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第28章:再会後の寮生活の変化について(5)

 ・・・美絵子ちゃんとの再会・・・リターンマッチに向けて、いよいよ減量が始まった・・・


 とはならず、食事は相変わらず、ガツガツとやり続けていた。


 実は、ぼくが減量を決意したのは、寮生活が終わる、ほんの少し前の休日だった。


 その日ぼくは、矢板市に当時あったカンセキで、ひょんなものを見つけたのだ。


 『サウナスーツ』。


 皆さんもよくご存じのアレだ。


 ウインドブレーカーのような、走ったりするときに着用する、上下おそろいのもの・・・


 ではなく、ぼくが見つけたのは、その上着のみの商品。


 それが、表の「投げ売りコーナー」にて販売されていたのだ。


 たしか、1500円くらいだったかなぁ・・・。


 真っ黒くて安っちい、あまり長期間は持たなそうな、本当にチャチな品質の子供だまし商品だったが・・・


 それでも、減量を始めるキッカケとして、これ以上のものはなかった。


 ぼくはそれを、1990年3月に見つけたわけだが・・・


 その日までのぼくは、自習室で、孤独の中、美絵子ちゃんとの数々の想い出を、なんとか保持・維持しようとしてもがき、先に述べた二人の畜産科の学生とも交流を減らして、ひたすらそれらの「記録作業」に追われるようになる。


 生活科の女子学生たちから笑われ、バカにされ、ずっと冷たい視線を浴びせられつつも・・・。

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