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第185章:『S看護専門学校』(5)
滞りなく入学式が終わり・・・茂たち新一年生は、自分たちの教室へ。
実はこのとき、この看護学校の在校生は、茂たちだけだった。
というのも・・・制度変更により、「二年制」だった看護学校が、茂たちの年度からは「三年制」になり、先輩にあたる学生は、3月いっぱいでみんないなくなってしまっていたからだ。
つまり、茂のクラスが、「三年制」に変わってからの、『第一期生』ということだったのである。
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教室の思い思いの好きな席に、卒業した仲間たちと、学校ごとに固まって座る学生たち。
茂は、いきおい、学生たちが嫌がる、教壇のまん前の席に追いやられ・・・またしても彼に送られる『冷たい視線』のいくつかをチクチクと感じつつも、すぐうしろの男子学生と話していた。
彼は、「熊田君」といい、当時18歳の、高校を卒業したばかりの若者。
このあと、急速に茂と親しくなり・・・以後、約10年に渡り、『親友』として付き合うこととなる。
出身校は、黒磯高校である。
茂は、矢板東高校出身。
彼自身は、ずっとあとで触れるが、一部例外を除き・・・基本、『嫌な思い出』しかないので、自分の母校でありながら、『自称進学校』と、今でも揶揄しておる(苦笑)。




