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アルビトリウム  作者: 新条満留
第二章 アルビトリウムへ
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カオル

カオル


 「これで殆どの火炎系は思い通りに出せるようになったわ! マオ様の試練は厳しいことばかりだけど乗り越えれば成長できる。『アルビトリウム』では強さが全て。成長できなければ、待っているのは『死』だけだもの」

 カオルはそう言って伸びをした。そして涙を浮かべて呟いた。

 「私はここにいるよ、マモル。皆があなたのことを待ってるわ、『ソルジャー・ステラ』」

 「マオ様がお呼びですよ、カオル!」

 コロシアムの中から管理人の呼ぶ声が微かに聞こえた。

 「はぁい、今行きます!」

 カオルは大声で応えた。彼女は袖で涙を拭うとコロシアムの中へ走って行った。

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