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第3話 絶望
「どういうことだ……あの正義感の強いアーサーが翻意とは信じられない。魔王による洗脳や魅了スキル使用の形跡は?」
狼狽した内政官が報告部隊員に尋ねる。
「それは何とも……。ただ、魔王の間で謁見を終えて出てきたアーサー様一団全員が魔族支配を受ける意思を明確にされました。アーサー様より書簡を預かっています」
内政官は書簡内容に驚愕した。
~ 国王・政府及び一般市民の皆様
直ちに武装を解除して無条件降伏し、魔族による支配下に加わっていただきたい。
1か月以内に承諾の同意がない場合は相応の措置が講じられます。
皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いします。
魔王軍ロイヤルガード アーサー ~
「戦って敗れたならまだしも、謀反した挙句に人間社会へ無条件降伏勧告までしてくるとは……」
カイザードは破れ、アーサーは敵になった。
打つ手が無くなった人間社会は絶望の空気に包まれた。
「しょうがねぇな。おれの出番か」
ある魔術師がつぶやいた。




