↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/246

第2章:美絵子ちゃんの『芳香』などについて

 美絵子ちゃんね・・・本当にいい匂いしてましたよ。


 特に、快晴のあたたかい日なんかに、ふわっと自然に香る、すっごくいい香り。


 サクランボ・・・まさにチェリーのような、甘いトーンの芳香でしたね。


 あれね、マジで『フェロモン』だったと思いますよ。


 で・・・ぼくの匂いに関してなんですが・・・


 ひとりだけ、そのことを教えてくれた女の子がいました。


 「森の緑っぽい感じの、いい匂いがする」って。


 少し前に、処女作『たからもの』のサブヒロイン、『田中理沙ちゃん』は、架空の人物だったと報告しました。


 しかしですね・・・理沙ちゃんのモデルとなる女の子が、実はひとりいたんですヨ。


 『新山(にいやま)あやこちゃん』。


 美絵子ちゃんがK市に転校して川崎小学校を去ってから、新一年生として入ってきた、笑顔がまぶしい、とっても可愛い子です。


 ほら、給食時の配膳シーンで、良作君が新一年生の人気者になる場面があるじゃないですか・・・?


 あそこね、実話なんですよ♪


 美絵子ちゃんはおぼえていると思いますが、原作どおり、新一年生の給食の配膳は、そのときの六年生が、持ち回りの交代制で、実際にやっていたんですヨ。


 ぼくが、そこでもって人気者となり、彼らと頻繁(ひんぱん)に遊ぶようになったのも、物語といっしょですね。


 ただし彼らはぼくを、『給食のおにいちゃん』ではなく、なぜかぼくの本名とは全く関係のない『カツドン』『カッちゃん』『カツ』なんて呼んでいました。


 ぼくね・・・特別「カツ丼」が好きでもなかったんだけどねぇ(苦笑)。


 で・・・前述の『あやこちゃん』ですがね、ときどきぼくと、仲良くいっしょに下校してました。


 まぁ・・・コレはあまり公表したくはなかったんですが、ぼくね、ギャグで「あやこちゃん」を笑わせられずにハズしたときってね・・・林の小道あたりで、『マイちんちん』をポロッと出して、彼女をニヤニヤさせてました。


 「あやこ殿(どの)・・・ひかえおろう! この『ちんちん』が目に入らぬか!?」


 ・・・などと言ったとか言わなかったとか❤️


 根っからの『変態少年』だったわけですな(笑)。


 (ほんっとに、何バカなことやってたんでしょうかね??)


 でもね、それ以上は、あやこちゃんに変なことしませんでしたよ。


 ほんの数回ですが、彼女の家にお邪魔して、宿題を見てあげたりしてました。


 一度だけですが・・・漢字の書き取りを手伝ってあげてたときに、彼女ね、理沙ちゃんみたいにうしろから甘えて抱きついてきたことありました♪


 もう少しで「チュウ」すっとこだったべさ。


 でも、なんとなく疎遠になっちゃいましたけどね。


 あとね、ぼくが2年生のときに、『薄井しおちゃん』という、ちょっと欧州娘っぽい子が、転校して入ってきました。


 たしか、音楽の時間だったと思いますが・・・ぼくと彼女ね、音楽室でダンス踊って、仲良かったときがあったんでヨ。


 しおちゃんはぼくに、「あたし、この人と踊ったときが一番楽しかった」と言ってくれました。


 花壇に、『グラジオラス』の種をいっしょに植えたこともおぼえています。


 図書室で、『ふしぎなかぎばあさん』をいっしょに読んで、その本の中にある、「ジンジロゲの歌」の歌詞を、ふたりで朗読したりしてましたね。


 でも、いつのまにか、しおちゃんとは、すぐに普通のクラスメートの関係になっちゃいましたね。


 それから卒業するまで、ほとんど会話した記憶はありません。


 美絵子ちゃんがいなくなってから、六年生の4月の始業式の少し後に、クラスに『小川ひろみちゃん』が、東京の小学校から転校してきました。


 彼女は、クラスメートの『伊藤ゆうじくん』のいとこでした。


 で・・・彼女ね、どこをどう気に入ったのか分かりませんが、ぼくに非常に好意を持ってくれましてね・・・


 けっこう『いい雰囲気』になったことも♪


 美絵子ちゃんとは違った、大人っぽい魅力の子でしたね。


 ハキハキした、明るくさっぱりした性格の子です。


 あえていうならば、『遠山里香ちゃん』のモデルは、この『ひろみちゃん』なのかもしれませんね。


 学校内の付き合いでしたが、小学6年のときの・・・美絵子ちゃん不在のさびしいときに、ぼくを支えてくれた大切な「彼女」でした。


 そういったことからも、ぼくにとって、この『ひろみちゃん』は、田中理沙ちゃんの分身、といえる存在だったのかもしれません。


 もちろん、美絵子ちゃんには・・・残念ながら勝てなかったですが・・・。


 彼女とは、中学一年のはじめごろも、クラスは離れていましたが、しばらくは学校内での付き合いに限っていましたが、かなり仲良かったですね♪


 保育所時代に知り合った、小柄でキュートな『泉口(いずみぐち)みえちゃん』・・・それから、ひょうきんで明るいボーイッシュな『田代ミツイちゃん』に告白されたけど・・・


 なんたらかんたらで逃げて断っちゃったなぁ・・・。


 『美絵子ちゃん美絵子ちゃん』って、一途(いちず)のようで、けっこう、「女癖(おんなくせ)悪い、薄情な少年」だったのかもね。


 でも、美絵子ちゃんのことは、ずっとずっと忘れてませんでしたよ・・・これだけは断言できます♪


 そうよね、美絵子たん❤️


 え・・・?


 この女たらしめが・・・ですって??


 そんなせっしょうな・・・。


 『女の子に優しいしげちゃん』。


 コレできまりッ!!


 じゃあねえ、美絵子たん❤️ みなたま❤️❤️


 m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。