第十八話「じゅうスタイルはあたしのものっ♪」(ブルー2)
第十八話 「じゅうスタイルはあたしのものっ♪」
(主人公 ブルー2)
ひゅ~ひゅっひゅひゅ~~♪
口笛を吹きながらご機嫌にバイクを磨くみどり
桃華「何かお手伝いすることはございますか?」
みどり「! ううん、大丈夫だよ!……それとも…手伝いたい?」
桃華「…どうなのでしょう……。今のみどり様は、ワタシの求める『自由』を体現しているように思えます。このまま観察した方が自由に近づけるのか…お手伝いさせていただいた方が近づけるのか…ワタシには判断できかねます…」
みどり「も~相変わらず固いな~……ほら、ホース持って!」
桃華「あっ、はい!」
みどり「こっちから水かけてね~ マフラーに水が入らないようにね!」
桃華「かしこまりました」
ジャー…
水をかける桃華。みどりはスポンジやバケツを片付ける。
みどり「ん~♪ にしても…今日はいい天気だね~」
伸びをするみどり
桃華「はい。気温・湿度ともに“過ごしやすい”とされる数値です」
みどり「桃華ちゃんは気持ちいいとか感じないの?」
桃華「…数値として感知することはできますが…この天気を『良い』と評価したり、熱さや寒さに対して数値以上の何かを感じることはありません。」
みどり「ふ~ん…」
ジャー……
桃華「…やはり、感情が無ければみどり様のようにはなれないでしょうか……」
俯く桃華
みどり「……ふふっ…」
桃華「…? 何か、おかしいですか?」
みどり「一緒に過ごしてて思ったんだけどさ。桃華ちゃん、自分で思ってるより感情あると思うけどな~」
桃華「えっ……」
みどり「例えば今だって、わたしには感情が無いかも~って哀しくなったでしょ?」
桃華「…ワタシはただ…このままでは使命が達成できないのではないかと……」
みどり「…哀しくなったんでしょ?」
ピピピピ……
桃華「…いえ、他の方法を演算していただけです」
みどり「も~素直じゃないな~」
泡を流し終え、蛇口を閉める桃華
みどり「……じゃあ桃華ちゃんは全ての行動を計算だけで決めてるの?」
桃華「はい。目的達成のための最適行動。それがワタシの原理です」
みどり「ふ~ん……じゃあ…」
ぽいっと、タオルを放る
桃華「…!」
みどり「このまま、あたしを手伝うか、事務所に戻るか…やりたい方を選んで!」
桃華「やりたい方…?」
みどり「さぁ…桃華ちゃんはどちらを選ぶのかな~?10…9…8…」
桃華「あ……あぁあ………」
ピピピピ…
≪エラー。該当命令無し…合理的行動選択、不可≫
みどり「4……3……2……」
桃華「あわわわわ……」
ガララッ!
ことみ「ちょっと~桃華ちゃんをいじめないでよね!」
みどり「いじめてなんてないってば~」
ことみ「…のわりには、物凄い顔しちゃってるけど?」
桃華は目をぐるぐるとさせ、オーバーヒートしている
みどり「わわっ!大丈夫!?」
桃華「は…はい……回路に少し負荷がかかってしまっただけです…」
ことみ「もう!もし壊れちゃったりしたらどうするのよ!」
みどり「ごめんって~ まさかこんなに考えちゃうとは思わなかったからさぁ…」
ことみ「…桃華ちゃんも、そんなバカ真面目にみどりちゃんに付き合わなくたっていいんだからね?」
桃華「…いえ…いいのです……やはり、みどり様は『自由』の本質を捉えていると考えられます…」
ことみ「はぁ……まぁ、ほどほどにね?」
桃華「ありがとうございます。ことみ様。」
ガラガラ…
みどり「……でもさ、桃華ちゃん。ヒーローやってると今みたいな時間制限のある選択肢っていっぱいあると思うよ?そんな時、自分の軸が無いと何も選べないまま失うことになっちゃうからね。」
桃華「…………その、自分の軸というのは『自由を目指す』…というのではやはり足りないでしょうか……」
みどり「足りてたら今みたいにオーバーヒートしないでしょ。…それこそ人間には『感情』ってものがあって、やりたい・やりたくないの軸で判断できるかもだけど……桃華ちゃんには…どうしても出来ないのかな?」
桃華「……ワタシに…そのような判断基準は、ありません……」
みどり「ん~『自由』って簡単そうだけど難しいんだね~………」
快晴の空を見上げるみどり
桃華「…みどり様にとっての『自由』とは、なんですか?」
みどり「……あたしの『自由』か~…それこそ、『感情』に任せてやりたいように生きることなんだけどね」
桃華「そうですか……」
みどり「…まっ、これも慣れよっ♪桃華ちゃんも少しずつ練習していけばいいのよ」
桃華「例えば……」
みどり「思い立ったが即行動!あまり深く考えないようにするのがコツだよっ♪…あっ、そうだ!そういえば紫雲くんに相談があったんだった~」
みどりは事務所へ入り、紫雲の正面に座る
みどり「紫雲くん、今話しかけてもいい?」
紫雲「もちろんですよ、どうぞ」
キーボードから手を離し、視線を合わせる紫雲。
みどり「実はね、この前朱祢ちゃんにも相談したんだけど~……」
*
みどり「ねぇねぇ朱祢ちゃ~ん。なにしてんの~?」
ソファに座る朱祢を背後から抱きしめる
朱祢「…武器の手入れよ」
ぐい、と押しのける朱祢
みどり「いいよねぇ~遠距離攻撃~。最近、飛んでる魔物多くて倒すのが大変なんだよね~」
朱祢「……紫雲さんに頼んでみたら?遠距離武器がほしいって。」
みどり「あっ!確かに!…でもどんな武器にしようかな~……朱祢ちゃんはそのパチンコみたいなのと弓を使ってるよね?あと~その腰についてるやつ。」
朱祢「これはワイヤーショットよ。移動用で戦闘にはあまり使わない。私の能力と合っているから使っているけれど…みどりなら自力で跳んだ方が速いでしょ。」
みどり「うん」
朱祢「このスリングショットも弓も私の能力(張力・弾性力)と相性がいいから使ってるのよ。…まず、何の武器を使うのか考えるのよりも、自分の能力に合う武器を見つける方がいいと思うけど?」
みどり「う~ん、そっかぁ…。そういやあたし、自分の力がどういうものなのかイマイチ理解できてないんだよね~」
朱祢「その人形さんは教えてくれないの?」
みどり「う~ん……ねぇ、アンシィ!あたしの能力ってなんなの?」
アンシィ「…教えてほしいか?」
みどり「うん」
アンシィ「朱祢ちゃんも?」
朱祢「……まぁ……」
アンシィ「ふむ…でもただで教えるわけにはいかないな~ 二人とも知りたいっていうなら…情報料としておパンツの一つでももらわないと…」
カチャ…(ワイヤーショットをアンシィに突きつける)
朱祢「次また、変なことを言ったら、その可愛い手足が一つずつなくなっていくわよ?」
みどり(こわ…)
アンシィ「じょ、冗談ですやん!そんな物騒なもん、向けんといてやー」
朱祢「なら、さっさと説明しなさい」
アンシィ「か…かしこまりぃ…。コホン。えー、闇の力の特性…一言でいえば万能かなぁ」
みどり「万能?そんなになんでも出来る?」
アンシィ「どう考えても万能やろ。いつも武器とか体に纏って使ってるやん。スピード上げて、威力も上げて、防御力も上げてるやろ?こんな万能な能力、他に無いで」
みどり「んー…確かに…」
朱祢「…ならどんな武器でも強く扱えるんじゃない?」
アンシィ「その通りや!バラレンジャーの中で、武器を選ばないヒーローはみどりちゃんだけやと思うで」
みどり「んー……じゃあ結局、何の武器にすればいいのよ~!」
背もたれにもたれ掛かるみどり
ことみ「…そういえば、みどりちゃんの能力って物体をすり抜ける力もあったわよね?」
みどり「あーそうだ!あるある!」
ことみ「そこから何か思いついたりしないかしら?」
みどり「んー…すり抜けることで強く使える武器かぁ………朱祢ちゃん、何か思いつく?」
朱祢「…自在に物体をすり抜けさせられるのなら、簡単に防御されない攻撃ができるんでしょ? どんな武器でも、持ってるだけで充分だと思うけど」
みどり「んー…でも、それじゃつまんない!」
ことみ「みどりちゃんならではの武器がいいのね…」
朱祢「…なら、爆発するような武器とかはどう?もし、攻撃が外れたらすり抜けさせてどこかへ飛ばせばいいし、爆風で飛んだ破片とかもすり抜けさせられるんでしょ?」
みどり「んー爆弾かぁ……なんかイメージと違うな~ 爆発だと雪ちゃんと被っちゃうし…」
朱祢「何なのよ、自分の中でイメージ決まってるじゃない……真面目に答えて損したわ」
みどり「え~そんなことないよ~!朱祢ちゃんの意見もしっかり聞いてるってば~」
朱祢「離れなさいって…!邪魔!」
*
みどり「って感じで、結局決まらなかったんだけどさ。…紫雲くん、何かいいアイディアない?それで、その武器も作ってもらいたいんだけど~…?」
上目遣いでお願いするみどり
紫雲「もちろんいいよ。」
みどり「やったぁ!」
紫雲「僕の作るヒーローギアで、より早く市民の安全を護れるのなら協力は惜しまないさ。それに…話数的にもそろそろパワーアップ回があってもいいからね!」
ことみ「話数的に…?」
紫雲「でも、何を作ろうか…」
みどり「う~ん……桃華ちゃんは何がいいと思う?」
桃華「…飛行タイプのエネミーに有効な攻撃手段でしたら、やはり銃が良いのではないでしょうか?」
紫雲「…どうなんです?」
みどり「う~ん…銃ね~…一回、紫雲社のライトマグナム使ったことがあるんだけど~」
紫雲「あぁ、護身用に販売してるやつだね」
みどり「あれ、自動でロック掛かっちゃうでしょ?あれが使いにくくてさ~」
紫雲「確かに…あれは威力は申し分ないだろうけど、近くに人がいたら発射できない仕様だからね…」
桃華「ヒーローであれば、警官や自衛官のように銃を所持できるのではないのですか?」
紫雲「残念ながらヒーローに認められてるのは近接系の攻撃手段だけなんだよ。」
ピピピ…
≪ヒーロー規定を検索……確認完了≫
桃華「…確かに…そのようですね。失礼しました。ですが…それなら何故、朱祢様のスリングショットは規定違反にならないのでしょう?」
ことみ「あれは、煙玉を発射する装置として登録されてるからよ」
桃華「…?」
ことみ「ヒーロー登録のときに、スーツや武具を特別防衛登録局に申請するの。その書類上、あれは“視界を遮るための補助装置”ってことになってるのよ」
紫雲「原則としてヒーローは遠距離攻撃を持てない。でも、市販の護身グッズ程度の安全性が保証されているものや、子どもの玩具レベルの威力なら許可が下りるんだ」
桃華「…つまり、申請時は無害な装置として登録し、実戦では能力で強化しているということですか?」
ことみ「絶対、他の人に話しちゃ駄目だからね」
ことみは人差し指を唇に当てる。
みどり「あー!ならさぁ!あたしにも申請が通るような銃を作ってくれない?」
紫雲「…! なるほど…使用時に能力で弾丸を強化する前提、というわけだね?」
みどり「その通り!あたしの力なら、何にだって力を加えられるからね~」
紫雲「便利な能力だね。…法的に問題のない機構で設計してみるよ。…デザインとか形状にこだわりはあるかい?」
みどり「え~そうだな~……持ちやすくて~使いやすければなんでもいいよ!」
紫雲「分かった。多分すぐに作れると思うから、出来次第、持ってくるよ」
みどり「ありがと~」
紫雲は再びキーボードに向き直り、設計メモを打ち込みながら開発部へ連絡を入れた。
カタカタ、と軽快なタイピング音が事務所に響く。
みどり「~~♪」
桃華「…あの…みどり様…」
みどり「ん?」
桃華「一つ、質問よろしいでしょうか…」
みどり「なぁに?」
桃華「みどり様がやろうとしていることは、法律で裁けないとはいえ……規定以上の威力の弾丸を発射するという違反行為です。…もしかして、規律を破ること、破れることは『自由である』という証明なのでしょうか?」
ことみ「………!」
みどり「……んールールを破るから『自由』…ってわけではないかな。確かに、あたしにとっての『自由』は、ルールなんかに縛られるものじゃないけど……」
桃華「……………」
みどり「……大事なのは『自由』の奥にある本当の気持ちだよ」
桃華「…! 自由の…奥…?」
みどり「そっ! ルールとか…命令なんかよりも、優先したいと思える気持ちがあるかどうか……それが、『自由』を手に入れるために必要なことなんじゃない?」
桃華「…!…なるほど…参考にさせていただきます!」
みどり「うん♪」
ことみ「……だからって、あまり無茶なことはやらないでね…?『自由』を盾にすればなんでもやっていいってわけじゃないから……」
桃華「はい、承知しております」
みどり「もー、ことみん心配しすぎ~」
ことみ「だってぇ………」
桃華「……………」(ピピピピ……)
≪『感情』というものが行動原理を上回れば……ワタシも『自由』に……≫
みどり「…♪」
*
翌々日
紫雲「みどりちゃん、プレゼントだよ!」
みどり「えっ!なになに~!?」
紫雲が机の上に箱を置き、ゆっくりと蓋を開ける。
そこに収められていたのは――
みどり「わ~ これ前頼んでた銃!?」
紫雲「そう!完成したから持ってきたんだ」
箱の中には二丁の拳銃。
ボディは紫色。質感はあえて安っぽいプラスチック製。
いかにも“玩具”と分かる外見だ。
もちろん、そのままでは弾はまともに飛ばない。
紫雲「申請対策もあってね、どう見ても本物には見えないデザインにしてあるよ。でも、ご要望通り弾丸は二種類用意できたよ」
みどり「ありがとう!…で、どっちがどっち?」
紫雲は弾を一つずつ取り出す。
紫雲「先端が尖っている方がフルメタルジャケット弾。貫通力重視だ。みどりちゃんが能力で強化すれば、どんな装甲でも撃ち抜けるはずだから扱いには注意してね」
みどり「おぉ~」
紫雲「そして、こちらの丸い先端がホローポイント弾。貫通しにくい代わりに、着弾時の内部破壊力が高い。跳弾もしにくいから、こっちの方が気軽に使えるかもね」
みどり「なるほどね~」
紫雲「弾は専用設計。他の銃には装填できないし、仮に入っても発射できない仕様だから気を付けてね」
みどり「オッケー」
紫雲「それと…威力を出すために大口径の銃にしたんだけど、持ちにくくないかな?」
みどりは軽く構え、くるりと回す。
みどり「う~ん…今のところ大丈夫そうだけど……」
ピーッ、ピー!
ことみ「通報が入ったわ!出動して!」
みどり「おっ、早速♪」
素早くホルスターを腰に装着し、左側の脇の下と腰に二丁を収める。
紫雲「おや?今日はじゃんけんで決めなくていいのかい?」
みどり「今日は特別♪この子の撃ち心地を試してこないとねっ♪」
バサァ…!
コートを羽織り、襟を整える。
みどり「薔薇薔薇戦隊バラレンジャー、ブルーローズ。行ってきます!」
ことみ・紫雲「いってらっしゃい」
ブルゥン!!ブゥゥゥウウウウウウウン…
ことみ「…ふふっ…はしゃいでたわね、みどりちゃん」
紫雲「そうですね。喜んでもらえて良かったです…」
ことみ「毎回、これくらいやる気出してくれればいいんだけどねぇ…」
紫雲「ははっ、ならそのたびに新装備を用意しないとですね」
*
魔物の出現ポイントに到着したみどり。
車は横転し、建物の壁は抉られ、街は半ば戦場と化していた。
空にも、地上にも、魔物。
みどり「ではでは早速…♪」
ダン!ダン!ダン!!
左手の銃が火を噴く。
壁に張りついていた魔物が撃ち抜かれ、地面へと叩き落とされた。
ズザアアアアァ…
ドリフトで急停止。
みどり「ふぅ!ん~~いい撃ち心地じゃん♪」
銃口の煙に軽く息を吹きかけ、くるりと回してホルスターへ。
グギャギャギャァ…
すべての魔物が、みどりを標的にする。
みどり「あっちから近づいてくるのは助かるね~ ま、上の連中は様子見みたいだけど。ってことで手分けして倒そうかな♪」
闇のオーラが集まり、人型を形作る。
みどりと同じ輪郭を持つ分身。
みどり「この新技、つい最近思いついちゃったんだよね~ これも試しちゃおっ♪」
ぽいっと分身に剣を渡す
みどり「さて、行くわよー!!」
アンシィ「レッツロック!」
BGM♪
分身が地上へ突撃。迫る魔物を次々と斬り伏せる。
みどりは両手にロングバレルのハンドガンを構え、空へと放つ。
ダンッ!
闇を纏った弾丸が一直線に伸びる。
魔力で強化された弾は射程を伸ばし、上空の魔物を正確に撃ち落としていく。
グギャギャギャァッ!!
地上の魔物が飛びかかる。
ダンダンダンダンッ!!!!
みどりは発砲の反動を利用し、軽やかに回避。
ドンッ!!
と、蹴り飛ばした敵は分身の斬撃圏内へ送り込まれ、切り刻まれる。
バッ!!
魔物に四方を囲まれ、一斉攻撃を受ける。しかし――
ズシャ!ズシャ!ドカッ!!
刃も爪も、みどりの身体をすり抜ける。
そのまま勢い余った魔物同士が激突し、崩れ落ちる。
カツ…カツ……
闇のオーラを纏い、悠然と歩くみどり。
カチ、カチッ――
歩きながらのリロード。
ガチャッ!
弾倉を叩き込み、スライドを引く。
リロード完了と同時に、投げ飛ばされた魔物が屍の頂点を飾る。
みどり「ナイスファイっ♪」
歩み寄った分身と拳を合わせた瞬間、分身は闇へと溶け、みどりに吸い込まれる。
カチ……
納刀の音が静かに響いた。
みどり「ふふ~ん♪」
恍惚とした表情で銃を見つめてから、クルクルとホルスターに回し入れた
みどり「クセになりそうっ♪」
バイクにまたがるみどり。
アンシィ「ミッションコンプリート(ネイティブ)」
ブゥゥゥウウウウウウウン…
エンジンを唸らせ、荒れた街を走り去る。
*
みどり「たっだいま~!」
ことみ「あら、おかえり」
紫雲「おかえりなさい。使い心地はどうだった?」
みどり「もう最高だよー!すっかり気に入っちゃった♪」
みどりはくるりと銃を回し、得意げに笑う。
紫雲「それは良かった!」
みどり「能力を応用した新技とも相性バッチリだし!」
ことみ「新技?そんなの開発したの?」
みどり「そ!あたし、分身できるようになったんだ~」
紫雲「へ~」
ことみ「楽したがるみどりちゃんが思いつきそうな技ね…」
みどり「ちょっと~楽ってわけでもないんだけど~!」
腰に手を当て、頬を膨らませる
みどり「…でも、分身も使って、本来なら使えないはずの銃を使ってヒーローやってるなんて唯一無二じゃない?」
ことみ「確かに、それはそうね」
みどりはにやりと笑う
みどり「どう?あたしだけのスタイル♪」
紫雲「いいと思うよ。みどりちゃんらしいし…!」
ことみ「…えぇ……そのやる気がずっともてば、もっと良いけどね」
その言葉に、みどりはいたずらっぽくウインクする。
みどり「ふふっ、それはどうかな~ 自由なのも、あたしのスタイルだからねっ♪」




