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King Colours  作者: TEAM,IDR
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第七話「みどりさん!わたし、役に立ちたいです!!」

第七話 「みどりさん!わたし、役に立ちたいです!!」

(主人公 ブラック1)


とある日の日勤中の出来事…

雪「ブラウンさん…元気なさそうでした…。何かしてあげられないでしょうか…?」

みどり「ん~~夜勤が苦手なのかなぁ?他の仕事に比べれば楽だと思うんだけどなぁ~。まぁ明け方に魔物が出るとさすがにめんどくさいけど。」

雪「でも、引継ぎの時に戦闘はなかったって…」

みどり「…確かに。まだ仕事に慣れていないんじゃない?初めての仕事で初めての夜勤だったら疲れると思うよ。」

雪「慣れていないからなんですかね…。でも、その可能性はありますね。何か…元気が出るようなことをしてあげたいです…。」

みどり「そんなに心配?」

雪「はい………。」

みどり「ん~~……! じゃあ一緒にごはんにでも行く?おいしいもの食べれば元気も出るよ!」

雪「(パァア…)それ、いいですね!あ…でもいつ誘いましょう?もうブラウンさん帰ってしまいましたし…。」

ことみ「おはよー」

雪「あ、おはようございます。」

みどり「おはよー。今日は暇だよー。」

ことみ「そう?それはよかった。だから、仲良くお話してたのかしら?」

みどり「そーそ。ブラウンくんを元気づけようって話をしてたの。」

ことみ「ブラウンを?どうかしたの?」

雪「ブラウンさん、いつも元気がなさそうで…。今日は特に疲れてそうでした…。なので、少しでも元気が出るように何かできないかなって考えてました。」

ことみ「…そう……実はあの子、身寄りがいないのよ。」

みどり「え!?そうだったの!?」

ことみ「家に帰っても誰からも出迎えてもらえないし…仕事をしてお給料をもらっても使い道もないみたいだし…。元気が出ないのも当然なのかもしれないわ…。」

雪「それは…辛いでしょうね……。」(うつむき、涙をこらえる)

みどり「ちょっとちょっと!二人まで元気なくなっちゃったら誰が元気づけるのよぉ!一緒にごはん食べて元気づけるんでしょ?」

雪「そうでした…。ことみさん、ブラウンさんを食事に誘いたいんですけどどうしたらいいですしょう?」

ことみ「食事に…!それはいい考えね!連絡ならあの子、仕事用の無線を常に持ってるからそれに掛ければ出ると思うわ。」

みどり「ケータイ持ってないの?」

ことみ「これがあるならいらないって言ってたわ。」

みどり「この世の娯楽に興味ないんか…」

雪「なんて言って誘えばいいんでしょう…。」(無線を見つめる)

みどり「任せて!」

…ピロロロロ…ガチャ…!

ブラウン「こちらブラウン。どうした?」

みどり「こちらみどりでーす。仕事があるので20時に事務所に来てくださーい。」

ブラウン「了解。」

みどり「あ!お腹を空かせてくること!わかった!?」

ブラウン「…??…わかった。」

みどり「よろしくねー」

ガチャ

ことみ「強引な誘い方ね…」

雪「仕事って言っちゃいましたけど、いいんでしょうか…?」

みどり「あの子は普通に誘ったら来ないだろうから、仕事があるって言った方がいいのよ♪」

ことみ「あの子、危ういところあるから…気にかけてくれると嬉しいわ。ありがとね、二人とも。」

雪「誰かの役に立つのが…ヒーローですから」(微笑む)

みどり「そーそ。同じ事務所の仲間だしね♪」



みどり「お疲れー」

雪「お疲れ様でした」

ことみ「お疲れ様。じゃああの子のこと、よろしくね。」

雪「はい!」

みどり「わかってるって!」


ブラウン「仕事の話があると聞いたが…。」

みどり「お!来たね!じゃあついてきて!」

ブラウン「??仕事の話だよな?事務所でしないのか?」

みどり「あそこだけでやることが仕事じゃないんだよきみー。仲間と一緒に飲みに行くのも仕事のうちってね♪」

ブラウン「はぁ…」

雪「ご、ごめんなさいブラウンさん。でも、わたし、おいしいものを食べて元気が出ればって思って…。」

ブラウン「……………。」

みどり「ほらほら♪せっかくの厚意なんだから遠慮なく受け取りなって♪」



居酒屋に到着

みどり「ブラウンくんはお酒飲むの?」

ブラウン「いや…オレ…酒は飲まない…」

みどり「そうなんだ。雪ちゃんは未成年だもんね。えーっと…あったあった。ソフトドリンクはここだね。二人で選びな♪」

雪「えーっと、わたしはコーラで!…ブラウンさんはどうします?」

ブラウン「…オレは…………オレもコーラで。」

みどり「よっし!他のメニューはあたしに任せて!おすすめの沢山頼んであげるから♪」


焼き鳥、刺身、たこわさ、カキフライ、から揚げ、焼うどん、焼きおにぎり、コーラ、ビール…と沢山の料理が運ばれてくる


みどり「二人ともたくさん食べてね♪」

雪「わぁ…どれもおいしそう…!」

ブラウン「………。」

みどり「ほら、この焼き鳥食べてみて♪ここの焼き鳥絶品だから!」

ブラウン(パクッ)「…おいしい。」

雪(パァア…!)「よかったぁ…」

みどり「…♪ これも食べてみて!これも!これも!」



みどり「ふぅ…食べた食べた♪」

雪「とても美味しかったです!ごちそうさまでした!」

ブラウン「……。」

みどり「…ブラウンくんはどうだった?」

ブラウン「…おいしかったです。」

みどり「何が一番おいしかった?」

ブラウン「…やきおにぎり…」

雪「焼きおにぎり…!おいしかったですよね!」


みどり「一緒にごはん食べると楽しいでしょ?」

ブラウン「…そうですね…。」

雪「少しは、気が楽になりましたかね…?」

ブラウン「気が楽に……そうですね。こんな気分になったのはいつぶりだったか…。」

みどり「まだ、仕事に慣れなくて大変かもしれないけど慣れてきたら絶対楽しくなるから!それに、何かあったらいつでもあたしたちに頼っていいからね♪」

雪「そ、そうです!楽しいこともありますから!元気出してください!」

ブラウン「………。二人とも、ありがとうございました。…楽しい時間でした。それではオレはこの辺で…。」

サァアア…。ブラウンは風に乗って去った。

雪「ブラウンさん、元気出ましたかね?」

みどり「出てたよ。最後、今まで見た中で一番良い顔してたよ♪」

雪「それならよかったですっ。」

みどり「雪ちゃんもどんどん先輩に頼っていいんだからね♪一番年下なんだから。雪ちゃんはいろんな人に優しいから、知らず知らずのうちにストレスためちゃいそうだし。だから、たまにこうやって息抜きでごはん行こうね♪ブラウンくんや、他の人も誘って♪」

雪「はいっ!ありがとうございますっ!」


雪はみどり、ブラウンと一緒に楽しく食事をし、ブラウンを少し元気づけることができたのであった。


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