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革のロングコートに身を包み、人の背丈程もある長剣を背負う外見は、黒く統一されている。
フードとマスクに覆われている為に相貌がよく見えないが、村へと近づく騎兵が乗っていたのは黒い竜馬であった。
竜属は、人に馴つくような生物とは皆無であり、光の神の下僕、又は、使者とも言われ、神に最も近い存在とされていた。
その為、突然瘴気の中から現れたこの得体の知れない黒い騎兵に対し、一騎当千の猛者達もそれぞれの武器に利き手をかけたまま震えていた。
彼は、陽の下を進んで来た為、闇の下部ではない筈なのだが、瘴気の中をたった一人で抜け出して来るとは、一体何者なのだろうか?
なんと騎兵は、警戒する彼等の事など全く気にする様子もなく、そのまま通り過ぎようとした。
だがそんな殺気もたたない謎の騎兵に対し唖然とした彼等も、得体の知れない者を黙って通すほど'ハンター'とは、甘い輩ではなかった。
「おい!ちょと待ちやがれ!!この村に何の用だ!?」
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