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セロトニンの作り方  作者: 胡桃と果実


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5/8

幸せとは

二人は雑貨屋巡りを続ける。


愛美「マミ!見て!このもふもふのくまさん可愛くない?」


マミ「可愛い!こっちのマグネットピアスも可愛いよ!見て!さくらんぼある。イツミのネックレスに合いそう!300円だって!」


愛美「じゃあ、くまさんチャームはお揃いで買わない?私、マグネットピアスも買う笑」


マミ「いいよ!私、ベージュが良いな。イツミ、ピンクでいい?」


愛美「うん、私、ピンクがいい!」


会計を済ませ店を出ると、夕暮れ時になっていた。


愛美「今日は楽しかったね!また明日、学校でね。」


マミ「バイバイ!また明日。チャーム、付けようね!」


愛美「もちろん!」


その夜、バッグにチャームを付けてみた。

楽しかった気分と、寂しい気分が入り混じり、元気が出ない。


『たんぱく質と糖質と…。』

いつも充分摂ってるはずだ。

『科学じゃ幸せは作れないのかな..…。』 


母親「愛美ちゃん、元気ないわね。何かあったの?」


愛美「マミ、転校するんだって…。」


母親「そうだったのね、マミちゃんが…。ずっと仲良かったもんね.…。」


母親「少し待っててね。」  


そう言うと母親が愛美のマグカップをそっと持って来た。


母親「はい!ミルクココア。落ち着くよ。幸せの素は、タンパク質と糖質でしょ。」


愛美「ありがとう…。お母さん。」  


母親「今日はお母さんが、食べやすくて美味しい物、作って上げる。」


そう言って母親は、鶏とほうれん草の玉子綴じうどんを作ってくれた。

久しぶりの母の味は、弱った愛美の心を落ち着かせてくれた。

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