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6月短編集  作者: 天雲 律
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18/30

おむすび

どこまでも雲一つない空に誘われ散歩に出る、外の気温も丁度よく、日向ぼっこがしたくなったので、公園に向かう。


芝生の坂になっている所で横になる、先ほどまで丁度いい気温に感じていだが、目を閉じると眩しさと共に暑く感じた。


そのまま日向ぼっこ用のプレイリストを流していると、6曲目のイントロで起こされた。


「何してるんですか……樹人さん」


クラスの口うるさい人に見つかってしまった


「日向ぼっ……こし……して……ます」


日曜の昼間に高校生が一人で日向ぼっこしてるのを、説教しに来たのだろうか。


怒られたくないので散歩前に貰ったおむすびを渡す。


「何ですか?……おにぎりですか?」


「いや……おむすび、です……どうぞ」


「ありがとうございます、塩気が美味しいですね、ほのかに鯛の香りがします」


委員長に海に行った時に買ったものである事と海が綺麗だった事を伝える。


「フフッ……樹人さんがそんなに話しているの、始めてみました、学校でもその調子で仲良くしましょうね」


恥ずかしくなったので下を向く、おばあちゃんが言っていたおむすびは、縁と縁を結ぶというのを今実感した

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