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第23章

 前の章で、男子寮の夜の時間帯が、やりたい放題の『無法地帯』だって紹介しましたが・・・


 じゃあさぁ、管理人っつーか、寮を世話していた『番人(ばんにん)』みたいな人はいなかったの・・・?


 そう思いますよね?


 ええ、もちろんいましたヨ。


 『専門員(せんもんいん)』ちゅう名称の管理人が、日替わり交代で複数人ね。


 しかしですね、その全員が・・・そぉですねぇ・・・当時、すでに70は過ぎていらしたんじゃないかしらね??


 だから、暴れまくる学生が言うことを素直に聞くわきゃーねぇですから、思い余った専門員のじっちゃんが、警察に連絡してパトカーが到着・・・なんてのも、一度や二度じゃなかったんですヨ。


 中でも、学生に一番人望があったジイ様でさえ、アンメルツ塗られて眠れねえぼくが相談しに行っても、


 「あいあいあいあい」


 って聞き流すばっかりで、てんで役に立たねえんだべさ(泣)。


 教師陣にしたって、寮生活でのトラブルや事件については、基本的に専門員に一任(いちにん)してマル投げ状態だったから、パトカーが出る騒ぎになっても、


 「またか・・・」


 といった顔をするだけで、ケガ人でも出ない限り、『フルシカト』でしたからねぇ・・・そんなもんっす。

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