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夜、闇を狩る者  作者: 照師
黒い手紙
3/4

 革のロングコートに身を包み、人の背丈程もある長剣を背負う外見は、黒く統一されている。


フードとマスクに覆われている為に相貌がよく見えないが、村へと近づく騎兵が乗っていたのは黒い竜馬であった。


 竜属は、人に馴つくような生物とは皆無であり、光の神の下僕、又は、使者とも言われ、神に最も近い存在とされていた。


 その為、突然瘴気の中から現れたこの得体の知れない黒い騎兵に対し、一騎当千の猛者(ハンター)達もそれぞれの武器に利き手をかけたまま震えていた。


 彼は、陽の下を進んで来た為、闇の下部ではない筈なのだが、瘴気の中をたった一人で抜け出して来るとは、一体何者なのだろうか?


 なんと騎兵は、警戒する彼等の事など全く気にする様子もなく、そのまま通り過ぎようとした。


 だがそんな殺気もたたない謎の騎兵に対し唖然とした彼等も、得体の知れない者を黙って通すほど'ハンター'とは、甘い輩ではなかった。



「おい!ちょと待ちやがれ!!この村に何の用だ!?」

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