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第217章:ゆれる茂の心中(2)
突然ふってわいたような『生尺ショック』に揺れる茂の心。
(もう・・・葉子ちゃんと会うの、やめにしようかなぁ・・・。これが、ひとつのキッカケになる感じだし。いままで、葉子ちゃんとの恋は、苦労苦難の連続ばかりで、思い返すと、あまりいいことなかったもんな・・・。もう、これで・・・。)
それでも彼は、葉子に会い続けた。
もう、誰がこの新しい店『ドルフィン』を訪れているか、わからない。
すでに、食糧事務所の元同僚や、武村一派・関谷一味・・・そういった悪党どもの残党が、少なくとも最低一人は葉子を指名していると思われた。
なにせここは・・・『パラダイス キャンパス』よりも、ロケーション的にずっと食糧事務所に近い場所。
しかも、有名繁華街『オリオン通り』のすぐそばに位置していたのである。
しかし茂には、もはや、そういった「誰が来て、誰が来ていない」などという、瑣末な諸問題など、調査・推理する気力も余裕も残されてはいなかった。
実は、彼が通う看護学校では、いよいよ本格的な『病院実習』が始まろうとしていたのであった・・・。




