第183章:丸め込まれる茂
「・・・なぁ、葉子ちゃん。僕がこないだまで、どこにいたか、君は知っているのか・・・?」
「えっ・・・?」
「僕はねぇ・・・僕は・・・。」
「知ってるよ。でもね・・・あたし・・・。」
「僕・・・ずっと君が来てくれるのを、牢獄の中で待ってたんだぜ。それなのに、君はさぁ・・・ただの一度だって・・・。」
「しげちゃん・・・そのことについては、本当に申し訳ないと思ってるの。借りたお金の件だって・・・。」
「葉子ちゃん、あれは、うちの母さんの、大事な・・・」
「わかってるわ。でもね、しげちゃん。あたしも、早く返したいとは思ってるのよ。でもね、今すぐに『耳をそろえて返せ!』って言われても・・・。そうでしょう?」
(・・・なんだよ、葉子ちゃん。今度は、『開き直り』か。本当に、返す気あるのか、君は・・・。)
「・・・しげちゃん。」
「ん・・・?」
「これから、『お店』に来ない・・・?」
「はいぃ!?」
「当分は、あたしが『パラダイス キャンパス』の入場料出すから、それであたしと会ってほしいの・・・。だめ??」
「いや、『だめ』も何も・・・えええっ!?」
こうして茂は、またしても葉子にうまく『丸め込まれ』・・・彼女の出す金で、ふたたび彼女との『パラダイス キャンパス・ライフ』が、リ・スタートすることとなった。
(・・・なんだそりゃ!? 葉子ちゃんよぉ・・・俺と表で『デート』する気はないのかよ。でさ、その『入場料支払い』が、借金返済のつもりなのかい?? そりゃ、君には過去に、かなりの金額の入場料を負担してもらって・・・。)




