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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

折れた剣の行方 -全てを捨てた勇者は、魔王の息子を守る-

作者:柿木蓮太郎
最新エピソード掲載日:2026/04/03
かつて世界を救った勇者は、祖国に戻り、王に一人謁見する。
「よくやった勇者よ。してそなたは見返りに何を望む」

「何も。私の役目は終わりましたので」
「このような強大な力を持つ個人、居ても要らぬ禍根となりましょう」
「故に、素性も、名前も、栄光も、ここに捨て置き俗世から去ることにします」
「もとより決めていたこと、去る私の跡を辿りたくば辿ればよろしい」
「ですが、害を成すならば切り捨てるまで。いえ、このような熱を失った者、捨て置けばそのうち勝手に飢え死んでおりましょう」
「ですので、どうが、身勝手ではありますが、自由の身を」

かの英雄は、何を望むべくともなく国を去ったとされ、その後の姿、行先を知る者は居らず。
今頃は野垂れ死んでおることでしょうなーーー。



「さて、一度は死んだこの身、友の元に行くべく死地を探すとしましょうか」


かつて世界を救った勇者は、すべてを捨てて国を去った。
名も、栄光も、力さえも。

生きる理由を失った彼は、ただ一つ——
「死に場所」を求め、魔物の巣へと足を向け続けていた。

そんな彼が出会ったのは、かつて自らが討ち滅ぼした魔王の息子。

守る価値などないはずの存在。
それでも彼は、その少年を見捨てることができなかった。

全盛期に振るった力は老いと共に衰え、かつての武具もまた、旅路の中で砕け、失われていく。

やがて折れた剣を手に、最期の戦いに挑む元勇者。
これは——すべてを失った男が、最後に選んだ「救い」の物語。
第一章『死地を求めて』
第一章『死地を求めて』
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