第133章:茂が出会った魅力あふれる女性・・・および、苦い思い出など
茂が、この大田原支所で仕事をするうちに、数々の魅力的な女性に出会うこととなる。
JA職員の若い女子の中には、非常に可愛い子もいたし、実際茂は、そのうちの2名から告白されたことがあった。
しかし彼は、残念ながら、いまだ美絵子・・・いや、葉子を心の底で求めていた、という悲しい事情もあり、それらをやんわりと断った。
でも彼女たちはその後、何事もなかったように、明るく優しく、ごく自然に茂に接してくれた。
冬頃に、Aさんという21歳の若くて可愛い子から、「春になって、あったかくなったら、杉山さんに『那須ハイランドパーク』に連れてってほしい・・・。」と言われてしまったときには、さすがの彼も、心がグラつきそうになったのは事実であるのだが・・・。
JAのみならず、米の集荷業者にも、受付などには若い女性がいて、茂の心をざわつかせたものだ。
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茂は、1994年に、U市駅ビルの『セントラルフィットネスクラブU』というスポーツクラブに入り、仕事帰りや休日に寄って、ボディビルのトレーニングに励んでいたことがある。
そこでも、数々の魅力的な女性インストラクターや、一般女性会員がいた。
茂は、ここに在籍していた数年の間に、2名の女性インストラクターと、1名の一般女性から、そっと告白を受けた。
・・・が、その結果は、賢明な読者の皆様には、すでにお分かりかと思う。
或る一般女性の場合・・・実に、茂を感激・・・いやさ、ドキリとさせた。
告白してくる前日・・・茂が「バーベルカール」のトレーニング中で、真っ赤な顔で、頭から湯気をあげていたときのこと。
ベンチ台に架かっていたバーに、自分のタオルをひっかけていたら・・・その女性が茂をじっと見つめ、汗でグッチョリ濡れた彼のタオルをさっと持ち去って、それでもって自分の顔を拭きながら、ロッカールームに消えていった・・・などという、ちょっと『官能的な』シーンがあったのだ。
『告白』には応じられなかった彼ではあったのだが・・・自分の「汗臭いタオル」をあえて持ち去った彼女の、その後の「タオルの使い道」を想像し・・・思わず鼻血が出て・・・いや、『コカン』がモッコリしてしまったのもまた、ゆるがざる事実ではあったのだが(苦笑)。
その女性は、茂がのちに、そのスポーツクラブの先輩の出場する、横浜で開催された「ボディビル大会」を応援しに、電車で集団で連れ立っていくときにも茂にピッタリとくっついてきて・・・その強い想いを感じながらも、茂は淡々と大会を観戦してきた・・・ということがあった。
しかし、横浜の広すぎる道路や、『ランドマークタワー』なども一行で立ち寄って楽しんだはいいが・・・実は彼は、帰りに「やらかして」しまった。
帰り道に、東京の上野駅構内の、狭い蕎麦屋に入った一行。
このとき、ご一行様のリーダー格の、栃木が誇るレジェンド・ボディビルダー「荒川氏」が大食漢ぶりを発揮したこともあり、当時「食事にめざめてしまっていた」茂も、うどんの他に、カツカレーと唐揚げを注文し、他のメンバーが、かけそば一杯の粗末な(?)な食事に甘んじる中・・・荒川氏と共に、まるで飢えた狼・・・いや、豚のようにガツガツと食していた。
すると、これまた栃木のベテラン・ボディビルダーのひとり、「小林ヨシノリ氏」が突如怒り出し、茂を叱りつけたのだ。
「おう、杉山ぁ・・・てめえ、俺が大会前で減量中なの、知ってるはずだよなぁ・・・。ちっとはよぉ、そこらへん配慮する気はねぇのかよ、ぁあ?? この加藤だって、減量してんだよ!! だからてめえは、いつも絞りきれねえで、大会出られねぇんだよ、わかったか!!」
・・・1996年夏の、苦い思い出でした。




