15輪目~お巡りさんに止められる父
父はいつも応援してくれた。
どんなときも。
20代前半の頃
終電で帰ることになったので
母に電話をすると
駅の近くで父が自転車で待っててくれた。
駅から歩いて10分ちょいなのに
迎えに来てくれた。
ありがたいことだ。
私は恥ずかしい年頃だったのか
父が迎えに来てくれると
いつも一定の距離を保ちながら
離れて私に付いてきてもらった。
私の後ろをゆっくり
自転車で付いてくる父。
たまに私を通り越して
少し先で待って
私が通りすぎたら
再び後ろからゆっくり
付いてくる。
そんな感じで
ゆっくり私の後ろを付いてきて
追い越したら私が通りすぎるのを
待ってからゆっくり付いてくることを
繰り返しながら5分ほど経った時だった。
後ろで
『はーい、ストップストップー!!』
と声がしたので振り向くと
…お巡りさんに止められている父。
お巡り『これ、お父さんの自転車?』
父『せや。』
お巡り『今、何してたの?』
父『後ろから付けてんねや。』
…その返しアウトー!(ノдヽ)!
私は網ダッシュで引き返して
『父ですー!!ヾ(゜д゜;)』
と叫んだ。
お巡り『…(?_?)本当にお父さん?』
私『はいヾ(゜д゜;)迎えに来てくれたんです!
私が一定の距離を保って後ろから付いてきて!って言うたから…』
お巡り『迎えに来てもらったの?』
私『そーです!父です!私が娘です!』
お巡り『…。。』
父『おいっ!せやから言うたやろが!
後ろから付けてるって!』
とお巡りさんに言ったので私が
『お父さん黙って!!!』
と言ったら黙った父。
それを見た瞬間
疑いの目で見ていたお巡りさんは
お巡り『…(^_^;)あ、親子ですね、笑。よかったです。
気をつけてくださいね。』
と言って走り去った。。
夜遅くに
一定の距離を保ちながら
女性の後ろを
ゆっくり自転車で
付いていく中年の男性。。
…たしかに怪しい。( ̄▽ ̄;)
"女性の後ろを付ける変態"か
"企画物の無許可撮影"でもしていると
思われたのか…。
…父よ。迎えに来てくれたのに申し訳ない。
父『しっつれい(失礼)なやっちゃなー。娘 迎えにいって警察に止められると思わんかったな、しかし。見る目無いぞ、あいつ。知らんけど。』
それから迎えに来てもらう時は
一定の距離は保たず
父と並んで歩くことにした。
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ミイ『ほんまにお父さんに申し訳なかったわ…(-ω- ;)。』
たぬき『別に何とも思ってへんわ。』
ミイ『何でそんなこと たぬきにわかんねん!笑』
16輪目に続く。。




