗ってもややこしくない。
そのまま寶川さんと私は部屋に移動しようとして、気づいた。
「寶川さん」
「はい?」
「何でスムーズに下着姿で歩いてんの」
「問題ありません。裸ではありませんし」
脱衣所からそれぞれの部屋に行くまでは廊下を歩かなくてはいけない。
「いや、下から楠木さんが上がってきちゃったらどうするの!?」
「楠木さんは...きっと気にされません」
少し視線を下げつつ、寶川さんは自分の部屋に向かってしまった。
「えぇ…」
呆然としていると、蓮華さんが私の部屋からわざわざ着替えをとってきてくれた。上下セットのスウェットだ。初日に着たもののバリエーションを増やしてくれたといったところだろう。
「はいこれ。フリーサイズだから大丈夫だと思うけど...少し地味だったかな?」
「ううん。全然大丈夫。ありがとうね」
着替えつつ、さっきの寶川さんについて、蓮華さんに聞いた。
「寶川さん、あまりにも無防備じゃない?」
楠木さんとはいえ。あの楠木さんが想定の相手とはいえ、およそ年頃の子の過ごし方ではないだろう。私は、女子寮での過ごし方が馴染んでしまっているだけだ。
すると、蓮華さんは少し目を細めて言った。
「多分、CAMで育ってきた子だから、あんまり気にしない環境だったのかな...というのと、もう一つあって」
「もう一つ?」
今度は、蓮華さんはため息を吐いて言った。
「去年あたりだったかな。澪莉ちゃんがここでたまたまお風呂上がったタイミングで、楠木さんが入ってきちゃってね」
「わーお」
「で、楠木さんは、表情一つ変えずに「失礼しました。使用中の札作りますか...」とか言いつつピシャリと扉を閉めたらしくて」
「あぁ...」
想像できる。めっちゃ想像できる。申し訳なさそうにはしてそう。でも、そこじゃない。
「うん。澪莉ちゃんから聞いたんだけど、さすがにちょっとショックだったみたいで...」
「念のため確認だけど、寶川さんがショックだったのは」
「...もう少しこう、照れというか、相応の意識というかね。私の解釈ではあるけど」
だよねぇ。
「ちなみに、時音さんの反応は」
「うん、笑顔で楠木さんに怒ってた。あれは本気だね」
「だよね」
脱衣所を出て振り返ると、確かに、小さな"使用中"、"使用可"の札がある。乙女心を犠牲にできたデザインだ。私はありがたく活用するつもりだが...
「多分、私相手に同じことが起きても、楠木さんは同じ反応するんだろうな」
変な信頼があった。それを聞いた蓮華さんはクスクス笑っていた。部屋から出てきた寶川さんは、少し不満気な顔をしていた。
階段を下りて食卓に向かう。これはカレーの匂いだ。食材の消費を懸念していたし、野菜たっぷりなのだろう。
食卓には2つのお誕生日席が追加され、6人座れるようになっていた。上座から時計回りに、時音さん、織星さん、3つ空けて楠木さんの席となっているようだ。配膳を終えた楠木さんが最後に座る。
私と寶川さんはいつもの席、蓮華さんは時音さんの向かいに座った。
「あ、今日は織星さんも一緒なんですね」
私が聞くと、織星さんは笑顔で告げた。
「碧が一緒に食べましょうと言ってくれたんです」
すかさず楠木さんが訂正する。
「時音さんが誘って、私はカレーには十分な量があると言っただけです」
「あら、つれませんね」
「...ちなみに、今日のスープカレーにはピーマンが入っています」
「......。」
織星さんは無言でスープカレーを見る。私も確認すると、スープカレーには素揚げの野菜が添えられていた。おそらく山崎さんのものだろう。
織星さんはフォークとスプーンを器用に組み合わせ、ひょいひょいとピーマンを楠木さんのカレーに移す。
「...最後の一つは食べてください」
「いや、でもですね」
「山崎さんに感想を聞かれたら困るでしょう」
「ピーマンに関しては、私の感想はあてになりません」
「スーパーのものよりはえぐみが無かった、とか言えるでしょう。では、皆さん、いただきます」
楠木さんは強引に手を合わせてから食事を開始してしまう。
やっぱなー。
「楠木さんと織星さんって仲良いですよね」
「「ブフゥ」」
何人か盛大に咽せた。正確には時音さんと蓮華さんと寶川さんが咽せた。
あ、聞いちゃいけない内容だったか。
「ふふっ、仲良いですって、その通りですよね、碧」
ニコニコ笑う織星さんとは視線を合わせずに、楠木さんはティッシュを3人に配りつつ答えた。
「まぁ、付き合いは長いですね。以前は澄空さんと寶川さんのように、組んで任務にあたっていました」
「へぇ…織星さんも現場に」
織星さんはコホンと咳払いをしてこちらと視線を合わせた。
「そうですね。4年前まではそうでした。まぁその後もこのカフェにはちょくちょくお客さんとして来ているので、よく会っていますけどね」
4年前。4年前に何があったんだろう。
そう考えた途端。
テーブルがやけに冷え切るのを感じた。視線をそのプレッシャーに向けると、その先の時音さんがこちらを見ている。
他の人は気づいていない様子だが、時音さんはそのままニコリと笑った。
私の興味はここまでにするべき、そう受け取った。他の人は何も気にする素振りがないまま食事を続けている。
時音さんはそのまま私に質問する。
「瑞葉ちゃんは今日のところ、CCはどうだった?……あ、食べながらでいいから」
その回答から、今日の報告が始まった。
私たちの報告が終わると、楠木さんと蓮華さんが報告を始める。
「カフェ利用の何人かの噂を聞きました。まぁ、ほとんどが寶川さんと澄空さんのものでしたが、関連して陸上部の不調について話されていました」
楠木さんたちの報告は、狼男の存在を裏付けるものではなく、むしろ"部活内の不和ではない"ことを示す内容だった。
蓮華さんが引き継ぐ。
「高校にしては珍しく、顧問の先生も人気があるみたいでした。程よい距離感で適切な…データに基づいた物言いをする、信頼できる人だと。競争の激しい部活であることは皆言っていましたが、目標設定を細かく行うことでそれぞれの成長を可視化できていたので、ドロップアウトも少なかったと聞いています」
「みんな、自分の成長に集中していた、と言うことですね」
織星さんの確認に、楠木さんが頷く。
「つまり、怨恨からの犯行であるようには、あまり思えなくなって来ました」
「怨恨じゃない…つまり、相手を蹴落とそうとする目的で襲ったわけではなさそう、と言うことですか」
私の確認に、楠木さんは頷く。
「それに関して…ちょうどいいので、織星さん、シンドロームの深度について話してください」
「え、今ですか」
「はい。織星さんからの説明がわかりやすいでしょう。私を例に挙げても構いません」
楠木さんはそう言いつつ、織星さんのカレーに残ったピーマンをすくい、自分のカレーに移した。
織星さんはそれを視線で追うと、一度ティッシュで口を拭う。
「では…瑞葉ちゃん、昨日、シンドロームについて少し伝えましたが、シンドロームとは、何ができるようになるものか覚えていますか」
私は思い出しつつ、言った。
「起こり得るものしか起こせない、魔法ではないもの…私はエネルギー保存の法則に則った事象と捉えています」
「はい。概ね正解です。そして、シンドロームは現在、4つの系統に分類されています。"圧力・振動系"、"熱循環系"、"物質結合系"、"神経伝達系"です」
「あ、はい…」
昨日のCCでもそんなことを言っていた気がする。正直細かくは覚えていない。私の反応を見て、時音さんは蓮華さんに軽い調子で話しかける。
「じゃあ熱循環系の蓮華さん。カレー冷めちゃった。あっためて」
「はいはい。時音も熱循環系だけどね」
蓮華さんが時音さんのカレーに向けて手をかざすと、その間の空気が揺らぎ始める。
蜃気楼だ。
やがて、時音さんのカレーから湯気があがる。時音さんはそれに満足した表情をしつつ、人差し指を立てる。
「じゃあ蓮華、ついでに火を起こして」
「それは私じゃ無理」
小慣れたようなやり取りをして、時音さんは笑う。
「うん、蓮華は火を起こせない。やたらと条件が揃わない限り、火種のないところには火は起きないからね」
時音さんの結論を受けて、織星さんが拍手する。
「はい、熱循環系代表、蓮華さんと時音さんでした。では次、物質結合系の澪莉ちゃん、どうぞ」
「…では」
寶川さんは私の視線を受け止めると、カトラリー入れから新しいスプーンを取り出した。
スプーンを掌の上に置くと、目を閉じる。
すると、みるみるスプーンが変形し、やがて指先でつまめるサイズの小さな折り鶴の形になった。
「綺麗…」
思わず口から出た感想を受けて、寶川さんは少し頬を染める。
「他には、同素材があれば物の修復などができます。ただ、何もないところに物を作り出したり、元の質量を超えた姿へ"成長"させることはできません」
その説明を聞いて、一昨日の夜を思い出した。
寶川さんは、背中が焼けた楠木さんのシャツを、捨てずに取っておいた。彼女なら直せるということだろう。
織星さんは満足そうに折り鶴を受け取ると、寶川さんに向けて話した。
「すごいですね。以前よりも折り目にエッジが効いています。より繊細なコントロールができていますね…と、熱循環と物質結合はこんな感じです」
その折り鶴を軽く撫でるように触った楠木さんは、次にこちらを見る。
「圧力・振動系は、不要ですよね。最後の神経伝達系を扱える人はここにいませんので、また別途説明いたします」
私は頷いた。すると、織星さんは丁寧に折り鶴を置いて、間を作る。
「…今から話すことの着地点は"シンドロームに踏み込みすぎてはいけない"という内容です」
踏み込みすぎない、その言葉の意図を測る前に、織星さんは続ける。
「瑞葉ちゃんは、どうして人がこのようなことをできるようになったのか、考えましたか?」
「い、いえ」
そこまで考えるほど余裕がなかった。
「現状の研究では、多くのシンドロームの力は2104年の流星群によってもたらされたと見られています」
「宇宙から来た力ってことですか…」
「はい」
9年前の流星群。まだ記憶に新しい。寶川さんをはじめ、皆息を呑む。
ただ綺麗な星ではなかった。日本の地表にもいくつか降り注ぎ、直接的ではないにしろ生活環境を変えた。
「その隕石に付着した因子が、空気中に漂い、媒介場…まぁ空間のような物を作っています。人がその媒介場に共鳴することによって、物理現象や物理構造へアクセスできます。そのアンテナが高いのがキャリアというわけです」
「えっと…」
頭の中を整理しようと目を閉じる。そこに、楠木さんが割り込む。
「9年前の隕石が、地球の物理現象・構造データを引き出すネットワークを作りました。アクセス権を持った人をキャリアと呼んでいます」
「なるほど!」
私がパッと目を開くと、織星さんが面白くなさそうに口を尖らせている。
「碧、要約できるのは長所ですが、時には全体の正確な理解が必要な場面もあると思います」
楠木さんは寶川さんの折り鶴をしげしげと眺めつつ返す。
「人類9年の研究成果を夕飯の片手間に説明しているのですから、こんなもんでいいでしょう」
「私に任せた意味はなんですか…!」
「本当に詳しく知りたくなったら、織星さんに頼むのが正解というメッセージです。私は論文を全て読んでいるわけではありませんから」
「もう…」
織星さんに向けて、私の理解を伝える。
「ただ、なんとなくわかりました。こう…理解は粒度を高めていく必要がありますもんね。もっと細かく知りたくなったら、織星さんに聞くのが良いと」
私の言葉を聞いて、織星さんはより一層面白くなさそうに楠木さんから折り鶴を取り上げた。
「…碧、狙いましたね」
「いえ、そんなことは」
織星さんは片手に折り鶴をもち、もう片方の手にスプーンを持った。
「そんなわけで、私たちキャリアは物理現象、物理構造の中で理解できた物を再現、と言いましょうか。それができます。感覚的にしろ、教科書的にしろ、"わかって"しまう…それがシンドローム媒介場との共鳴です」
スプーンを同素材の折り鶴にする。それはどれほどの理解度を必要としているのだろう。
「その理解度や理解した物の扱いのうまさ…"理解の粒度が深まっていく段階"、それを、我々は"シンドロームへの深度"と呼んでいます」
寶川さんはそれを聞いて、もう一本スプーンを持つと、手のひらに置いた。
やがて、スプーンはただのステンレスの棒へと姿を変えた。
「物質結合系の深度が1番低いとすれば、できるのはこのくらいでしょう」
ぱっと見でよくわかる。ただ棒に戻すのと、折り鶴にするのとでは練度が違うのがわかる。
「えっと、シンドロームは4系統に分けられて、分けられた中でも人によって得意が違う。それは理解できる物理現象が違うから。そして、その理解度が深まれば、再現できることが増える、と」
私が箇条書きのように確認すると、寶川さんは頷き、織星さんは拍手する。
でも、と私は続けた。
「深度が深まってできることが増えるのは、単に便利では…ない、ということですか」
織星さんの話の着地点は、踏み込みすぎるな、だった。
織星さんはスプーンを置いて続ける。
「はい。人間が物事の理解に使うのは脳です。本来なら感覚で済ませているはずの現象を、脳が無理やり“構造”として認識してしまうんです。 」
「…あ」
「特に、深度が深いキャリアは感情や記憶を司る大脳辺縁系、言語や認知、理性を司る大脳皮質への影響が認められています。人は本来、そこまで便利に作られていないということですね」
大学で学んだ内容だ。脳の中でも外側の機能が落ちるということは、人を人らしくしている機能が落ちるということ。
「単に機能が阻害されるのではなく、回路が異なってしまうと言いますか。シンドローム媒介場との共鳴そのものの影響とも言われていますし、それによって社会に適合しづらくなったストレスの影響とも言われています」
影響。その漠然とした言い方が怖かった。
「どう、なってしまうんですか」
私の問いに答えたのは、楠木さんだった。
「澄空さんたちは、私の言動に違和感を感じたことはありますか?こう、浮世離れしているというか」
「「え」」
私と寶川さん、蓮華さんが声をあげる。
思い当たるのは、さっき脱衣所で話していた件。
そういうことなのだろうかと肌で感じ取る。織星さんの、楠木さんへの怒りに満ちた視線で"そう"なのだとわかってしまった。
「碧」
こちらまで鳥肌の立つ織星さんの声。それでも、楠木さんは止まらない。
「わかりやすいでしょう。...時音さん?」
楠木さんが時音さんに確認をとる。
「詳しくはダメだよ」
楠木さんは「わかっています」と答えて、水の深さを表すように手のひらを向かい合わせて距離を離した。
「まぁ簡単に言うと、私は一番深い深度に足を踏み入れそうになりました。この超えてはいけないラインを"逸脱"と呼んでいます。入口から逸脱への深さは、個人差があります」
寶川さんの唇が震えている。蓮華さんも目を見開いていた。
知らなかったのだ。
寶川さんですら知らなかったことを、楠木さんはなんでもないように話し続けている。
「逸脱へ向かって、様々な...症状が出ます。圏をたれ流したり、人を傷つけることを厭わなかったり。ざっくり言うと、"我々が今気を付けていることを、気を付けなくなる"。人間社会からの"逸脱"を意味します」
で、と楠木さんは間を空けた。
「ここで、"狼男"の事件に戻りますが」
「あ、はい」
水を一口含み、何とか楠木さんの話す内容に集中する。
「伊藤彩羽さん殺害の犯人が仮に"狼男"だったとして、なぜ襲ったのかを一般的な視点で予想するのは非常に難しいでしょう。なぜなら、」
時音さんが引き継ぐ。
「思考回路が、すでに一般的ではない可能性があるから」
「そうです。もし考えるとしたら、もっと根源的な目的に集中する方がいいでしょう。"おなかがすいた"から、"食べ物を見境なく手に取ってしまう"といったように」
ここまでくると、いつもの楠木さんのように見えてしまう。さっき感じた"怖さ"を感じなくなった時が、私も逸脱に近づいている証拠となるのだろうか。
この人たちとの日常が、本来の日常でないことに気づくのは就寝の直前だった。
・1日おきに続きを投稿予定です。
・CASE FILE 01: 狼男は完結しています。全16話完結(7/1完結予定)。
・pixivで全編投稿済みです。先が気になる方はこちら(url: https://www.pixiv.net/novel/series/15989613)へ!
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