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第44章:衝撃の店内とユーロビート
ハッピ男に促されるまま、狭い階段を昇りきったとき・・・入り口のドアの向こうから、派手な「ユーロ・ビート」の音が聞こえてきた。
すると、内側からドアが開き、中から、けたたたましいサウンドが、茂の耳を直撃した。
出てきた中年の店員の男に入場料金の5000円を支払い、激しいビートと、やかましいくらいの店内アナウンスが響く中・・・茂は、薄暗い店内を、案内役の店員のペンライトを頼りに歩く。
席に落ち着いた茂の目がだんだんと店内の暗さに慣れてきた、そのとき・・・!
彼の目に入ったものは・・・まさに「酒池肉林」の嵐だった。
暗がり中、抱き合う男女、熱いディープ・キスをする者・・・よくよく見れば、男の下半身部分に、女の子が顔をうずめているではないか!
しかも、その女の子の頭は、妖しく上下に揺れ・・・彼女の髪をなでる男の表情は・・・恍惚として、今にもヨダレが出そうな有様だ。
(ここは・・・ただの『飲み屋』じゃない。)
ようやく、自分の入った店の「属性」に気づいた彼は・・・唖然としながら、初めて彼が目にする、「他人の性行為」というものを、ただ黙って見つめるしかなかった。




