↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

84/246

第83章:『心の最後の砦』

 「めぐみ」という、面倒見(めんどうみ)のいい、姉のような存在だった、大きな味方を失った茂の胸には・・・また、ぽっかりと、埋めようのない深い深い穴がぽっかりと開いていた。


 ・・・かつて、彼が死ぬ気で愛した美絵子。


 その美絵子がいないときに、ずっと自分に寄り添ってくれた理沙。


 その二人の天使がいないときに、心の隙間(すきま)を埋めてくれた、里香。


 そして・・・めぐみ。


 彼女には、彼女にしかない、誰にも代わりにはけっしてなれない、彼女だけの魅力があった。


 ・・・めぐみだけの魅力。


 そして、優しさ。


 ふところの深さ。


 失ってみて、はじめてわかる、その人の大きさ・・・愛の深さ。


 それらをしみじみと味わい、感慨に浸る彼に、さらなる別れのときが近づいていた。


 ・・・それは、「あや」。


 茂の、『心の最後の砦』のあやさえも、やがて彼の前から姿を消すことになる・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。