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人生華太郎。と申します。  作者: 人生華太郎。
20/31

19輪目~生きたい誰かの身代わりに

…朝になると泣いている暇はなく

連絡やら葬儀やらで

バタバタと時間が過ぎた。


お葬式の日は大雨で

貸し切りバスが横転しないか

心配なぐらいの悪天候だった。


父の涙雨だ。


父は生きたかった。


死にたくない

死にたくない


…そう泣き叫んでいるみたいな

悪天候だった。


骨になった父を見て

"人間てこんなに小さくなるんや"

って思った。


普通に生活している人間が

1年後に死んでしまった現実。


初めて"死"に直面した。


泣いても

後悔しても

生き返らない。


そんなことはわかっている。


父が亡くなったとき

花*花さんの

『さよなら大好きな人』

をよく聴いていた。


それまで

"懐かしい曲"だったのが

"父を思い出す曲"になった。


10年経った今でも

それを聴くと

父を思い出して涙が溢れる。


…そういえば昔

山本譲二さんの

"みちのくひとり旅"

を父がお風呂で毎日のように

熱唱していた。


ある日 違う歌を歌うと

家の電話が鳴り

知らない男の声で

『みちのくひとり旅、歌ってください』

と言って電話が切れたらしい。


…苦情ではなく

まさかの歌のリクエスト。


…どこの誰がかけてきたのかは謎。


…なぜ電話番号を知っていたのかも謎。


そんなこともあったらしい、笑。



たまに父の夢を見る。


逆向きに座って車の運転をしたり

自転車に乗りながら

『フッキー!( ・∀・)ノ』

と陽気に呼んできたり


…夢の中でも相変わらずな父だ、笑。


梅干しにカビが生えると

不吉なことが起こるかも…

っていうお知らせだという

説もあるみたいだ。


******************


ミイ『人の命はいつ終わるかわからへんな。』


たぬき『…それでも死にたいと思うんか?』


ミイ『…。生きたい誰かの身代わりに死ねたら1番ええな。』


たぬき『…。アホなこと言うな…。』




20輪目に続く。。

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