表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6月短編集  作者: 天雲 律
PR
19/30

ロマン



2045年地球は災厄に見舞われる、だが……それと同時に救いも訪れた。


人々の回りに武器が所狭しに置かれ、厄災に各々で対処をする事が出来るようになった。


学校でも武器の扱いの授業が増え、試験を受けると剣用の免許等を貰えるようになった。



ロマン……世間は今の状況にロマンだった、夢が叶ったと、喜ぶ人が大勢だった……僕はそれほど嬉しくはない。


今俺は島にいる、何故いるのかは簡単だ、僕だけのロマンを探すためだ。


町は迷路のように入り組んでいて、迷いそうななか雨が振り始めるより前に山に入る。


土と雨のじっとりとした香りと、歩きづらい泥道を進む、目的はないけれど今は高い所に行きたかった。


山小屋が見えてきた所で、ポツリポツリと雨が降ってきた、急いで山小屋に入る。


先客が居たようだ、会釈をして席に座ろうとしたら

先客……女の子が足の怪我を気にしているようだった。


「すみません、ちょっと失礼します」


武器……俺の武器である凧を振り癒しの力を出す。


「どう?もう痛くない?」


「あっ……だっ……だいじょ……ぶです」


大丈夫らしいので少し離れた席に座る、武器持ちが近くに居るのは怖いだろう。


「あの……貴方は何故武器……よりによって凧を使うんですか?」


武器を扱うには対称の免許取得が必須だ、わざわざあまり強くない凧の免許を取る奴は俺しか居なかった。


「他の武器は僕じゃ使えなかったんだ、でも……それでも武器は持ちたかったんだ」


「なんでそこまでして……戦うのですか?」


「皆の笑顔と幸せを奪われたくないだけだ」


話している間に雨が上がったらしい。


「それじゃ……バイバーイ」


女の子と別れる、今日は大切な何かを再確認出来た、ロマン溢れる一日になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ