第三十二話「紅葉狩りだ!バラレンジャー!!」(レッド4)
第三十二話 「紅葉狩りだ!バラレンジャー!!」
(主人公レッド4)
①バラレンジャーはたまに近くの遊園地にヒーローショーをやりに行きます。
②休日に行くことが多いですが、通報が少なくなってきた最近では平日であってもやりに行くことがあります。 マニアの方達が集まっていたり、学校終わりに見に来る学生達がいたりして、平日でも意外と賑やかです。
③下っ端の敵役はモモちゃんとしーくんが作ってくれた頑丈で良く動くマネキンみたいなやつを使ってます。
④幹部級の敵役はバラレンジャーの中から選抜されます。…が、能力的に盛り上がるコーくんやシーくん…
⑤みどりちゃんになりがちです。物語の大筋は決まっていますが、みどりちゃんはアドリブでやる方が好きみたいです
①ショーは集まったメンツによって演出や方向性が変わります。
②例えば、銀ちゃん、コーくん、シーくんがいる時はド派手な演出で会場は大いに盛り上がります。 ボォオオッ!!!
③バチバチッ!! ピカッ!!!
④みどりちゃんが敵役の時は闇のオーラで雰囲気を盛り上げて…
みどり「あっはっはー!ヒーローよ、街の平和を取り戻したければこのあたしを倒してみることね!」
⑤激しいバトルで会場を盛り上げてくれます
①ドシュンッ!!
みどり「!!」
どこからか、矢が飛んでくる
②朱祢「そこまでよ。私のいる街で、悪事は許さないわ」
みどり「現れたな~ バラレンジャーのスナイパー…!」
朱祢「ふん」
③シュタッ! と、高台からひとっ跳びでステージに着地する。
みどり「おや~?弓使いが、位置の有利を捨てていいのかな~?」
朱祢「えぇ…」
④朱祢「じゃないと、お客さんが見づらくなるわ」
金一「それは言わなくていいよ!?」
アハハ!と会場から笑いが起こる
⑤みどり「近接であたしに張り合うつもり~?」
朱祢「人数が多いから、ハンデよ」
みどり「その減らず口、いつまで続くかな!」
と、このように朱祢ちゃんはショーにスパイスを加えてくれます
①雪ちゃん、オージさんはブラウンくん、朱祢ちゃんに比べると出番は少ないですが…
②「おぉ!今日はブラックローズがいるぞ!」 「がんばれー!」 「俺…あの子、推しだな…」
③「あっ!ホワイトローズだ!」 「あのいぶし銀な活躍がカッコいいんだよなぁ」
④ドカァン!
爆発で敵を蹴散らす雪
⑤ズドンッ!
槌で敵を押し潰す黄慈
「「おおーー!!」」
と、二人とも人気があります
①モモちゃんは、ことちゃん、麗ちゃんと一緒に裏方で動くことがほとんどですが…
②新しい兵器を開発した時、試運転も兼ねて敵役として機械軍団を引き連れて登場します
③「今日の敵はパープルエンパイアだ!」 「どんなロボットが出てくるのかなぁ?」
④桃華「フッフッフ…来ましたねバラレンジャー…」 銀河「また性懲りもなく悪さしているのか!」 ブラウン「今回はどんな兵器を使うつもりだ!」
⑤桃華「今回はコレです!触れたら終わりのチェーンソー軍団で勝負です!」
ブォオオオンッ!!! ギュィイイイン!!
①桃華「さらに、周りを見てみなさい。ジャミング装置と光粒子を反射する装置を用意しました!」
銀河「なにっ!?」
紫雲「くっ!これじゃ俺たちの力が発揮できない…!」
②ことみ「おーっと!バラレンジャー、絶対絶命です!一体どうなってしまうんだ!?」
??「お待ちなさい!」
③ことみ「こ、この声は!?」
桃華「! 誰ですか!そこにいるのは!?」
④上を見上げると、緑色のスーツをまとったヒーローが立っていた
藍「わたくしが、海外へ行っている間バラレンジャーはこんなにも腑抜けてしまったのかしら?」
⑤「あれは!」 「知っているのか!?」
①「長らくショーには不在だった幻のグリーンローズ! まさか、初お披露目に立ち会えるなんて…!」 「すげーぞあれ!本当に浮いているみたいだ!」
②カツカツと空中に作り出した階段を下りる藍
桃華「くっ!?体が押さえつけられたように動かない!?これがグリーンローズの能力!?」
藍「ヒーローたる者、悪に屈することなどあってはありませんわ。さぁ…」
銀河たちに手を差し伸べる藍
③銀河「あぁ!そうだったな!」
紫雲「僕たちはヒーローだ!守るべきものがある限り…」
ブラウン「正義が負けることはない!!」
藍「えぇ、反撃開始ですわ…優雅にね」
④「「うぉおおおおお!!!」」 「いけー!」 「負けるなー!」
ことみ「盛り上がって良かったわ…」
みどり「セリフとか演出とか、注文多かったからね~ 頑張った分、盛り上がってくれなきゃ」
⑤麗「さすが藍さんですねっ!」
金一「元女優としてじゃなく、グリーンローズとして人気になるって意気込んでたもんね!」
ことみ「ふふっ…藍さん、いきいきしてるわね…」
①藍「これで終わりよっ!」
ズバッ!!
桃華「ウワー!や…やられた……」
ドカァン!!
②藍「ふっ…これで一件落着ね」
「うぉおー!二刀流スタイル、かっこいい!」 「おれ、グリーンローズのファンになっちゃったよ!」 「グリーンローズ様…美しいわ……」
③黄慈「一気にファンが増えたみたいだね」
ことみ「今日の物販は気合入れないとね!」
金一「………………」
④黄慈「ん?金一くん、どうしたんだい?」
金一「これを見てください……」
携帯の画面を見せる金一
⑤「グリーンローズ最強か?」 「ここまで引っ張って弱いわけないだろ」 「一番地味なポジションのグリーンが最強格で草」 「ってか逆にレッド弱すぎじゃね?」 「レッドよりブラウンが目立つ戦隊www」
麗「こ…これは……」
①黄慈「金一くん、こういうのは気にしちゃダメだよ」
麗「そ、そうですよ!強さだけが人気につながるわけじゃないじゃないですか!」
金一「でも…この間、子どもが話してるの聞いちゃったんだ…」
②「ねーねーパパ、レッドとシルバーってどっちが強いの?」 「氷と炎か……うーんどっちだろうな……でも、なんとなくシルバーの方が強そうだよな」 「…なら、シルバーの方が好きー!」
金一(グサッ!)
③「バラレンジャーごっこやろうぜー!おれブラウン!」 「あたしブルーがいい!」 「ぼくピンク!」 「え、えーっと僕は……あと何が残ってるかな…」
④「レッドとか…?」 「レッドは地味だから嫌」 「じゃあゴールドとかは?」 「あっ!それにする!」
金一(グサグサッ!)
⑤金一「しくしく…僕は地味で最弱のレッドですよ……どうせくじ引きで決まっただけだし…リーダーシップなんて無いし…僕のキャラグッズだけ売れ行き悪いし……」
ことみ「そ、そんなことないってば…!」
みどり「あーあ、金ちゃんが拗ねちゃった」
①ことみ「金一くんのことが好きな子もきっといるわよ…」
麗「そ、そうですよっ!元気出してください!」
②金一「たとえば~?どこにいるのそんな人?僕、けっこう初期から参加してるメンバーなのにそんな声聞いたこと全然ないんだけど~!」
グリィン!と首を回転させて迫る金一
③麗「ひぃいっ!?」
ことみ「(こわっ!)ほ、ほら…例えば、この回のコメント欄とか…」
④ことみ「赤の人面白いwww……だって!」
金一「笑われてるだけじゃんかー!」
みどり「金ちゃん、ネタ枠だからね~」
⑤金一「うぅ……夏が終わる前にこの規模でショーがやれてたらなぁ…。かき氷を振舞えて人気になれたのに……」
ことみ「…なりふり構わないのね……」
①金一「はぁ~……もっとカッコよく見える演出を考えるべきなのかなぁ…」
ことみ「それもいいかもね……でも、今のあなたたちを良いと思ってくれている人たちも沢山いるのよ?」
②携帯の画面を見せることみ
金一「…! これは…!」
③「毎回話違くて飽きない」 「毎回楽しみにしてます!」 「演出が凄すぎる!!これだけリアルなヒーローショーは他にない!」 「親子でハマっています(笑)」 「子供に優しくファンサしてくれるのほんと好き」
④ことみ「確かに、金一くんだけのコメントは少ないかもしれないけど……皆を影で支えてくれる金一くんがいてこそのバラレンジャーなのは間違いないんだから」
金一「ことちゃん……!」
⑤麗「そうですよ!金一さんがいてこそ、他の人たちが輝くんですよ!」
黄慈「うん。 お客さんには気づかれにくい所まで知ってるぼく達からしたら立派にレッドをやっていると思うよ」
金一「みんな…!」
①金一「…と、いうことでバラレンジャーは紅葉狩りに行きます」
ことみ「なんで!?」 みどり「わーい、旅行だー!」
(バスに乗って紅葉が綺麗だと噂のスポットに向かうバラレンジャー)
②金一「なんでって…みんなで集まってヒーローショーを更に、どう盛り上げるか相談するためでしょー!?」
麗「わたし、この日をずっと楽しみにしてました~」
③ことみ「わざわざ旅行に行かなくたって……」
みどり「いーじゃんいーじゃん! 頑張ったヒーローに、これくらいのご褒美くれても、バチは当たらないでしょ♪」
④金一「そうそう! それに…これくらいしないと、やっぱり全員では中々集まれないからさ」
藍「取材だなんだとうるさい事務所からも離れられますしね」
⑤ことみ「うーん…たしかにそうか…」
藍「嫌味で言っているのよ。早くあの人だかりをなんとかしなさいな!」
ことみ「ひぃん…!すみません…!」
①紫雲「クラウンを破壊してから、めっきり通報件数は減りましたが…国やらマスコミやらファンやらの対応が全然追いつかないですね」
朱祢「誰かさん達の気分転換に興が乗ったせいでショーの方もすごいことになってますしね…」
②銀河・みどり「「ぎくっ」」
③銀河「ま、まぁそれはいいじゃねぇか…!ヴィランがいなくなったって、おれ達はヒーローなんだしよ!」
虎羽「…そうですね。忙しくてもショーは続けていきたいですね」
④黄慈「せっかく集まったんだし、そこら辺もどうしていくか話し合った方がいいかもね」
ことみ「…そうですね…」
⑤金一「あっ!見えてきたよ!」
①金一「はぁー!やっと着いたー!運転ありがとね、モモちゃん!」
桃華「いえいえ。ワタシもこの子(AI)が安全に運転できるのか試したかったので…」
②雪「うわぁー!とっても綺麗ですねっ!」
朱祢「そうね…空気も、とてもおいしく感じるわね…」
③みどり「どうするの~?どこから回る?みんなで回る~?」
ことみ「う~んそうね…」
金一「せっかくだし、みんなで一緒に回ろうよ!」
④ことみ「そうね、一緒に楽しみましょう!」
一同「「おー!、賛成―!」」
ことみ「こっちの道から行けるみたいね!」
銀河「ちっちっち…その前にやることがあるだろう…」
⑤銀河「トイレ休憩だ…!!!」
先に休憩を挟み、飲み物を買ったり、お土産を見たりしました
①まず、イチョウの木が両脇に生えた黄色のトンネルを皆で歩きました。
みどり「きれーだねー!」
朱祢「……そうね…」
②虎羽「落ち葉が絨毯みたいになっていて、これも趣があっていいですね。」
黄慈「あぁ。歩くだけで楽しいね」
③スッ…とブラウンの手のひらに乗る落ち葉。
雪「きれいですねっ…!」
ブラウン「……ああ……」
④次に、紅葉している木々に囲まれている池を見ながら、そこに架かる橋を渡りました。
⑤麗「わぁ…!水面にも綺麗なモミジが映っていますよ!」
藍「ふふっ…本当ね…」
①銀河「おっ!今なんかいなかったか!?」
紫雲「鯉がいるみたいだね。」
黄慈「そういえばあの休憩所に鯉の餌、売っていたような…」
桃華「こんなこともあろうかといくつか買っておきました。一緒に食べさせてみませんか?」
②銀河「やろうぜ!やろうぜ!」
紫雲「誰が一番遠くまで飛ばせるか勝負だな!」
みどり「おっ、楽しそうなこと考えるじゃん?」
③雪「わたし達の分もあるんですか…!?」
桃華「もちろんです。ワタシにお手本を見せてもらえませんか?」
麗「じゃあ、一緒にあげてみましょう!」
④黄慈「二人も、ぼーっとしてるともったいないぞ?餌、やってみるかい?」
虎羽・ブラウン「「!!」」
後ろから肩を組む黄慈
⑤虎羽「いや…ボクは……」
ブラウン「オレも…見てるだけで楽しい…」
黄慈「まぁまぁ、あげてみたらもっと楽しいから。ほら、カモも欲しがってるみたいだよ?」
①金一「皆、楽しそうだね!」
ことみ「えぇ…そうね……やっぱり、来て良かったかも……」
②金一「…! そうでしょ? 自然に癒されて、いい息抜きにもなるしさ!」
ことみ「うん………今は楽しまないと損ね……」
③ことみ「ほら!金一くんも行くわよ!山を登ると神社もあるみたいだし、行きましょう!」
金一「う、うん!」
④ことみ「桃華ちゃん、朱祢ちゃん、神社へお参りに行くわよ!道案内してちょうだい!」
桃華「かしこまりました」
朱祢「…けっこう遠いみたいだけど、いいの?」
⑤ことみ「食前の運動にちょうどいいわ!行きましょう!藍さん達も行きますよ!」
藍「はぁ…仕方ないわね…」
①山道を歩くバラレンジャー
②滝を見つけてはしゃぐ銀河たち…
③皆で写真を撮るバラレンジャー
④やっとの思いで神社に辿り着いたことみと麗
⑤お参りをするバラレンジャー
①おみくじを引いたり…
②お守りやお土産を買ったりしました…!
③ことみ「ふぅ~結構歩いたわねぇ~」
麗「つ、疲れましたぁ…」
無事、下山
④金一「二人ともお疲れ様!」
みどり「言ってくれれば、おんぶくらいしてあげたのに…」
⑤ことみ「あはは。ありがとね。でも、自分の足で歩いてみたくて!」
麗「わ、わたしもっ…ことみさんが歩くならって…頑張りましたっ…!」
①朱祢「はい、これ…飲んでください。」
麗「あっ!ありがとうございますっ!」
②紫雲「日も落ちてきましたね…」
虎羽「外灯も少ないですから、暗くなるのが早く感じますね」
③桃華「バスの準備、完了いたしました。いつでも行けます。」
金一「うん、わかった! …皆もう、準備はできたかな?」
④雪「はいっ!いつでも大丈夫です!」
銀河「んじゃ、そろそろ行こうぜ…!」
⑤「「温泉旅館へ!!」」
①雪「す、すごい…!」
紫雲「おお!…旅館に泊まるなんて初めてだからワクワクするなぁ!」
②麗「そうなんですか?い、意外でした…」
紫雲「ははっ、お金持ってるからって、何でもやってるわけじゃないですから」
③藍「中々良さそうな所ね。 ほら、みどり。わたくしの荷物を部屋まで運びなさい。」 みどり「ははぁ~~」(←じゃんけんに負けた)
④黄慈「いつも悪いね、ぼくらの為に旅行の計画に旅館の手配まで…」
金一「いえいえ!僕こういうの好きなので…!みんなが喜んでくれるなら僕も嬉しいですから!」
⑤銀河「……俺らもあとでお礼言いに行くか!」
虎羽「そうですね。」
ブラウン「はい。」
①部屋に案内される一同
紫雲「お~!広くて綺麗な部屋ですね~!」
銀河「うぇ~い!俺ベッド~~!」
②黄慈「はははっ…はしゃいでいるね。」
金一「喜んでもらえて良かったよ~」
③虎羽「荷物はここら辺にまとめて置いておきますか?」
ブラウン「…いい景色だ……」
④銀河「温泉行くぞ!温泉!!」
ブラウン「はい。」
金一「僕も僕も~。ほら、コーくんもシーくんもオージさんも行きましょう!」
⑤黄慈「ふふ…まったく…」
虎羽「どんな温泉なのか楽しみですね」
紫雲「そうだね、温泉なんて久々だからほんと楽しみだよ~」
①温泉に入る一同
ことみ「ふぅ~…気持ちいい~~」
麗「はぁ~~疲れが癒されます~」
朱祢「…いい湯ね…」
②サウナにて。
みどり「あと3分はいけるわよね?」
藍「何をおっしゃい!あと5分は余裕ですわ!」
雪「わたしはここまでです~」
③みどり「も、桃華ちゃんの圧勝だったね~……ていうか、桃華ちゃんサウナの効果あるの?」
桃華「あまり意味はありませんが…皆さまと一緒に入れて、楽しかったです。」
④ブォオオ…!
みどり「ありがと~」
朱祢「髪くらい、自分で乾かしてよ…」
藍「上手ね、流石よ桃華。」
桃華「お褒め頂き、光栄です。」
⑤麗「ぷはぁっ!美味しいですねっ!」
雪「はいっ!それに…温泉上がりにコーヒー牛乳を飲むの夢だったんですっ!」
ことみ「ふふっ…良かったわね!」
①金一「おや?皆ちょうどお風呂上りかな?」
雪「はいっ、金一さんたちもですか?」
桃華「皆様、お揃いですね」
②みどり「ここで会ったが百年目…!」
銀河「ああ…やるしかないな…卓球勝負だ!!」
③銀河「ぜってぇ勝つぞ!」
虎羽「はい!燃えてきますね!」
みどり「勝つのはあたしたちだよ~ ねっ、朱祢ちゃん♪」
朱祢「ええ…負ける気はないわ」
④ことみ「あ、あ、あ、あ、あ~~…」
黄慈「あ~~家にも欲しいな~マッサージチェア。」
⑤紫雲「さぁ、どっちに賭けます?」
麗「ん~~難しいです~」
桃華「ワタシはみどりさま、朱祢さまペアに賭けます。」
ブラウン「オレも…」
①虎羽「ま、負けた…」
紫雲「あ~!やっぱそうなっちまったか…」
②みどり「いぇ~い!あたしたちの勝ち~♪」
みどりとハイタッチを交わす朱祢
桃華「ワタシたちも勝ちましたね。」
ブラウン「ああ…」
③麗「ブラウンさんっ、こちらご要望のコーヒー牛乳ですっ!」
ブラウン「ああ…ありがとう…」
紫雲は銀河を信じて賭け、麗は悩んだ末、銀河に頼まれて賭けたが結局負けた
④紫雲「桃華さま、こちら報酬の電気エネルギー付きマッサージでございます。」
桃華「ほっほっほ、よきかなよきかな。」
⑤金一「みんな!そろそろ食事の時間だよ~」
ことみ「皆行くわよー!」
みどり「待ってました!」
①金一「ごはんだ~!」
紫雲「お~!すげぇ~~」
虎羽「色鮮やかですね。」
②黄慈「見た目も楽しめるのが日本料理の魅力だよね。」
雪「うわぁ~!お野菜がもみじの形になってますぅ!」
ブラウン「……味は普通だな……」
③麗「藍さん…食べ方綺麗ですね…」
藍「当然ですわ。食事のマナーや所作は幼少期から叩き込まれているのよ。」
朱祢「すごい……私も見習いたいです…」
④銀河「おぉ!デザート葡萄じゃん!!いただきまーす!」
桃華「銀河さま、よろしければワタシの葡萄も召し上がってください。」
銀河「え!!いいのか!?」
⑤銀河「じゃ遠慮なく…うまーい!」
藍「お箸の持ち上げ方はこうよ…」
みどり「ブラウンく~ん、はいこれ。ミックスジュースをプレゼントで~す♪」
わいのわいの……
①金一「ことちゃ~ん。お酒をどうぞ~…あっオージさんもどうぞどうぞ~」
ことみ「ありがとっ」
黄慈「あぁ、これはどうも。」
②ことみ「みんな楽しそうね。これも金一くんのおかげよ。ありがとね!」
金一「いやいや…皆喜んでくれたみたいでほんと、良かったよ。」
③ことみ「…さ!みんな、この旅行の目的、忘れてないでしょうね!?今から少し話合うわよー!」
麗「あっ、そういえばそうでしたね…」
④金一「ほとんど怪人が出現することもなくなったから、もう夜勤とかもやめて全員でヒーローショーをやろうよ!」
みどり「全員でか~……おもしろそう!」
紫雲「いいですね!」
⑤ことみ「でも……」
銀河「万が一が心配なら、夜の出動は全部おれがやりますよ」
①紫雲「銀河がやるなら安心だな」
ブラウン「オレも手伝う……」
銀河「おう!サンキューな!」
ことみ「そんな無茶な…!」
②銀河「体力的には問題ないぜ? 通報だって、ここんとこ毎晩0件だろ?余裕だって!」
ことみ「そういう問題じゃ……」
③銀河「まぁまぁ、細かいことは気にすんなって! 皆でショーをやった方が絶対楽しいからよ!」
みどり「そうだよ、銀ちゃんもこう言ってるしー。 それより、全員でどんなパフォーマンスするか考えようよ~」
④金一「人数が増えるなら、物理的に規模は大きくしないとだよね~ 桃華ちゃんのロボットが派手に動き回れるくらいの会場でやってみたいよね!」
桃華「そうですね。その方がより多くの実験データを集められます」
虎羽「会場が大きくなれば、力の制御も多少は楽になりそうでいいですね。…特にボクは小さな炎を作るのが苦手で…」
⑤雪「わたしも、爆発の威力を抑えるのがとても大変でした~」
麗「一度、全員吹っ飛んだことがありましたもんね……」
雪「言わないでください~!」
紫雲「ははっ 僕たちなら、会場はいくらデカくても困ら無さそうだね」
ことみ「…………心配するのもバカらしいわね……」
①金一「あと、ショーをやる場所もツアーみたいな感じで全国各地を回るって言うのはどうかな?」
黄慈「いいね。旅行みたいで楽しそうだ」
藍「ふふん…ようやくわたくしに見合うスケールの話になってきましたわね。」
②ブラウン「…移動も問題ないだろうな…」
桃華「スケジュール管理もお任せください。」
銀河「いいねぇ!全国制覇を目標に頑張って行こうぜ!」
③金一「じゃあ、具体的な演出について考えていこうよ! 実はね…全員揃った時にやりたかったシーンがあって……」
ガヤガヤと相談を始める
④紫雲「……まだ、心配ですか?」
ことみ「………はぁ…もういいわ…。…貴方たちのことを、普通の人間のスケールで考えてたのが間違っていたわ…」
⑤ことみ「銀河くん、言ってたもんね…バラレンジャーが全員揃ったら、どんな不可能も可能にできるって…。なら、これくらいやってもらわないと…!」
①ことみ「皆!全国制覇なんて、甘いわよ! どうせなら、世界制覇しちゃいましょう!」
②「「おぉおおっ!?」」
③ことみ「もう、わたしは何も止めないわ! 思う存分その力を発揮して、世界をバラ色に染め上げるわよ!」
④「「おおーー!!!」」
⑤こうして僕らは一致団結し、食事とお酒を楽しみながらショーのシナリオや、演出について話し合いました
①食後、男子部屋。
紫雲「はいツーペア~」
銀河「ブタだぁ~」
ポーカーをする銀河と紫雲。UNOをする金一、虎羽、黄慈、ブラウン。
金一「ドロー4!」
虎羽「なら、ボクもドロー4で!」
黄慈「実はぼくも持ってるんだよね~。悪いね、ブラウンくん。」
②銀河「全然揃わねぇな…」
紫雲「フラッシュ狙いすぎなんだよ…」
ブラウン「オレもドロー4で。」
金一「嘘だろ……」
虎羽「あははっ!16枚ドローですね!」
黄慈「ははっ、残念だったね」
③今度は全員でババ抜きをする
銀河「誰だ~?ババ持ってるのは~?」
虎羽「さぁ、誰でしょうね~」
金一「僕的にはミスターブラウンが怪しそうなんだけどなぁ~?」
ブラウン「残念。あがりです。」
④紫雲「早いなぁ~」
銀河「なんだなんだその顔は~?お前がババ持ちか~?っておあー!!」
黄慈からババを引いて倒れ込む銀河
⑤黄慈「はっはっは、ババはぼくが持ってましたー」
虎羽「さすがのポーカーフェイスですね。」
金一「すぐ、顔に出る銀ちゃんに行ったならこれはもう決まったかな?」
①案の定…
銀河「おわー!!負けたー!!」
虎羽「能力アリなら一番強そうですけどね。」
紫雲「おっ!せっかくだから、能力アリでやってみる?」
金一「おもしろそうだね!」
②電磁波、熱、重さで全カードをマーキングする紫雲、金一、虎羽、黄慈。
カード全てを透視する銀河。
③黄慈「手札を銀河くんに隠すのは無理そうだね…」
銀河「重力使って妨害でもしてみますか?あぁ、でもカードを曲げたり紛失したりすれば失格ですからね?」
余裕の笑みを浮かべる銀河
④金一「カードが分かるのは銀ちゃんだけじゃないんだよ~?」
虎羽「しかし、全てのカードが視える銀河さんに比べてこちらは一度引き込まなければ何のカードかわりません…不利であるのに変わりはありませんよ」
⑤紫雲「うーん…とは言え、銀河も引けるカードは限られている。」
黄慈「あぁ。いくら視えていても、お望みのカードが行き渡るかは運次第…」
①金一「やったー!あがりぃ~!」
虎羽「よし!…ボクもあがりです!」
②黄慈「ぼくもだ…!」
紫雲「俺も…ツイていたみたいだな。」
銀河「運が良いな…だが、俺は絶対にババを引かない。あがるかどうかなんて時間の問題なんだよ!」
③ブラウン「それはどうですかね…」
銀河「なにっ…!?」
④ブラウン「こうして二枚のカードがピッタリくっついていれば見ることが出来ないんじゃないですか?こうすれば銀河さんにだけはどちらがババかはわからない…!」
風の能力でカードを浮かして見せるブラウン
⑤銀河「なんだと…!?くっ…だが確率は二分の一…それに、たとえ外したとしてもお前にカードの中身を知る術はない!一度でもお前にカードが返れば、光の速さでシャッフルしたとしてももう外さないぜ?」
①ブラウン「やってみますか…?オレの運と銀河くんの運…どちらが強いのか…決着つけましょうか…!」
銀河「上のカードだぁああ!!」
②銀河「っ…!!!!」
ブラウン「…外しましたね…」
③銀河「くっ…それがどうした?おれが有利なのは変わらない。それに、お前はこの選択を外した瞬間に負けが確定する!」(それにおれもバカじゃねぇ…今度はおれの能力でポーカーフェイスを見せつけて完全な運勝負に持ち込んでやる…!)
④ブラウン「勝ちを確信しているからこそ、オレが勝つ…。どちらのカードか分かるように意識しているのなら………ジョーカーは…こっちですか…?」
銀河(…!)
⑤ブラウン「…ふっ…こっちだ…!」
ハートのAを見せつけるブラウン
①銀河「負けた…だと…!?なんでだ…?」
金一「おおー!!すごいよ!!」
紫雲「大どんでん返しだ!!」
黄慈「一番不利だと思っていたブラウンくんが…まさか勝つとはね…」
②虎羽「まるでとちらがジョーカーか分かっていたかのように引いていましたが…?」 銀河「そうだ!顔に出ないようにしていたんだぞ!?」
③ブラウン「オレは人の心が読める。…表面には出ていませんでしたが、心は大きく乱れていた。…オレはそれを感じ取っただけです…」
④金一「すごいなぁ…!そんな力も持っているなんて!」
黄慈「この手のゲームで一番強いのはもしかしたらブラウンくんだったかな。」
⑤銀河「クソ――!!もう一回勝負だー!!」
金一「その前に罰ゲームを受けてもらうよ~!」
紫雲「光の速さでコンビニ行ってきてよ。そんでお菓子とか飲み物とか買ってきてくれ。」
虎羽「ふっ…夜通しで遊ぶ気ですね?」
黄慈「ははっ!いいねぇ!徹夜で遊ぶなんて何年振りだろう。」
ブラウン「ふっ……」
①食後、女子部屋。
みどり「ねーねー、ことみんは今好きな人とかいないの~?」
ことみ「いないわよ。 仕事ばっかりで出会いもないし……そういうみどりちゃんはどうなの?」
②麗「わたしも気になりますっ…みどりさんもそういう人いるんですか?」
みどり「ぜ~んぜん。まぁでも、しいて言うなら~ニンニンかな♪」
朱祢「ニンニン…?」
③藍「バイクの名前よ……つまり、好きな人なんていないってことでしょ」
みどり「バレたぁ~?まっ、あたしはそういうの興味ないし♪そ・れ・よ・り!麗ちゃんさっき“みどりさんも”って言ったよね?“も”ってどういうことかな~?麗ちゃんは好きな人いるってこと~?詳しく聞きたいな~」
麗「えっ!そっ、それは……!」
④麗「その…わたしじゃなくて、雪さんがブラウンさんと良い感じじゃないですか~ だから、みどりさんもいるのかなぁと思って…」
みどり「な~んだ そういうことか」
雪「ふぇっ!?わ、わたしですか…!?」
藍「今更恥ずかしがることもないでしょう…もうあなたたちバレバレよ。」
⑤みどり「まだ付き合ってないの~? 聞きたいな~そこらへんの話」
雪「つ、つ、つ、付き合ってなんかないですよっ!」
みどり「え~~じゃあいつ付き合うのさ~?」
朱祢「もう!やめなさいよ」
①みどり「でも~ 二人の性格からして、けっこう強引につっこまないと、いつまで経ってもくっつかなさそうじゃん?」
朱祢「…うーん………」
藍「それもそうね…」
②ことみ「雪ちゃんって、ブラウンくんとどうなりたいのかな?」
雪「へぇっ!?」
③麗「やっぱり…その…つ、付き合ったりとかですか…!?」
雪「う、うーん……その……わたしは………」
④雪「…どうなんでしょうか……」
困ったように笑う雪
みどり「…まだ若いんだし、気軽に付き合ってみちゃえばいーのに」
朱祢「…若いって…ここにいる人、全員若いでしょ…」
⑤みどり「甘いね……25を越えたら、女の子から女性になるのよ……ねっ!」
藍「……………否定しようと思ったけれど…一理あるわね」
桃華「! そうだったのですね…情報を修正します……」 ピピピ…
朱祢「そんな情報いらないから」
①ことみ「まぁ、みどりちゃんの言う通り、一度付き合ってみたら早いかもしれないわ。 自分がどんな気持ちなのか、気づくと思うわよ」
雪「……うーん……」
②みどり「告白のセリフ、考えてあげよっか~?」
雪「えっ!…うーん……いいんでしょうか…こんな、半端な気持ちで告白だなんて……」
ことみ「!!…乗り気ではあるのね……?」
③みどり「いいね~!楽しくなってきた~♪」
朱祢「…やるなら、真剣に考えなさいよ…?」
みどり「分かってるって~」
④藍「…雪。少しでも好きという気持ちがあるのなら、後悔しない道を選びなさい。気持ちなんて、後で相手と育んでいくものよ」
雪「…!」
⑤麗「わっ……大人なアドバイスですね……」
桃華「藍様は、恋愛経験が豊富なのでしょうか…」
みどり「恋愛マスターの座、取られちゃうんじゃないの~?」
ことみ「わ、私は恋バナが好きなだけだからっ!」
①ことみ「藍さんは、今までどれくらいの方とお付き合いしてきたんですか?」
みどり「あっ、あたしも聞きた~い」
桃華「ワタシも、お聞きしたいです」
②藍「…さぁ……想像にお任せするわ…」
ことみ「あっ!ずるーい!」
みどり「逃げたー!」
藍「はんっ! 何とでも言いなさい」
③ことみ「むー……あっ!じゃあ麗ちゃんは?」
麗「ひぇっ!?」
ことみ「付き合ったこと、あるの?」
④麗「そ…その………無いです………」
ことみ「えーそうなのー!? 麗ちゃん、絶対モテると思うのに~」
みどり「じゃー恋愛経験が確実にあるのは朱祢ちゃんだけかー」
朱祢「っ!ちょっと、それどこで聞いたのよ!?」
⑤麗「変な人にはモテるんですけどね………」
ことみ「あっ………なんかごめん……」
①みどり「は~ 今の朱祢ちゃんも男っ気ないし、男子組も揃いも揃って女っ気ないなんて、つまんないな~」
朱祢「みどりも人のこと言えないでしょ」
②ことみ「バラレンジャーの恋愛担当は雪ちゃんとブラウンくんに任せるしかないわね…」
麗「……………」
③藍「とはいえ、ゆっくりはしていられないのではなくて? これからヒーローショーに力を入れるというのであれば、これまでみたいに二人きりになれるチャンスなんて滅多にありませんわよ」
雪「た、確かにそうですね…」
④ことみ「…それに、クラウンが無くなった以上、もうヒーローという職業も無くなっていくかもしれないし…バラレンジャーもいつまで続くか分からないわ…」
麗「ならっ、想いを伝えるのは早い方がいいですっ!」
雪「えぇっ!?」
⑤みどり「…! ならさぁ~早速明日、仕掛けない?」
ことみ「!…ふふ…いいわね…皆で作戦を考えましょ!」
朱祢「二人とも悪い顔して……」
①ことみ「おはよ~」
虎羽「おはようございます」
金一「おはよー」
②翌朝、みんなで朝食を摂り…
③バスでたくさんおしゃべりして事務所へと戻った…
④金一「はぁ~~帰ってきたね~」
紫雲「今日はこのまま解散ですよね?」
ことみ「えぇ。旅の疲れもあるだろうし、今日はゆっくり休んでちょうだい。でも、明日からはバシバシやっていくわよー!」
⑤ことみ「バラレンジャー…ファイト~!!」
一同「「おおーー!!!」」
①黄慈「じゃあ、ぼくはこれで失礼するよ。」
虎羽「ボクもこれで…お疲れさまでした。」
朱祢「私も…お疲れ様…」
②紫雲「お疲れー!」
銀河「お疲れ!!」
桃華「お疲れさまでした。」
③ブラウン「じゃあオレも……」
みどり「ちょっと待ったぁ!」
ことみ「一人で帰らない!」
④ブラウン「えっ!?…なぜ…?」
金一「ほらほら、女の子が一人で帰るなんて危ないでしょ?送ってあげないと!」
みどり「そうそう!」
ブラウン「…真昼間ですけど……」
⑤ブラウン「……わかりましたよ…じゃあ帰るか…」
ことみ「私じゃないでしょ!!」
ブラウン「え?」
①顔を赤らめて、手をもじもじと動かす雪
みどり「ほらほら、雪ちゃんを家までしっかり送ってやりなさい!」
金一「寄り道してもいいから、しっかりね!」
ブラウン「は、はぁ…」
②ブラウン「……じゃあ…家まで送るよ…」
雪「は、はいっ!…ありがとうございます…!」
③ことみ「ふっ…作戦成功ね…」
みどり「作戦雑じゃなかった?」
金一「まっ、結果オーライでしょ!」(朝食の時にこっそり聞いて協力した)
④麗「上手く行きますかね…?」
藍「まぁ大丈夫でしょう。あの二人はきっかけさえあれば何とかなるわ。あとは流れに任せましょう。」
⑤金一「じゃあ僕らも帰ろうか!」
ことみ「そうね。みどりちゃん、送ってってよ」
みどり「しょーがないにゃー…その代わり飛ばしちゃうゾ♪」
藍「麗、あなた乗っていくでしょう?送るわよ。」
麗「いいんですかっ!?ありがとうございます!」
こうして僕らの紅葉狩り旅行は幕を閉じた。
これからの方針が決まり、皆との仲も今まで以上に深まった。
あの二人の関係も含め、これからどうなっていくのか楽しみだ!




