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68.223番 たぶん大丈夫書店さん
棚主さんはもともと書店に来るお客さんだった。
「読んだ本を置いています。あとは自分が推しているイラストレーターさんの紹介ですね」
棚のテーマは〝働く・暮らす・育てる〟……棚主さんが生きていくうえで、これまでの人生を支えてくれた本たちを集めた棚だそうだ。
ふとした時に、立ち止まってみたくなる本棚で、レイアウトも工夫されている。
「私が選んだ本を置いてみたいと思って」
しかも、『たぶん大丈夫書店、開店しました~シェア型書店の棚主になってみた~』というタイトルのZINEまで作ってしまう。たまに売れている。
静かに本を読んでいる姿からは想像もつかないほど行動力のある方だ。
推し本は星野源さんの『いのちの車窓から』だそう。
「読んだ本を置いているなら、開店してだいぶたつと、手持ちの本が減っちゃうのでは?」
ふと疑問に思って聞いてみた。
「いや、それが……店に置けると思ったらつい買っちゃって。増えちゃうんですよ。それに売れなくても手元に置いておけるんで気にならないし」
あ、そっか……。共同書店の棚主あるある。家の本棚はいつまでもスッキリしない。
真の本好きとは、そういうものなのかもしれない。











