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第135章:大島多賀子嬢(2)

 大島さんの『お別れ会』。


 会食の場は、大田原市内の、『三銃士(さんじゅうし)』という居酒屋。


 店内の配色が緑色一色の、おしゃれな空間だった。


 これは、支所全体の催(もよお)しではなく、あくまでも「茂と多賀子」のために、睦雄本人ががんばってセッティングしたものだった。


 車で帰る予定の茂が気づくと、多賀子が茂の隣の席に・・・。


 「ねぇ、茂さぁん・・・あたしの『おくち』、ほしいと思わな~い??」


 「え・・・? なに言ってんだよ、大島さん。酔っ払っちゃってるじゃないか。俺・・・悪いけど、帰るよ。」


 茂が帰ろうとすると、睦雄が多賀子に「助け舟」を出した。


 「杉山君よ、多賀子ちゃん、『君のが欲しい』だってさ。あげちゃったら・・・? 気持ちいいぞ、きっと。」


 「睦雄さん・・・なにバカなこと言ってんですか。俺、帰りますよ。明日、暗いうちから波乗り行くんで・・・。」


 「まぁ、座れよ、スギちゃん。そりゃあな、この多賀子ちゃんだってよ、まさか『タダで』しゃぶってくれるわきゃーねぇわな。あんたがさ、あと10キロ減量したら、やってくれるってさ。・・・そうだろう、タカちゃんよぉ??」


 「そおよ。むっちゃんのゆーとおりッ。あたし、茂さんの『モノ』、ちゃーんと咥(くわ)えてあげんだからぁ・・・。ねっ、茂さん、なんなら、ここでしゃぶったげる。・・・出して。ねっ・・・?」


 (あぁ・・・ダメだ、こりゃ。タカちゃん、こわれちまったよ・・・。いつものタカちゃんじゃねえや、こりゃ。俺、悪いけど、帰らしてもらうわ。)


 「なんなの、茂さぁん・・・せっかく、しゃぶってあげるって言ってんのにさぁ・・・いじわるッ! それにさぁ、あたしのこと、おうちまで『ブーブー』で送ってってくれるって、『約束』もしたぢゃん!!」


 (・・・約束なんかしてねぇよ。さよなら、タカちゃん。世話になった。じゃあね・・・あ、いけねぇ、勃(た)ってきたぜ・・・帰ろ、帰ろ。)

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