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King Colours  作者: TEAM,IDR
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第四話「お花見大作戦!」

第四話 「お花見大作戦!」

(主人公 レッド1)


 僕たちがヒーロー活動を始めてから数週間経ちました。

皆の能力にも慣れてきて、顔と名前もバッチリ覚えました! 「Hey! Mr.Brown!!」 「普通に呼んでくれ…」

そして、それぞれの色と戦隊の名前が決まりました!

これでやっとヒーローらしくなる…はずでした。

しかし!相変わらず、うちのヒーローたちは単独行動が多いです。


 出撃の時になっても…。 藍「ほら、出撃ですってよ。いってらっしゃい」/みどり「よっし!表!あたしの勝ち♪じゃ、よろしくね~」と、そもそも一緒に出撃する気がなかったり……

ブラウン「オレ一人で十分です。」/朱祢「私が行けば済むでしょう…金一さん遅いんですよ」と、拒否されたり……

黄慈「では、行ってきます」フワ~~/桃華「出撃します」ギュイィィイン!と、飛べない僕を置いて行ったり……

紫雲「行ってきます」バチバチッ!!/ピカッ!銀河「…っし!ただいまー!」と、もう速過ぎて「もうこれ僕いる?」状態だったりです。↓↓

金一「ユキちゃんとコウくんだけだよ~まともに一緒に出撃してくれるのは~」虎羽「ボクも動きが遅いですから…。協力もしたいんですが、能力の相性が致命的ですよね…」/雪「一緒にがんばりましょう…!」ドーーーン!!金一「でも、護ってはくれないのね…」


 金一「僕、一応レッドなんですけどー。もう全然まとまらないじゃん!全然ヒーローっぽくないんですけど、そこんところどうなんですか!?」ことみ「うっ……でも、仕方ないじゃない…」

ことみ「実際一人でもなんとかなっちゃうし、怪人の出現率が低いここら辺の地域だと5人で出撃なんてコスパの悪いことできないのよ…」金一「にしてもこれじゃ…これじゃあ全然認知されないよ!」

ことみ「それなら、この前新聞に載ったじゃない…アハハ…」金一「悪目立ちしただけでしょ。しかもバラレンジャーとして載ったわけじゃないし」

金一「知名度を上げる活動が必要だよ!それに、こんなやり方続けてたら全然仲良くなれないよ!」ことみ「う~~ん。そうねぇ~知名度を上げて…皆と仲良くなって…」

二人「う~~ん……」金一「あっ!いいこと思いついちゃった!」


 金一「みんなでお花見をしよう!」ことみ「お花見?」 金一「そう!お花見大作戦!」

金一「親睦を深めるためにお花見をしようよ!みんなで集まって、ワイワイすれば楽しいし、全員での写真が撮れるでしょ?」ことみ「写真?」

金一「察しが悪いなぁ…バラレンジャーとしての写真を撮って、ブログやSNSに投稿すれば知名度が上がるでしょ?仲良くもなれて一石二鳥だよ!」

ことみ「なるほど!いいアイディアね!早速みんなの予定を聞いてみましょう!」

ことみ「明後日には皆集まれそうね!」金一「やったぁ!あ…でも全員が休暇を取ったら、怪人が現れた時どうするの?」ことみ「何言ってるの、その時こそ全員で出撃すればいいじゃない!」


 ということで、お花見当日。金一「うわぁ!皆私服かわいいね!」

藍「ふふん!も~っと褒めてもいいのよ?」

雪「あ、ありがとうございますっ…!」

みどり「見る目があるねぇ~」

金一「二人もとっても似合ってるよ!」朱祢「…ありがとう……」ことみ「ありがと!」


 銀河「で、どこで花見するんだ?」ことみ「え~っと桃華ちゃんが場所を取ってくれているはずだけど…」金一「どこかな?…あ!いた!」

桃華「皆さま、こちらです!お待ちしておりました。」みどり「おぉ~すごい良い場所!」朱祢「綺麗ね…」

金一「こんな良い所、取るの大変だったんじゃない?」桃華「人がいない深夜からでしたので場所の確保は容易でした。」金一「深夜から!?」

桃華「はい。ちなみにこの場所は2000通り以上の『花見に適した場所』を参考にしてありますので、指定座標内であれば最も“良い場所”だと思います。いかがでしょうか…?」藍「桃華、素晴らしいわ。その忍耐力と知識と観察力、さすがロボットね。わたくしのお屋敷にも一台ほしいわ。」

金一「ロボットとは言え大変だったでしょう?ほんとにありがとね。はい、温かいお茶。」桃華「いえ…ワタシは……お役に立てたならなによりです。頂きます。」


 銀河「……よっし!桜はもう見たな!」虎羽「お腹を空かせて来いと言われたので、そろそろお腹が空きましたね…」紫雲「俺もお腹空いちゃったなぁ。ところで、その大きい箱はもしかしてお弁当ですか?」

金一「よくぞ聞いてくれました!僕がこの日のために気合を入れて作ったお弁当でーす!じゃじゃ~ん!!」みどり「おお!すっご~い!」雪「おいしそう…!」

金一「さぁさぁ皆、どんどん食べて!」 一同「いただきま~す!!」

朱祢「見た目にもこだわっているのね。」ことみ「彩も良いし、飾り切りもしてあるのね!」銀河「黄慈さん確か、煮魚も入っていたはずっすよ!」黄慈「お魚も入っているのか。実は肉より魚派なんだ。」

金一「あれ?中身のこと話したっけ?」雪「おいしいですね!」ブラウン「…うん。」


 金一「実は、お酒も一応あるんだけど、飲む人いるかな?」みどり「は~い、あたし飲むー!」銀河「俺は……今日はやめておこうかな!金一さんは飲んでくださいよ!ここからは俺と桃華ちゃんが仕切りますから!」桃華「はい。お任せください。」

金一「そ、そう?じゃあお言葉に甘えて飲んじゃおうかな?」紫雲「せっかくだから僕は頂こうかな。黄慈さんもいかがです?」黄慈「誘われちゃ、断るわけにはいかないね。」

みどり「ことみは飲むよねー?あれ?藍ちゃんは飲めないんだっけぇえ~?」ことみ「うん!私も飲んじゃおうかな!」藍「なんなんですの?そのムカつく顔は?わたくしが飲めないとでも!?」

虎羽「未成年なのはボクたちくらいか。」雪「そうですね。みなさん、大人ですね…。朱祢さんとブラウンさんは飲まないんですか?」ブラウン「オレは飲まない。」朱祢「私はお酒弱いから…」

お酒も入ってますますお花見は楽しく……とはならず、バラレンジャーは混沌と化した…!!


 金一「みてみて~酒アイス~…ちなみに酒と鮭がかかっている」(お酒を凍らせて棒アイスにする金一。その形は魚の形をしている) 紫雲「わーすごいですねー僕にも一本くださいよ~」(魚群に見えている紫雲。伸ばした手は虚空をつかむ)みどり「だっはっはっはっは!!」(なんか面白くなった) アンシィ「マグロじゃねーか!」

藍「も~あたくしったらほんろにたいへんな人生でしてねぇ~こまっらもんよ」黄慈「うう…そうか…それは寂しいな…うぅ…」

ことみ「おい!虎羽!雪!酒がたんねぇだろぉ!?はやくつまみと一緒に買ってこいばかやろー」虎羽・雪「はい!ただいま!」

ことみ「ところで藍ちゃんちぢんじゃったんじゃないのぉ~?」桃華「ことみさま、ワタシは桃華です。藍さまはあちらで2秒ほど前から爆睡状態です。」

銀河「桃華ちゃんががっちり絡まれちまった。」朱祢「何このカオス…」ブラウン「…ふっ…オレも買い出しの手伝いに行ってくるか…」


 怪人「はっはっはー!!ヒーローどもが油断しおったな?」朱祢「なに?」銀河「来やがったな」

怪人「さすがのお前らもこんな酔っぱらった状態では勝てまい。この前の借り、返させてもらうで!」銀河「はっ!紫雲一人にやられておいてよく言うぜ!」金一「待った!!」

金一「まぁまぁ下がってな、銀ちゃん。僕はレッドだよ?リーダーを差し置いて戦うのはあか、んでぇ~レッドだけに。」銀河( ゜д゜)ポカーン

シーーン。金一「あらっ?面白すぎて声も出ない感じ?まぁいいや。レッドになった時からずっと、リーダーらしいことしたかったんだよ。」ピキピキィ…

怪人「なっ!?地面が凍っとる!脚が、動かへん!」金一「薔薇薔薇戦隊バラレンジャー、レッドローズがお前らを倒す!」


 変身し、赤色のスーツを身にまとい、大剣をガンッ!と凍った地面に下す。

ゴリゴリと音を立てながら大剣を引きずり、怪人に近づく。金一「お前には、氷にはもうこおりごりだよ~と言ってもらうぞ」

怪人「くそっ!いややー!そんなアホみたいな捨て台詞でやられとうない!お前ら何とかせぇ!」他の雑魚怪人ももがいている。

金一「無駄だ、僕の絶対零度領域(セカイ)で動けるものなどない。」大剣を振り上げる。「終わりだ」

ツルっ!! 金一は……滑った……


 ガン!!1カメ(大剣が怪人にヒット)

ガン!!2カメ(転んだレッド)

ガン!!3カメ(怪人の頭に直撃)

ガン!!4カメ(怪人の顔にドアップ)

パキィン…(氷が割れ、倒れ込む怪人)ドサァ…(転んでうつ伏せになるレッド)


 怪人「お、覚えてやがれぇ…」怪人たちはそそくさと立ち去る。

だがしかし、レッドは顔をあげない。周りの人たちは全員シーンとしている。

銀河「だ、大丈夫っすか…」金一「銀ちゃん…!恥ずかしくて顔あげらんないよ!助けて…!」と小声で話すレッド。

銀河「わかりました。俺がなんとかしますから!」金一「ほんとかい!?」銀河「はい!もう周りの人からは見えにくくなってますんで!」

金一「はぁ~よかった!」と、立ち上がったレッドの顔にはモザイクがかかっていた。朱祢「プライバシー保護されてる!?」


 朱祢「怪我は…していないみたいですね…」金一「大丈夫だよ、ありがとう。せっかく、レッドらしくカッコいいところ見せようと思っていたのにな…」??「…か、かっこよかったですよ!!」

周りの人たち「そうだ!かっこよかったぞー」「あんちゃんカッコイイぞー!」「あんな状態で勝てるなんてすげーよ!」「よ!我らのヒーロー!」金一「みんな…」

金一「うう…僕、ヒーローになってよかったよぉ…」なぐさめる朱祢と銀河

銀河「カッコよかったっすよ!レッドらしくて!!」朱祢(かっこ…いい…?)ことみ(レッド…らしい…?)

金一「みんなありがとう!今回はちょっと失敗しちゃったかもだけど、この街の平和は僕らバラレンジャーが護るから!これからもよろしく!」


 その後、周りの人たちを巻き込んでの花見(宴会)が始まった。バラレンジャーはこの一件で更に知名度が上がり、地域の人々から認められ、慕われるようになったのだった。

そして、お花見の最後に、全員で写真を撮った。桜の下でバラレンジャーとしての写真を。

その写真は女子を中心にして、ネットにあげられた。

翌日、バラレンジャーの写真は世間でちょっとした話題になっていた。全員で撮った写真が話題を呼んだ…わけではなく、

「転びながら怪人を倒すマヌケなヒーロー」として全国に知れ渡ってしまうのであった…。ことみ「も~!また変な方向で有名になっちゃったじゃない!」金一「ごめんなさ~い!」


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