たださみしかっただけ

特殊な力を持つ人間『トート』は瞳を赤く染め能力を使い、何処からともなく武器を出現させられる。
特殊な力を持たない人間『レーベン』はそんな彼らを人間として扱わず蔑み、時には奴隷として、時には兵器として虐げる。

そしてトートばかりが働いている桃源郷という店が存在する。
従業員は皆、心に傷を抱えているーー生きていく為に両手を血に染めた、生まれた時から人として扱われなかった、全てから逃げ出した、似通う事はあっても同じ傷は一つもない。
そんな彼らが望むのは傷を癒す事ーー否、変わらない事。
癒す為には過去に向き合わなければならない、それが原因でさらに傷つくならこのままでいい、このままがいい。
そんな彼らが過去に向き合うきっかけはすぐ目の前にある。
その時変わる事ができるかは、彼ら次第。

――これは◯◯が救われるまでの物語。



※ 残酷・暴力表現、性的表現、異性愛、同性愛、特殊性癖が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※この作品は「Nolaノベル」「pixiv」にも掲載しています。

更新通知やイラストはTwitter（@asaduki0112）にて↓
【https://mobile.twitter.com/asaduki0112】
※キャラバレ、ネタバレを含む投稿をしているのでご注意ください。