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第五十四話 コロシアム

100000字ついに超えた……!(゜ロ゜)

 『ようこそお集まりいただきました!これから第216回目の聖霊王祭を開催いたしっまーすぅ!!』


 うおぉぉおおーーーッ!!!

 そう高らかに声をあげたのはなんともおかしなピエロの格好をした男の解説者。現場であるコロシアムはまだ試合は始まってないというのにもう既に熱狂の渦と大地が震えるくらいの大人たちによる歓声で盛り上がっていた。

 うるさいなぁ……。

 俺はスライムの姿に戻り、聖霊王祭の参加者でもある俺たちはコロシアムのど真ん中に立っていた。

 正直、俺はあまり騒がしい場所が好きじゃないので少しうんざりしていたところだったのがケンジはというと……。


 「………(ガクガクブルブル)」


 おい。まるで生まれたての子鹿のごとく足が震えてるけど大丈夫か?

 ケンジは緊張のあまり、ミシンみたいに素早く上下に小刻みに震えていた。

 まぁ、森暮らしだったケンジが急にこんな沢山の人が集まる人前に出たら緊張するのも無理もないか。

 そんな俺たちを他所に解説者のピエロは試合についてのルールを説明し始める。


 『ルールは簡単!まず挑戦者様たちにはAブロックとBブロックと2つのブロックに別れてもらいます!そして、挑戦者様たちには自慢の従獣魔を召喚して頂き、一対一でバトルしてもらいます!ですがこれはあくまで従獣魔同士のバトル…ッ!主の魔法での戦闘への介入、及び従獣魔のサポートは一試合、3回まで……。しっかーしッ!!それを過ぎた場合、即刻ルール違反と見なし問答無用で失格となりますので注意してくださいねぇ~?!』


 ふんふん。要するに主であるケンジは3回しか俺の戦闘に参加できないのか。

 でも、ケンジ魔法使えないからなぁ…。これは意味なさそうかも?


 『後、従獣魔を殺すのもダメッ!!これは聖霊王様たちに捧げる聖なる祭り……殺生なんて絶対にダメだからねぇ!!試合には審判がつくから、審判が戦闘不能と判断するか従獣魔の主が『まいった!』というまで試合は続くぅ~からぁ~ねぇ?わかった?』


 耳障りな喋り方でルールをあらかた説明し終わったピエロはくねくねと軟体動物のように体を動かしながら俺たちに聞いてくる。

 あんたのその、気持ち悪い動きが気になって話しに集中できんわい。


 『あっ。それといい忘れてたけど決勝進出者は最後、前年度優勝者と戦ってもらうのでよろチクビーッ!』


 そう言うとピエロはドロンッ!と煙の中へと消えていった。

 変なピエロだったな…。

 挑戦者は俺たちを含め、全員で20名。この中で勝ち残ったただ一人がとどのつまり、チャンピオンに挑戦できるってわけか。よし、理解できた。

 その後すぐに10人ずつに別れた2つの表が発表された。そして、俺たちの名はAブロックにと書かれていた。

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