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第146章:みずきへの謝罪

 茂が葉子とふたたび会い、新たなスタートを切ってから、しばらくたってからのこと。


 葉子不在の折、茂が指名していた『みずき』が、葉子の「ヘルプ」として、席に来た。


 「・・・みずきちゃん、本当にごめんよ。元々、僕は・・・」


 「分かってる。杉山さん・・・最初は、『レミーさん』指名で入ってたもんね・・・。分かってるわ。」


 「ごめんよ、みずきちゃん。せっかく、デートの約束もしてたのにな。許してね・・・。」


 実は茂は、春になったら、この『みずき』といっしょに、「U動物園」と「とちのきファミリーランド」に行く約束をしていたのだ。


 茂は、「デート費用は全額自分が出す」という、みずきの申し出があったにもかかわらず、こうして見事に約束を反故(ほご)にし、裏切ってしまったのだった。


 「みずきちゃん・・・僕、君に何て言って謝ったらいいのか・・・。」


 「・・・いいよ、気にしなくても。あたし・・・あやさんと杉山さん、二人のこと、好きだし・・・。」


 みずきは、そう言うと、さびしそうな笑みを浮かべて、席を去っていった。

 

 (俺はいったい・・・いままで何人の女の子を泣かせてきたんだろう・・・。本当は、恋なんかする資格もないのに。神様は、こんな俺を、いつまで許してくれるんだろうか・・・。)

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