↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

148/246

第147章:茂・・・民間企業へ

 2000年4月19日。


 この日茂は・・・初めて民間機関に、職の応募をしに出かけた。


 場所は、旧・黒磯市の、とある施設だった。


 実は彼は、この仕事の募集の件を、新聞のチラシで知った。


 そう・・・。


 皆様もよく知る、『人材派遣』の募集広告である。


 茂は、初めて就いた職業が『国家公務員』だったということもあり、外の世界・・・すなわち、「民間企業」の現実というのか、実態というものを全く知らなかった。


 まさに、『世間知らず』『井の中の蛙(かわず)』状態だったのである。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 (・・・このまま遊んでいては、葉子ちゃんに会いにいけなくなる。いつか、愛想(あいそ)をつかされる・・・。)


 そういったフトコロ事情もあり・・・「自分の尻に火がついた」結果、面接に行ったのである。


 その派遣会社は、もう改名しているが、『タイアップ』といい、けっこう大人数を募集していた。


 手に職も技術も無い茂は、誰もが出来そうな「単純作業」とか、「流れ作業」を希望していた。


 そういった忙しそうな職場ならば、食糧事務所のように、ネチネチと、暇に任せていじめられる心配は無い、と考えたからだ。


 のちに、それがどれほど甘い考えなのかを、彼は嫌というほど思い知ることになるのだが・・・この『たからものⅡ』においては、それら、茂自身が経験し、さんざん辛酸をなめてきた職場の中から、読者の皆様になんらかの形で役に立ちそうなもの、参考になりそうなもの、エピソードとして純粋に面白そうなものを厳選して、お届けしていきたいと思う。


 なにせ、20年以上の「派遣生活」である。


 それを一から十まで紹介していては、何年かかるかわかったものではない。


 それらのいくつかと『中岡葉子氏』との交流をからませながら、この「恋物語」を進めていきたいと・・・私、ナレーターと、主人公の茂くんは・・・そのように思う所存(しょぞん)なのであります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。