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幻霊ファル
幻霊ファル
マモルは今起こったことが信じらず夢や幻じゃないのかと疑った。だがそれは現実に起こったことだった。道に残っている焦げ跡がそれを示していた。炎に包まれていた『グラディウス』はいつの間にか普通の剣に戻っていた。彼は剣身に触れてみたが全く熱くなかった。
「これがこの剣の力なのか…」
マモルは不思議そうに剣を見つめて呟いた。
「ちょっと違うわよ」
今度は彼の頭の中ではなく外から同じ女性の声が聞こえた。
「誰だ!?」
マモルは辺りを見回した。
「酷いわね! 私のこと忘れるなんて。あなたを守護するって言ったでしょ!」
「ファルさんなのか!! どこにいるんです!?」
マモルは彼女の声を漸く思い出した。
「ファルでいいわよ! 前はそう呼んでたんだから」
「ファル…顔を見せてくれ!」
「ここよ!」
マモルの目の前にフェアリーを思わせる羽の生えた小人が現れた。




