第四十話「最高のクリスマスパーティー!!」(レッド5)
第四十話 「最高のクリスマスパーティー!!」
(主人公 レッド5)
①クラウンを破壊したことで超能力のことがバレてしまった僕達は世界連合から解散を命じられた。
②理由は二つ。
元凶のクラウンが無くなれば、ヒーローの必要性も薄れていくと予想できるから。
力の存在を秘匿するため。
この二つ。
③世界連合としてはすぐにでも解散してもらいたかったみたいだけど、僕らは年内までに引き延ばした。何故なら『クラウンを所持していた種族が報復のために巨大惑星を地球に落とす』と、銀ちゃんが未来予知していたからです。
④それに、『バラレンジャーとしてのけじめもつけたい』ということちゃんや、コーくん達の希望もあった。
⑤それと…皆と別れる心の準備もできていなかったしね…
①ヒーローとしての責務を果たす為にも、巨大惑星落下の日時に合わせて最後のヒーローショーを計画していた僕たち。
②そこに、ディラナウスの王、コンケラヴァリスが現れる。
③洗脳されたふりをしながらコーくん、ブラウンくんの二人と戦ったみどりちゃん。
④銀ちゃん曰く、あの戦いには色々な意味があったらしい。正直、僕には難しくてよく分からなかったけど……
⑤確かなのは、ちょっとだけ本気で戦えたみどりちゃんが、その戦いに大きな楽しさを見出したということ!
①いつもはあんまりやる気がないみどりちゃんだけど、最後のヒーローショーは敵役を全部引き受けると提案してくれた。
②そのおかげで世界中の会場――計11個を使った前代未聞のヒーローショーが実現したのであった!
③一人一人が別々の会場で戦うことになったのは――
④なんだか僕たちらしくてよかったなぁ…
⑤皆が大迫力の戦闘をしたのはもちろんだけど、その中でも特にモモちゃんの会場はすごかった!
①紫雲くんが言うには次世代のロボットの運動性能試験も兼ねてたみたいだけど…
②5体のロボットが見せる完璧な連携技は見ごたえがあったし、僕らの戦いの中では一番現実味があったから盛り上がり方もひとしおだった。
③そして最後はバラレンジャーロボを使って超必殺技の連発!
④虹色の流れ星。未来を託す演説。
⑤僕らの活躍が歴史に残ることは無いけれど…
世界を救った『ヒーロー』として、しっかり役目を果たせたんじゃないかな!
①最後のショーを終えてから数日後。今日はクリスマス!
②僕たちは藍さんのお屋敷にお邪魔してパーティの準備をしています!
③買い物袋を両手に提げた男子メンバーたちが帰宅する。
金一「ただいま~!食べ物と飲み物、いっぱい買ってきたよ~」
④ことみ「おかえりなさい!」
桃華「お帰りなさいませ」
みどり「おっ!戻ってきたね~」
部屋の飾りつけをしている女子メンバーたち
⑤黄慈「おっ、立派なクリスマスツリーができてるね」
雪「はいっ!朱祢さんと一緒に飾りつけました!」
銀河「おー!でっけぇツリー! やっぱ、金持ちの家は違うな!」
①藍「当然ですわ!この日のためにわざわざ本物のもみの木を用意させたのよ」
ブラウン「すごいな……」
みどり「綺麗でしょ~?朱祢ちゃんがこだわって飾りつけしたんだよ~」
虎羽「さすがですね。完璧な配置です」
②朱祢「別に…普通よ」
みどり「またそんなこと言って~ あたしを押しのけてまでやってたのにぃ?」
朱祢「みどりが適当にオーナメント付けまくってたからでしょ! イルミネーションもぐちゃぐちゃに巻き付けるし…」
③紫雲「ことみさん達は何をしてるんですか?」
ことみ「クリスマスリースを作ってるの!好きな物をくっつけて世界に一つだけのオリジナルリースが作れるのよ!」
④麗「わたしは、藍さんのお庭で拾った松ぼっくりと落ち葉を使ってます…!」
金一「へ~!いいね!…藍さんは何を…?」
藍「…わたくしは、折り紙で壁に飾れるオーナメントを作らされてるのよ」
⑤金一と紫雲は、テーブルの上に置かれた折り紙へ視線を向けた。
そこには、何度も折り直したのであろう、しわだらけのクリスマスボックス。
微妙に歪んだ星。
そして、顔が描かれていなければ、サンタなのかトナカイなのか判別できない赤色と茶色の謎の物体……
①金一・紫雲「「………………」」
顔を見合わせる金一と紫雲
藍「…何よその顔は……」
②紫雲「…ぷっ…はははっ!」 金一「あはははっ!」
藍「っ! だから嫌だったのよ…!
…こんな見栄えの悪い物作らなくても、オーナメントなんていくらでも用意できましたのに…!」
③金一「ごめんなさい……でも、藍さんにも苦手なこととかあるんだって思ったら、なんだかおかしくて……それを見せてくれたことも、ちょっと嬉しかったんです」
藍「…!」
④紫雲「えぇ…皆のために、こんなに頑張って作ってくれたなんて…。より一層、藍さんに親しみが湧きましたよ」
藍「……………」
⑤ことみ「…ねっ!作って良かったでしょう?」
藍「………ふんっ!」
①金一「あっ、そうだ! この後、料理の準備を手伝ってほしいから飾りつけチームから何人か助っ人が欲しいんだけど…」
②ことみ「いいわよ!誰を指名するのかしら?」
みどり「金ちゃんは誰を選ぶのかな~?」
黄慈「バラレンジャーのリーダーとして、ぼく達をどう評価してたのが分かるね…」
③虎羽「そう言えば、あんまりボクらのことどう思ってるのか聞いたことありませんでしたね…」
ブラウン「たしかに…気になるな…」
金一「えぇっ!?…そんなふうに言われたら選びづらいよぉ……」
銀河「さぁ、リーダー! 誰を選ぶんだ!?」
④金一「うーんと…えーっと……あわわわわ……」
朱祢「…はぁ…そんな迷うことなくないですか…?…私はツリーの飾りつけ終わったんで手伝いますよ」
金一「あ…朱祢ちゃん!」
⑤雪「わ、わたしも…少しならお料理のお手伝いできると思います…!こっちももう終わりましたし…」
ことみ「じゃあ、朱祢ちゃんと雪ちゃんは調理チームへ移動よ! その代わり、ブラウンくんと虎羽くんは飾りつけチームに入ってもらおうかしら」
ブラウン「わかった」
虎羽「はい」
①ことみ「それから…黄慈さんも料理できますよね?」
黄慈「まぁ、一人暮らしが長いからね。簡単なものなら問題ないよ」
ことみ「では、黄慈さんも調理チームへ」
②ことみ「紫雲くんも料理できそうだけど、こっちで指揮をとってもらおうかしら」
紫雲「了解です、任せてください」
ことみ「桃華ちゃんは、紫雲くんに作業を引き継いで調理チームへお願い。正確に動ける桃華ちゃんはあっちの方が適任だと思うわ」
桃華「かしこまりました」
③ことみ「私も、これが完成したら調理チームへ加わるわ」
麗「わたしは…どうしましょう…?」
ことみ「麗ちゃんは、ここで銀河くんとみどりちゃんを監視しておいて!」
麗「はっ、はいっ!」
④銀河「おれ、監視対象かよ!」
みどり「えー!あたし、あっちが良かったな~」
ことみ「銀河くんはそそっかしいから、調理チームの仕事増やしそうだし…みどりちゃんはつまみ食いしたいだけでしょ!」
⑤銀河「…ぐっ…たしかに…」
みどり「あはっ…ばれてるー」
①ことみ「最後に、藍さんは家主ですから調理チームについて、道具の場所とかを教えてください」
藍「…えぇ、分かったわ」
②ことみ「…という感じのチーム分けでどうかな?って…あぁっ!ご、ごめん金一くん…つい、いつもの癖で……」
③金一「す…すごいよことちゃん!」
ことみ「へぇっ!?」
金一「やっぱりバラレンジャーの指揮官はことちゃんだよ~!」
ことみ「そ、そう~?」
④桃華「やはり、ことみ様の号令が無ければ始まりませんね」
紫雲「うん。 ことみさん、いつものように音頭を取ってくださいよ!」
ことみ「…! …そうね……コホン……それじゃ――」
⑤ことみ「バラレンジャーのクリスマスパーティ大作戦!開始するわよ!!」
「「「「おぉおおおーーーーっ!!!!!」」」」
①こうして…
金一、朱祢、藍、雪、黄慈、桃華、ことみ調理チームとして
②料理の準備をし……
③みどり、ブラウン、虎羽、紫雲、銀河、麗が飾りつけチームとして
④会場の準備をした……
⑤銀河「ははっ!いい顔してんな、そのサンタ!」
麗「ふふっ!それ、藍さんが作ったんですよ!」
虎羽「味がありますね」
①金一「一狼さん、大きな平皿ってありますか?」
一狼「えぇ…確か、ここに…」
雪「金一さん、お湯が沸きました!」
金一「うん!わかった!」
②黄慈「野菜の皮むき、終わったよ」
金一「ありがとうございます!次は、このお皿に盛り付けをお願いします! あ、藍さんはこれを温めておいてください!」
藍「……………」
③朱祢「ケーキ用のお皿は、この辺に置けばいいですか?」
金一「うん、大丈夫!」
ことみ「フォークも出しておきましょうか」
藍「…………………」
④雪「グラスと取り皿、運んじゃいますね!」
金一「ありがとう!」
黄慈「ぼくも手伝うよ」
藍「…一狼!」
一狼「はっ!」
⑤藍「電子レンジの使い方を教えなさい」
一狼「はい…えーっと…500Wで1分半だから……」
金一「………………」
①金一「藍さん!次は、これでジャガイモを潰してくれませんか?」
藍「…これで…?」
②藍「潰すだけなら、わたくしの能力で…」
手をかざす藍
金一「あー!ダメですよ!こういうのは手作り感が大事ですから!」
③藍「…手作り感…?」
金一「そうです!…まぁ、とにかくやってみてください!」
藍「……………」
④金一「よしっ!うまく焼けた!」
ことみ「スープもイイ感じよ!」
⑤雪「どうですかっ?うまくできました?」
藍「…これ…合っているのかしら……あまり潰れてない気がするのだけど……」
①雪「大丈夫ですよ! あっ、金一さん!これって、もう味付けもしちゃっていいですか?」
金一「うん!あと、これも一緒に混ぜてくれる?」
雪「はいっ!」
②塩胡椒、マヨネーズ、ミックスベジタブルを加え、味を調える雪
雪「うんっ!これでバッチリだと思います!」
藍「………………」
③雪「あれ…どうかしましたか…?」
藍「……わたくしが作るより、貴方が作った方がいいんじゃないかしら…?…料理なんて…したことないのよ……」
雪「……………」
④雪「そんなことありません」
藍「……!」
雪「きっと…藍さんが作った方が美味しいですよっ!」
⑤藍「…ことみも金一も貴方も…どうしてわたくしに作らせようとするのよ……」
雪「まぁまぁ!わたしも最後までお手伝いしますから!」
藍「…………」
①みどり「あ~ぁ お腹空いたな~」
紫雲「どれも美味そうだな…」
銀河「あぁ!どれから食うか迷うぜ!」
②麗「まだ、揃ってないんですから…食べちゃダメですからねっ!」
黄慈「まだ、運ぶ料理はあるかな?」
金一「あとはポテトサラダだけです。もう来ると思うので、先に飲み物の用意、しちゃいますか」
③ことみ「そうね。待ちきれない人たちがいっぱいいるみたいだし…」
銀河「ほらほら!飲みもん配るぞーぃ!」
「「わーい!」」
④ガチャッ!と扉が開く
雪「皆さん、お待たせしましたっ!最後の料理、完成です!」
「「おぉっ!?」」
⑤藍「わたくしが作った、クリスマスツリーポテトサラダよ」
「「おぉおおおーーーー!!」」
朱祢「おいしそう…」 麗「とっても可愛いですねっ!」
虎羽「食べるのがもったいないくらいですね」
①ことみ「みんな!グラスは持ったわね? それじゃ…ヒーローショーの大成功を祝って! そして、世界を救ったヒーローたちに!乾杯!!!」
②「「「「乾杯―!!!!」」」」
③グビッ…グビッ…グビッ……
④ことみ「ぷっはぁ~~!さいっこう!!」
銀河「あー!!美味い!!!」
紫雲「あぁ~~…染み渡る…!!」
⑤ブラウン「さぁ…!」
虎羽「たらふく食うぞ…!!」
みどり「いただきま~っす!」
①麗「っ~!ローストビーフ、最高ですぅ~!」
金一「ほんと?よかったぁ…!」
黄慈「うん…ワインとの相性も抜群だ…!美味しいよ!」
②桃華「とても美味しいですね」
雪「うんっ!いっぱい食べようね!」
ブラウン「…! このお菓子…うまいな……」
朱祢「それ、私のおすすめよ」
③虎羽「チキンがこんなに沢山…!幸せだ…」
紫雲「食べ放題だぜ…!」
みどり「バケットにも乗っけちゃお~♪」
④銀河「星型人参、もーらいっ!」
藍「…! このスープ、美味しいわね…」
ことみ「そうですか!?お口に合ってよかったです!」
⑤麗「黄慈さんっ、お注ぎしますよ!」
黄慈「あぁ、ありがとう」
銀河「虎羽~!飲んでるか~?ほら、もう一杯!」
虎羽「ありがとうございます」
①金一「…ポテトサラダのお味、いかがですか?」
藍「……………ジャガイモは潰しきれていないし、混ぜ方も甘いわ。味にムラもあるうえに、見た目も不格好……こんな下手な料理、生まれて初めて食べたわ…」
②金一「……………」
藍「……でも――」
③藍「不思議ね……記憶に残る味……。…悪くないわ…」
金一「…!」
ことみ「…楽しかったですからね。一緒にお料理できて…!」
④雪「はいっ! 思い出の味です…!」
金一「…手作りの良さ、分かってもらえました?」
⑤藍「……えぇ……貴方達のおかげでね……」
みどり(…! 珍し~、藍ちゃんが素直になってる…♪)
①そこからは、心ゆくまで食べて…
②飲んで…
③語り合って…
④笑い合った――。
⑤ことみ「さぁ!そろそろケーキを食べましょう!」
銀河「おっしゃぁ!」
みどり「待ってました!」
①ジャジャーン!と、登場する3種類のケーキ。
「「「「おぉおおおーーーーっ!!!!」」」」
②藍「星乃家御用達の一流パティシエに作らせたケーキよ!ありがたく頂きなさい!」
「「やったー!!」」
③桃華「切り分けはお任せを…!」
ことみ「チョコケーキ食べたい人は何人いるかしら?」
紫雲「はい!」
みどり「はい!はーい!」
④金一「そうそう!そのくらいの温度にするとクリームが溶けて切りやすくなるんだ」
虎羽「…っ……ヒーローやってなかったら、ここまで繊細な温度変化は操れませんでしたよ」
正確に切り分ける桃華、包丁の温度を調節する虎羽、見守る金一
朱祢「はい、どうぞ」
雪「ありがとうございますっ!」
ケーキの乗ったお皿とフォークを渡す朱祢
⑤一狼「紅茶をお淹れしました…」
藍「ご苦労様…今日はもう下がっていいわ。メイド達にも、忘れずにケーキを渡しておくのよ?」
一狼「かしこまりました…」
①ことみ「それじゃあ、ケーキもいただきましょう!」
「「いただきまーす!!」」
②みどり「う~ん…!!おいし~い!」
麗「とろけるような美味しさです~!」
③金一「やっぱり、プロの仕事は違うなぁ…」
ブラウン「この前、金一くんが作ってくれたケーキも…オレは好きだけどね」
銀河「あぁ!全然負けてないぜ!また作ってくれよ!」
金一「っ!ほんとに!? えへへ~照れるな~」
④朱祢「この紅茶…すごくいい香り……」
雪「ケーキにもよく合います~!」
黄慈「あぁ…淹れ方も上手いんだろうけど、茶葉にも相当こだわってるんじゃない?」
藍「あら、お気づきになりました? ふふっ…わたくしのお母様、紅茶にはとてもうるさいんですの」
⑤紫雲「さっきまで腹いっぱいだったのに…これは食えちゃうな…」
桃華「やはり人間には、“別腹”という機能があるのでしょうか」
ことみ「えぇそうよ!人間は時に、限界を超えられるものなのよ!」
虎羽「…いいセリフですけど…ケーキ食べながらじゃ、カッコつかないですね」
①みどり「ふー…食べた食べた……」
麗「お腹いっぱいですぅ…」
②ことみ「……それじゃあ…そろそろお開きにしましょうか…」
③「「……………………」」
ことみ「…え…? まだ、何かし足りない?」
④「「「「………………………」」」」
⑤金一「…これで…本当に終わっちゃうの……?」
ことみ「え……」
①金一「これ…ヒーローショーの慰労会、兼クリスマスパーティってことだったけど…ほんとの所、バラレンジャー解散の会だよね……」
「「「「………………………」」」」
②ことみ「……仕方ないわ……皆、それぞれの道があるんだし…ずっと一緒ってわけには……」
金一「……………………」
③金一「確かに…このメンバーで、ずっと一緒にヒーローやっていくことは出来ない…。でも…!バラバラだった僕らがやっと一つになれたのに……これで終わりって………」
ことみ「………………………」
④銀河「…それぞれが違う道を進むとしても、おれ達は世界を変えられるほどの力を持つ存在だ。 『理想の可能性』の為に、今後も協力してもらうことになると思う…」
金一「………………」
⑤銀河「…でも…金一さんが言いたいのは……そんな繋がりじゃ、ないっすよね?」
金一「…!」
①黄慈「ぼくは、力が有る無し関係なく…またこのメンバーで集まれたらいいなって思うよ」
雪「っ…! わたしもですっ…!」
みどり「うんうん…皆といると、楽しいし…♪」
②紫雲「仕事仲間だった…で、終わらせるにはあまりにも惜しい関係です」
ブラウン「あぁ……離れたくないな……」
麗「わたしも…こうして、皆さんとまたお話ししたいです……!!」
③虎羽「たとえ違う道を進んだとしても、会う時間くらい作れますよ」
桃華「はい。タスクは山積みですが…それよりも、皆様との時間を優先したいです」
朱祢「……たまにだったら、まぁ…」
藍「…そうね…たまにで充分だわ…こんな騒がしい時間…」
④みどり「二人とも、素直じゃないな~」
藍と朱祢の肩を抱くみどり
ことみ「…そっか……みんな、気持ちは一つだったのね……」
銀河「…ってなわけです――」
⑤銀河「バラレンジャーとしての活動は、これで区切りかもしれないっすけど…おれ達はもう、バラバラじゃないんです。 また…いつでも、何度でも会いましょう…!仲間として…!!」
金一「…みんな……!!」
①金一「よかったよぉ…!これでお別れかと思っちゃったからさ……って、ことちゃん!?」
ぽろぽろと涙をこぼすコトミ
②金一「ど、どうしたの……!?」
ことみ「ぅ…っ……ごめんなさい……ぐすっ……なんだか…『夢』みたいで………」
③ことみ「…私…みんなに出会えて、本当によかった……!」
④優しく微笑む一同
⑤藍「まったく…!気恥ずかしいったらありゃしないわ! ことみ、さっさと締めなさい…!」
ことみ「…! …そうですね……コホン――」
①ことみ「……バラレンジャーとしての作戦はこれで最後です……一度の敗北も無く、誰一人欠けることなく終えることができて、本当によかった…
…私にとって『理想のヒーロー』は、誰かの為に闘えるだけじゃなく…必ず帰ってきてくれる人だったから…」
②藍「…………………」
③ことみ「…大変なことも…失敗した時もあったけど…それを乗り越えられたのは、ここにいる13人がいたからだって思います。
…誰か一人でも咲けていなかったら今の私たちは無かった……そんな気がします…」
④ことみ「だから……司令官として言わせて……皆、よく頑張ったわ!! そして……そんな貴方達と仕事が出来たこと、一生の誇りよ…!!」
⑤ことみ「……ただいまをもって、『バラレンジャークリスマスパーティ大作戦』を完了し…バラレンジャーを解散します!
短い間だったけれど、今までありがとうございました…!」
深々と頭を下げるコトミ
①パチパチパチ……
拍手する一同
②ことみ「さぁっ!バラレンジャー編はこれでおしまい!ここからは永遠の友情編、スタートよ~!!」
「「「「……!!!」」」」
③ことみ「みんな!これからもよろしくねっ!!」
ワァァアアアアアアッ!!!!
④ことみ「湿っぽい話はこれで終わりよ! せっかく、こんな広いお屋敷でお泊り会ができるんだから!とことん楽しむわよ~!」
「「「「おおぉぉーーーーーーーーーーっ!!!!!」」」」
⑤金一「お風呂に入ったら、みんなでゲームしようね! いっぱい持ってきたからさ!」
藍「はぁ…だから貴方だけあんなに大荷物だったのね…」
雪「あははっ、なんだか修学旅行みたいですねっ!」
①僕らはその後、またたくさん話して…
②たくさん遊んで…
③毎年、お正月に集まる約束をして解散した。
④行く先はまたバラバラだけど――
ヒーローが紡いだ絆が、また僕らを引き合わせてくれる……
⑤その時はまた……ふふっ……何をしようかな…!




