5話
お待たせしました。
鑑定を終えると新たなアナウンスが流れた。
《ではチュートリアルを開始します。
まずモンスターにはこちらから攻撃を行わない限り襲ってこないノンアクティブタイプと一定の範囲内に近づくと襲ってくるアクティブタイプのモンスターがいます。
そしてエリアボスやレイドボス等のモンスターに関しては特定のフィールドに入らないと戦闘は開始されません。》
《次にプレイヤーがHP0になると戦闘不能、60秒後に死亡となり最後に訪れた街の神殿で蘇生します。
そして死亡すると所持金が半減し、一定時間のステータス二分の一低下のペナルティがあります》
そのアナウンスを聴き、俺はメニューウィンドウからゲージ二種類を引っ張り出し視界の端に常に表示されるようにする。
ゲージはHP、MPの二種類だ。ついでに時計も表示させる。
身体から一定の距離の中空にういた半透明のウィンドウはなんとも不思議な気分になる。
《それでは魔法を使ってみましょう。
杖や魔道書は装備していますか?
素手での魔法発動は可能ですが、武器を装備しているとより攻撃力が上がります》
そういえば装備一覧をよく見ていなかったと思ったのでみたら俗に言う初心者シリーズを装備していた。
だが肝心な武器は短剣しかなく、杖を早く手に入れたいところだ。
《魔法の使用ではMPを消費します。MPは魔力量を表します
MPが0になると【目眩】【貧血】【失神】などバットステータスに陥りますのでご注意ください。
これらのバットステータスはMPを回復することによって回復します》
アナウンスの間、MPゲージが光っていた。
《なおチュートリアル中に減ったHP/MPは終了後に回復します。
また戦闘において敗北した場合は勝利するまで行いますのでご安心下さい。
では使える魔術を確認してみましょう》
メニューで光る所をタップしてゆく。
始祖魔法 ファイアボール MP3
始祖魔法 ウォーターボール MP3
始祖魔法 サンダーボール MP3
始祖魔法 ライトボール MP3
始祖魔法 ダークボール MP3
始祖魔法 ウインドカッター MP3
始祖魔法 アースウォール MP3
始祖魔法 エナジーボール MP3
召喚魔法 召喚 MP5
眷属魔法 眷属化 MP10
世界樹魔法 世界樹の守り MP15
スキル別に表示されているが、まだ初級スキル位しか使えないようだ。
精霊魔法に関しては精霊を発見してからでないと使えないようだった。
《対象を認識して使用したい魔法の呪文を唱えてください》
メニューから選べないのですか。技名やら呪文やら叫びながら戦うの恥ずかしいんですが。いや、ウィンドウを開きっぱなしならメニューから選択できるようだが…
メニューを見ながら瞬時に必要な魔法をタップするのは面倒そうだ。
……スキルに無詠唱があると信じよう。
「ファイアボール!」
杖を掲げて呪文を唱える。初級の魔法は魔術の属性と名前だけ唱えるのだが高度な威力のある魔法ほど呪文が長くなり、詠唱中に攻撃を受けると呪文がキャンセルされると言ってた。
そして出たのは予想通りの『火の玉』だった。だがドラゴンに『火の玉』が当たるが傷一つついておらず、大きく息を吸ってから叫びをあげて、こちらに向かってきた。
慌てて唱えた『アースウォール』だがドラゴンにはただの薄い壁が一枚正面に出てきただけで大したことはないだろう。
慌てふためき連呼してしまったけれど、なんとか結果オーライだった。『アースウォール』のお陰で避けることが出来たからだ。
だがその後は一方的な絶対的強者の蹂躙であった。
次回も戦闘回です。




