表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VTuberをやっている妹のパソコンを勝手に使ったら、配信モードになっていて、視聴者からオルタ化と言われ、私もVTuberデビュー!?  作者: 赤城ハル
第5章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

360/371

第35話 爽快バトルテニス③

 NPCとの対戦モードで私はスッポンキャラのポンポン君を巧みに使って、ボールを打ち返す。


『おっ! いいですよー! その調子です!』

「おう!」


 私はスライスで返ってきたボールをトップスピンで打ち返す。

 ボールは相手の反対側。相手はなんとか追いついてロブで返してきた。緩やかに弧を描くロブに私はジャンプショットでトドメをさす。

 相手は打ち返せず、私にポイントが入る。


『ナイスですよ!』


 その後も私はスマッシュをチャージショットでボールを強く打ち返しながらポイントを稼いで7ポイントを先取した。


「勝ったー!」

『ナイスゲームでしたよ』


 葵がパチパチと両手をはたく。


「ま、こんなもんよ」


 私ってなかなかセンスある?


「けど、なかなかポンポン君の必殺技【無敵モード】を使うタイミングがこないね」


 ポンポン君の必殺技【無敵モード】は相手が火の玉ボールやら雷撃やらプレイヤーのダメージを与える技を使った際に使用するのだが、対戦相手のNPCは必殺技を使わずにプレイしていた。


『対戦レベルを上げてはどうです?』

「そうね。今のはレベルいくつだったの?」

『レベル1です』

「レベル1って……クソ雑魚じゃん」


 それで喜んでいたのが恥ずかしいな。


『レベルは10段階ありますから一気にレベル5くらいに挑戦します?』

「そうだね」


 次はレベル5にして対戦を始めた。


  ◯


「……レベル5は難しいわ」


 3回戦やった。その全てが負けで終わった。

 私より強く、3ポイント取るので精一杯。


『では、レベル4にしましょう。それならイケるかもしれませんよ』

「ちょっと休憩。あんたやってみなさいよ」

『AI対NPCはシュールではありませんか?』

「いいじゃない。面白いじゃん」

『仕方ありませんね』


 私の代わりに葵がプレイする。


「リスナーのために説明しておかないと」

『そうですね。ええと、ハッキングしてプレイしてまーす』

「ちげーだろ。リアルでハンド型マニュピレーターでコントローラーを操作してんだろ!」


 本当はそれも嘘である。

 葵は本当に違法ハッキングでプレイするのだ。


 けど、それだと世間が騒がしくなるので、嘘を考えた。

 それがマニュピレーターでコントローラーを操作するということ。


『はい。そうでーす』

「まったく」

『いやあ、夢があったほうが面白いかなって』


 葵はキャラを選び、レベルを選択する。


「ん? 別のキャラにするの?」


 葵が選んだのはハリオシリーズのレベッカ姫。必殺技は【ムーンボール】。ボールがすごく曲がると説明に書いている。


『はい。私は経験者ですので』

「いつ経験した?」


 これはオルタとしての疑問ではなく、現実に関する疑問。私の知らぬ間にやっていたのか?


『AIはデータさえあれば経験者なのです』

「何その便利設定ずるくいない?」

『人間も将来、脳内チップやデバイスが生まれて経験データで成績とか上がるかもしれませんね』

「しまいにはあんたらに体を乗っ取られそうね」

『あるかもしれませんね』

「人類のためにここでアンストすべきかな?」

『やめてー』


 葵はNPCのレベルを5に選択して対戦をスタートさせる。


「レベル5なの?」

『私の対戦を見て、勉強してください』

「ならポンポン君を使えや」


 そしてテニス対決が始まった。

 葵が操作するキャラはパワーは低く、スピードは遅めだがコントロールは抜群で相手に嫌なところへとボールを上手く打ち返す。


『どうです?』

「すごい、すごーい」

『……ちゃんと見てます? 返答がおかしいですよ』

「……んっ、見てる」


 パリバリッ


『なんか食べてますよね』

「休憩中だから」


 ポテトチップスを食べながら私は葵の対戦を見ている。


『もー!』


 葵はジャンプショットで相手にトドメを刺した。


「すごーい。勝ったー! もう一回、見たーい」

『ちゃんと見てくださいよ!』


 画面内の葵がぷりぷりと怒る。


「いやあ、参考になるねー」

『具体的にどこが?』


 葵が疑うような目をして私に尋ねる。


「……う〜ん。相手がミスったら強い目に打って仕留めるとか?」

『なぜ疑問系?』

「マジ参考になった」

『なら次やりますか?』

「まだ食べてるから。食べ終わったら対戦する」

『もー!』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ