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殺人鬼とよばないで!  作者: ルマンド
僕の殺人
20/23

7話


「おじゃまします…」



彼女を先に家に入れ、鍵を閉める。

もちろん彼女の声に反応する人はいない。



「買い物にでもでかけてるのかな…とりあえず居間にでもいこう」



さて、彼女をどうやって殺そうか。

僕と彼女に面識があることくらい警察にはバレている。

それに…メールを見れば今日僕らが会っていたことも分かるだろう。


本当は後日殺したいところだが、少なからず疑っている人間がいることが不愉快だ。

彼女のアリバイは今、僕と喫茶店にいたというところで止まっている。


そうだ…メールだ。

彼女を殺した後に、僕と別れて数時間たったような内容のメールを僕に送る。


死体はどうしようか…確実に僕の部屋に家宅捜索しにくるだろう。

バラして山に埋めたいところだけど、山は今警察の出入りが激しい。



「ねえ…本当にお母さんと妹さんはいるの?」



彼女が声をかける。

…なるほど、とても女性が住んでいる部屋には見えない。

一軒家という割に、僕の家は物が少ない。

女性が持っているようなものなんて当然無い。


彼女の疑いがまた強くなってしまった。

それならば、



「!!!」



僕は制服のネクタイを外し、なれた手つきで彼女の首にそれを巻く。

驚いた顔をする彼女。


僕の殺人は大抵こうだ。

血を流さないように、首をしめる。 


躊躇いなど一切もたない。

だから、抵抗の間も与えない。

そして僕は必ずこう言う。



「死ね」







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