第22章
・・・さてさて。
例の『寮生活』であるが・・・
コレがすげえのなんの。
洗い物コーナーには、洗濯機が10台ほどあったのだが、いつも『予約』でいっぱい。
・・・つまり、洗濯機に汚れ物をつっこんだまま、メシ食いやお買い物にお出かけあそばされて、放置したまま何時間もほったらかしでいずこへ・・・。
しょうがないので、その汚れ物を、触りたくもないのにどかせられて・・・
そこへ、ちょうど戻ってきたヤンキーのアホタレから、
「おぅ、なに人様のを、洗濯機から勝手に外に出してんだよ! ふざけてんじゃねえぞ、コラ!!」
(・・・ふざけてんのはテメーだよ。ならさっさと洗濯済ませろや、ボケ!!)
まぁ・・・面と向かってそうは言いませんでしたがね。
けっこう、こういったトラブルは多かったですよ。
もちろん、放置して出かけたバカヤローが一番悪いんですけどね。
あとね・・・畜産科の『船田』って、髪の毛さかだてたヘアスタイルの、アゴが少し出た、野性味のあるギラギラした目つきのヤンキーっぽい学生(でも、本当はおだやかなヤツ)が、洗濯機が脱水トラブルを起こして動きがストップしちゃったときに、右足でガーーーン!!と洗濯機の胴体を蹴飛ばしたことがありました。
初対面だったぼくは、ビビリ・・・いや、チビリましたよ。
(・・・おっかねーの。目つきもコェーし、髪の毛は、天井向いて「爆裂」してるし。そうだ。コイツを今日から、「爆裂さん」と命名しよう♪)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
夜がまた、『ヤンキーどもの天国』って感じで、特に2階が無法地帯でした。
さすがに、生活科の女子を連れ込んでの『乱交SEXパーティー』だの、『3P合戦』なんつー、ハレンチな不法行為は見られなかったものの・・・
CDラジカセはボリューム最大限でガンガンかけまくるわ、常に『奇声』やら、かのブルース・リー先生も真っ青の『怪鳥音』が、キェェエエエッ!!って感じで飛び交ってるわ、どっかの部屋で殴り合いのケンカがおっぱじまるわ、ぶん投げた椅子でガラス戸が割れる音がするわ・・・
いやはや、どうやら茂雄くんはトンデモネー世界に迷い込んでしまったようですな(汗)。
唯一、シェルターになっている『自習室』にこもって、公務員試験の勉強したり、その部屋の海外ジョークの本を読んでいたりすると・・・
ノックもなしにバタン(!)と戸が開いて、リーゼントのにわとり頭のロクデナシヤローどもが顔をのぞかせては、またバタン(!)とけたたたましい音で閉めてみたり・・・。
きわめつけはですね・・・
寝ているあたいの両目の下に、いたずらで、筋肉痛緩和のための塗り薬『アンメルツヨコヨコ』をベッタリ塗りたくったバカがおりまして・・・。
あたしゃねえ、おかげ様で、ヤケドしたみてぇに痛くって、悲鳴をあげて飛び起きて・・・水道で洗ってもまぁだ痛くって・・・。
そのクソヤロー、畜産科の『白須』っていうんですがね・・・
あとでぼくの前に出てきて謝罪したんですが・・・
それを聞いたぼくの父が激怒して、そのヤローの自宅に怒鳴り込んだ・・・こういったこともありました。
白須は・・・寮生活の途中で中退し、いつのまにか学校を辞めてましたけどね・・・。
ぼくはこの事件を、『白須アンメルツヨコヨコ事件』と呼んでおります(苦笑)。




