第100話 第1部総集編
皆さんこんにちは、工藤美香。ううん。ミカエラ・シャーロットです。
私は今の世界に来る前、日本という世界に住んでました。
四つ上の兄。三つ下の次男。小学三年生の双子の弟。
男性率が高い家庭で暮らしていたんだけど……。
兄に誘われて参加したサバゲー会場で事件発生?
銃で『ズバーン!』と左胸を撃たれ、死んでしまいました……。
本当にあっけなかったので、正直当時の記憶を持ってないです……。
そして、迷い込んだのは神が住んでいる天界という場所。
「其方は死んだ」
私の担当になった神のメビウスことメウスは、私にそう告げた。
白髪に赤い瞳。本当に神とは思えないほど若くて、そしてどこか抜けてるお調子者。
彼はニタっと笑って、私に干渉してきた。だけど、彼のことが嫌になったことはない。
転生した異世界は、とても落ち着いていた。
畑が広がり緑いっぱい。そこを全て管理しているシャーロット公爵家に生まれた。
銀髪金眼。この姿はとても珍しいとのことだった。お姉ちゃんのレイラが毎回やきもち妬くんだけど。
記憶が封印された状態だったので、時々違和感もあったけど、なんとかなって……。
「ミカエラ。すごいぞー!」
親バカ夫婦にしっかり丁寧に育てられた。家が探偵業をしているからか、模擬裁判もあった。
それがものすごく楽しくて……。
八歳の誕生日。私は両親から誕生日プレゼントをもらった。
この世界には普通のプレゼントとは別に神具というものがあるようで。
私が受け取ったのは『ヘカート』。もっと言えば『ウルティマラティオヘカートツー』だった。
異世界にもこんなスナイパーライフルがあるんだと思ったけど、そうではなくて……。
「へかーと? なんだそれは?」
そもそも銃というものが存在しないらしい。
また、最悪なことにこのヘカートには引き金がなかったんだけどなんで。
同時に私は、『暗殺者』という天職を受け取る。
それから一年後、私のところに来訪者。わざわざメウスが来て使い方を教えてもらった。
このヘカートは魔導銃だったらしい。魔導銃。魔法で銃弾を発射するやつね。
なんで私のところに来たのかは知らない。だけど、神だからだと思ってしまうんだよね。
数日後、メウスの教えもあり睡眠弾を完成させた私は森に入った。
「だ、誰かああああああああああああーーーーーーーー!」
暗い中での叫び声。急ぐとそこには熊に襲われている少年エレン。
彼を助けた私は、一緒にシャーロット公爵家へ帰宅。私たちのことはメウスが監視してたんだって。
男二人に挟まれて寝る時間は、とても楽しい。年齢もさほど変わらない。と思っていたけど……。
翌日、私たちは王都へ向けて出発。しかし、そこでも事件が……。
「銀髪金眼は入れてはいけない」
そう、私だけが入れなかった……。そこをメウスがちゃちゃっと片づけてくれて一安心。
けれども、驚かされるのはこれだけではない。なんとエレンが王族だったとは……。
そして、エレンの食べる量が毎回異常だったので、そこはちょっと控えめにしてほしいだけどね。
夜、騒がしかったので王城の廊下に出ると、侵入者が入ったとのこと。
私はメウスの勧めで、国王アルバスのもとへ、エレンの先生シリルと一緒に逃げた。
それでも一難去れば、また発生してしまう。アルバスの首が何者かに切られ金色の血が噴き出した。
どうにか私とシリルで逃げ切ったが、メウスの腐れ縁である獣人鍛冶師セリンの工房で。
「メウスが……」
そう、メウスの首から黒ずんでいた。真っ黒になると神でも死ぬという神殺しの剣。
どうやら、アルバス暗殺を阻止するため身代わりになったとのこと。
私も、この時自分が聖女であることを知った。なんとかメウスを救うと、エレンの実家へ向かうことに。
しかし、食糧も全て盗まれた状態になったことで、動物すら殺せない私が食料調達に挑戦。
兎を狩って、捌いて食べて。瘦せ我慢しているメウスを説得したっけ。
「ぼくの家族は酪農家だったんだ」
その言葉を聞き、動物を食糧にするのを嫌った意味を知った。
エレンの実家、ベルンライト公爵家に到着した私たち。
そこで、久しぶりの日本食を食べました。美味しい梅干しとご飯。
満腹にした時、龍神の滝の情報を知る。
「龍神の滝なら完全回復できるかも」
メウスの一言で、龍神の滝へ向かうことになった私たち。
北の魔王の策略で、迎え撃つことになったのは私の姉レイラだった。
シリルが応戦するも、押し負けて……って、なんでメウスがいるの!
公爵家で待機しているはずのメウスが、龍神の滝の中で遊んでいたのはびっくり!
「ここはぼくに任せて、今のぼくは無敵だから!」
あっさり勝利を収めるメウスは、もう制御不能だった。
数日もしないうちに、レイラからのヒントをクリアするため北の魔王城へ。
そこにいた魔王リザークは、メウスの幼馴染だった。ヘカートも魂を持って、ティアが誕生。
聖女の力と暗殺者の力を使い、リザークを救済。
シャーロット公爵家に戻る際。全てメウスの計画と知った時は正直呆れた……。
しばらくして、私は十一歳の誕生日を迎えて、お母さんのお姉さんの味を再現したり。
分家の人を模擬裁判で驚かせたり。それと、夏にはお母様の実家へ行ったり。
私の魔眼が原因で魔眼商人の危険性を知ったりもしました。宝石魔眼ってものすごく希少みたいで。
だけど、メウスが自分の眼を潰してまで作るとは思わなかったけどね。
翌日湖で魚釣りをしたあと、メウスが私に誕生日プレゼントを用意してくれてた。
型番はわからないけど、魔導系のガトリングガン。それも意識を持って、レイという少年になった。
「リーファ家から救援要請が出ているわ」
ブライアント公爵家の人からそのような通達を受け取り、家族みんなでリーファ家へ。
そこでも、色々あったけど、一番のはまるで劇のような監禁騒ぎ。
ライガンというリーファ家で働く魔族と出会い。夏休みは終わりました。
そして、今は大地の月十月三日。シャーロット領を離れて私たちはグラーシア領にいます。
これから、どんな世界が始まるんだろう。毎日が楽しみな旅はまだまだ続きます!
え? 一人足りない? メウスの上司アダムはいいとこ無しだから、全省略です!
次回からは第2部です。
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