第10章
さて、高校生になったぼくは、ますます「デブキャラ」と「汗臭いウザキャラ」に甘んじるようになっていった。
このころには、ご自慢の『新緑の香り』も、一時的ではあったが、それは見事に消滅していた。
(実際に、複数の女子から直接、「くさい!」「すっぱい!」などと言われますた♪)
それと、高校生にもなるというのに、ちっちゃい子供らが通いつめるような駄菓子屋に、彼らに混じって自然に溶け込み、仲良くダベりながら入り浸ってみたり、お菓子やアイスクリームを自室に大量に買って帰っては、ラジオやカセットテープから流れてくる、アイドルなどのうるわしくなつかしい歌声に耳をかたむけ、湖池屋の「のり塩味」のポテトチップを何袋も連続してボリボリとやっつけながら、日々、着々と太り続け・・・勉強そっちのけで、ひとり『高カロリーの世界』に陶酔していたのである。
以前、どこかの項目で、ぼくが「田村グループ」という女子集団から、あからさまにバカにされた、という史実を皆様に紹介したことがあったが・・・
実はこのグループに、ぼくに、高校時代より・・・実は、ご結婚されてからの、いまこのときも、ずっと想いを寄せ続けていてくれる、『深沢みっちゃん』も高校1年時に所属していて、いっしょにぼくを笑っていたりしておったので、どうしても後年の、みっちゃんからの「好意」「熱い想い」というものを受け入れることが出来なかったのだ。
みっちゃんに罪はないが・・・とにかく、あの頃のぼくというものは、自分の体型というものに無頓着なようで、実はこうした「陰口」「体型に関するからかい」を、いつも傷つきながら聞いていたのです。
高校時代には、成績の壊滅的な末期状態に加え・・・もはや「明るいひょうきん者」ではなく、ただの「性格が暗くて、勉強の出来ない、すっぱい臭いのただようウザいブタキャラ」と化していたのである・・・。
(おーい! 人間、見た目じゃねえぞ! 心・・・心がきれいならば、それでいいんでいっ!!!)




