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第214章:風俗店『ドルフィン』(1)
・・・時は流れて、2007年9月上旬。
ずっと『電子メール』でやり取りしていた茂と中岡葉子だったが・・・突然、葉子が連絡してこなくなった。
もう、一年半も葉子に会っていなかった茂は思った。
(今度こそ・・・葉子ちゃんは、俺に愛想をつかしたんだな。俺は貯金もないし、バイトもいっさいやらなくて、勉強一色だったからなぁ・・・。いってみれば、『ほったらかし』だったから・・・。)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2007年10月5日、深夜。
この夜、なにやら妙な胸騒ぎがした茂がパソコンの電源を入れ、メールをチェックしていると・・・葉子からのメッセージを見つけた。
およそ、一ヶ月ぶりのメールだった。
『・・・しげちゃん、元気ですか? 連絡もよこさないで、ごめんなさい。私もいろいろ事情があったものだから・・・。私、「パラダイス キャンパス」辞めました。中の男子従業員や、そこの副店長にエコひいきや嫌がらせやられちゃったからね。いま私は・・・オリオン通りの裏手の「ドルフィン」ってお店に居ます。源氏名は、前と同じ「あや」。またしげちゃんに来てほしいです。待ってます。』




