表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
4/5

【知らないの村】


イッグテールは墜ちた。


轟音を上げながら。

黒煙を吐きながら。

密林の樹海を薙ぎ倒しながら。

大地を舐め取る様に削って

巨大な木々を何本もへし折って停止した。


船体は傾き。


機関部から火花が散る。


沈黙。


そして――。


トールスの大声

「死んでる奴ぁ返事しろー!」


傭兵の怒鳴り声が響いた。

「死んでたら返事出来ねぇ〜っス!」


数時間後。


被害状況は最悪ではなかった。

奇跡的に死者はない。

機関部第1主機現在再始動不能なものの

復旧の見込み有り。


しかし。


外観ボロボロ

第2主機は完全に撃ち抜かれて大破。

主翼損傷。

魔気嚢破口多数。

通信設備沈黙。


イッグテールは完全に飛べなくなっていた。


「つまり……」


タントが頭を掻く。

「帰れないって事か」


誰も返事をしない。

傭兵たちは黙っていた。

言葉にしたくなかったのだ。


ここがどこかも分からない。


聖都フィーラを囲む山脈を西に越した

地図にも載っていない未開拓の密林。


文明の痕跡すらない。


まさに世界の果てだった。


その時。


「えへへ……」妙な笑い声。


振り返る。


……監督官だった。

勲章を握りしめながら寝ている。


「英雄……えへへ……」


「まだ寝てんのかあいつ」

「幸せそうだな」

「ある意味大物だな」


傭兵達が呆れる。


一方。

トールスは普通に酒を飲んでいた。


「おっさん」


タントが聞く。

「なんでそんな平然としてるんです?」

「ん?」


トールスは酒瓶を傾ける。

「飛べんだけじゃろ?」


「いや十分大問題ですよ!?」


「飯はある」

「ありますね」


「酒もある」

「ありますね」


トールスはたんたんとする門答を終えると

「ほれみろ」と酒瓶をクイっとする。


「なら何とかなる」


(ならない)

タントは心の底からそう思った。

声に出さないのはタントなりの良心だった。


ーーーー

翌日。


見張りが叫んだ。


「魔族だぁ!!」


全員が飛び起きた。


剣を抜く。

弓を構える。


トールスだけが寝ていた。


密林の奥から現れたのは――。

角の生えた男だった。


大きな籠を背負い腰には鍬?


以上。

それだけだった。


魔族の男は首を傾げる。

「おお」


イッグテールを見上げる。

「でっけぇ鳥だべ」


沈黙。

傭兵たち困惑。


魔族はさらに近付く。

「こいつどしたんだ?」


誰も答えない。


魔族は籠から大根を取り出した。


そして。


「ほれ」とイッグテールへ差し出した。


沈黙。


「食うか?……口、何処だべ?」


完全に平和だった。


ーーーー


数時間後。


タントたちは魔族の村へ案内されていた。

想像していた魔族の集落とは全く違う。


古代遺跡。

巨大な石造建築群を住居にして

崩れた神殿が共同の食堂として機能している。


その隙間に畑が広がる。


子供達が走り回る。

洗濯物が揺れる。

井戸端会議のおばちゃん達。

牛を追う農夫。


角がある。

耳が尖っている。

尻尾がある。


違いはそれだけだった。


コボルトやオーク等も居るが

町の言葉が通じる外国人ぐらいの感じだ。


「……普通だな」


タントは呟く。


隣で監督官が青い顔をしていた。

「いやいやいや!魔族だぞ?」


「魔族だな」


「もっとこう……」

監督官が手を広げ「恐ろしくて邪悪で!」


その時。

子供達がやって来て監督官を指差し。


「おじちゃーん!」

「頭に羽生えてる〜」


「ハーピー系だべ?」


魔族に囲まれて固まる監督官。


「ハーピー?」と子供達が笑う。

「ハーピーだべ!」


監督官、

意味が分からない。


ーーーー

その頃。

村の広場。


保護した女は一人立っていた。

古代遺跡を見上げる。


何か。

胸の奥がざわつく。


見覚えがある気がする。


知らないはずなのに。

見た事ある気がする。


だが思い出せない。


「私は……」


そこで頭痛。

小さくうずくまる。


すると。


目の前に花が差し出された。

心配顔の魔族の少女だった。


「どうしたべ?」


女は微笑む。

「ありがとう」


魔族の少女も笑った。


その笑顔を見ていたトールスだけが

静かに目を細めていた。


何も言わずに。


ーーーー

夕方。


魔族が駆け込んで来た。


「おおーい

空にあんたらの鳥だべ!」


広場が静まり返る。


トールスが酒瓶を置いた。

タントも振り返る。


空。

雲の向こう。

小さな影。


だが。


傭兵達には分かる。

あれは軍艦だ。


そして。


マストに翻る旗。

ヴァルクラント王国を示す

王冠に樫葉の装飾がついた盾に3枚の花弁


それと


槍を模した艦首を持つ白銀の高速艦。

勇者騎士団所属。

改ランス級突撃艦。


タントの顔が引きつった。


「ゲイボルグ……」


フィーラ出港時に

執拗に追撃してきた艦だった。


「追って来やがった……」


その言葉と共に。


平和だった村に。


戦争の足音が近付いていた。


ーーーー

この集落は森を抜けた山の裾野に有る

しかも石作りで入り組んだ遺跡の住居

陣地構築には持ってこいの地形だった。


村長に陣地構築の許可を願い出る。


しかし……


「話し合いは出来ねぇのかべ?」

村長の第一声がそれだった。


広場に集まった魔族達も頷いている。


「野菜渡すべ」

「芋もあるべ」


「今年は大根も豊作だべ」


「燻製肉も出すべ」


口口にそんな事を言う魔族達に

タントは頭を抱えた。


「相手軍隊だからな!?」


「軍隊だから腹減ってるべ

腹いっぱいなら怒らんべ」


「いや怒る奴は怒る!」

傭兵達が総ツッコミを入れる。


「なんでだ?

集落同士の物々交換、外交ってヤツだべ?」


しかし魔族達は本気だった。

戦うという発想そのものが薄い。


それが逆にタントには衝撃だった。


話を聞いていた監督官がユラリと立ち上がる。


「お前達なぁ……」


魔族達「?」

傭兵達も「?」と監督官を見る。


監督官

「外交とは何だと思う?」


暫くの沈黙後村長が

「仲良くする事だべ?」


監督官

「半分正解だ」


ここでちょっと貴族らしくなる。

(学校の先生らしくもある)


「だがな、

相手が奪った方が早いと思えば

外交は成立しない!」


魔族達ぽかん。

傭兵達もぽかん。


監督官地面に棒で絵を描く。


ーーーー


大根

魔族

ヴァルクラント


ーーーー


「相手が欲しいのは大根。

お前達は大根を持っている。

だが武器が無い」


ヴァルクラントから魔族の文字まで

棒で線を引く。


「その場合….」


線が魔族の文字をぐちゃぐちゃにする

「奪う!」


魔族達

「ひどいべ!」


監督官は頷く

「ああ、そうだ!

ひどい!だから武力が必要だ!」


さらに続ける。


「武力は戦争をする為じゃない外交をする為だ」


タントは手を上げる

「同じじゃないんですか?」


監督官は少し考える。

「近いな、だが同じじゃない」


地面の図を棒で叩く。


「外交は相手に選択肢を与える。

戦争は相手から選択肢を奪う。

だから最後まで外交で済むのなら

その方がいいのだが、

世の中には話を聞かん奴もおる!

だから武力が要る!」


魔族達とタントが「ほえー」ってなってる所。


監督官が地面の図を消しながら、


「大きな後ろ立てがあるならまだ良い。

お前達なら魔王軍だな?だが今は?」


「な、ないべ

んでも!今まで何回か人には会っただ!

奪おうなんてしてこなかっただ!」


監督官はまだお人好し……お魔族好し?

どうでもいいか……少し覚悟を決める。


「それは先入観だ!

私もそうだったが普通は

お前達魔族は恐怖の対象だ!


だが今回は違う!

相手は国家だ!【魔族討伐は功績になる】!

嫌な言い方だが敢えて言う!


【お前達を守るより】

【殺した方が得する奴が多い】んだ!


今の考えじゃ

もし外交を結べたとしても搾取されるだけだ!

だから強くなれ

戦争の為じゃない!畑を守る為だ!」


トールスが横から。

「珍しくまともな事言うとるの」


トールスを睨む監督官。

「珍しくは余計だ!」


魔族達は完璧には理解はしてないが

折角作った畑だしそれを守るのは良いんでねか

ということで

防衛準備は進められる事になった。


最初に動いたのは魔族達だった。


丸太を担ぐ。

石材を運ぶ。

土を掘る。


その様子を見た傭兵達が絶句する。


「おい、見たか?」

「ああ、丸太何人分だあれ」


大人の男が五人で運ぶような木材を

魔族の農夫が一人で担いでいる。


しかも笑顔だ。


「こっち置けばいいべ?

もっと持ってくるべ?」


「まだまだあるべ」


力だけなら人間を遥かに上回る。


タントは認識を改めた。


この魔族は弱くない

戦う必要がないだけだ。


その頃。

監督官は倒木の上に座り込んでいた。


酒瓶を抱えたまま。


「終わりだ……

調子に乗って講釈たれて

築城の後押ししちゃったよ……」


誰も相手をしない。


「私は終わりだ……」


誰も聞いていない。


「反逆者扱いだぞ……」


傭兵達は作業中だ。


「父上に勘当される……」


完全に拗ねていた。


そこへ。


魔族達が作っているイッグテールから

外した砲で作った砲台が見えた。


監督官はしばらく見ていた。


そして……

眉間に皺が寄る。


さらには

イライラし始める。


そして

ついに耐えきれなくなった。


「馬鹿かお前ら!」


全員が振り返った。

「え?」


監督官は立ち上がる。

「その角度では砲の反動で土台が崩れる!」


沈黙。


「そこは排水路を掘れ!」


魔族達が首を傾げる。


監督官手振りをしながら

「通路、交通壕は直線ではなく屈曲させろ!」

「なんでだべ?」


「一直線だと突破された時、

近くで爆発の時、終わりだからだ!

曲がってば敵も爆発も一旦止まる!」


「ほえー」


「あとそこ!

遺跡壁面を利用しろ!

支点になる!資材も減る!」


広場が静まり返る。


魔族達は顔を見合わせた。


そして。


「頭いいべ!」

「すげぇべ!」

「なるほどだべ!」


監督官固まる。


久しぶりに褒められた。

しかも純粋に。


ーーーー

幼い頃の監督官。

大きな手が頭を撫でて

純粋な笑顔で見上げる。

逆光の若き父上の姿。

ーーーー


その顔を見ていたタントが小声で呟く。

「元気になってきたな」


「単純じゃのう」

トールスが酒を飲みながら笑った。


タント達は罠を準備していた。


削った木杭。

矢。

落とし穴。


そして。


肥料の山。


「くっせぇぇぇ!!」


タントが叫ぶ。


「なんでこんな事するんですか!?」


傭兵達も鼻を押さえる。


トールスは平然としていた。

「嫌がらせと破傷風じゃ」


全員。


「は?」


トールスはニヤッと

「傷は浅くても死ぬ

運が良ければ熱出して寝込む

……あと、めっちゃヘコむ」


笑うトールスに一同ドン引き。


「えげつねぇ……」


トールスは鼻で笑う。

「戦争なんぞそんなもんじゃ

相手に嫌な事をするそんだけじゃ」


そして矢先に肥料を塗り込む。


「人はな

斬られて死ぬより病気で死ぬ方が多いんじゃ」


その時だった。

後ろから小さな声。


「それは良くないと思います」


振り返る。

保護した女だった。


トールスが眉を上げる。

「ほう」


保護した女は少し震えている。

だが目は逸らさない。

「そんな事をしたら苦しみます!

苦しませる為に戦うのは違います!」


トールスは黙って聞いていた。


そして。


「戦闘が終わった後」

低い声で言う。

「生きとる奴を助けるのは自由じゃ」


女は首を振った。


「違います!

全員死なせません!」


静寂。


真っ直ぐな目で

「相手も味方も!みんな助けます!」


その瞬間。

トールスの瞳が揺れた。


ーーーー


燃える砦。

崩れた城壁。

血の匂い。


数年前の魔王戦争。


若き日のアルトリウス。

在りし日のトールス


2人の英雄。


そして。


白い法衣の少女。


傷付いた兵士に縋り付き。

泣きながら治癒魔法を使う。


魔力枯渇で倒れ。

それでも立ち上がる。


「まだ助けられます」

「まだ居ます」

「お願いです」


辛いけど死んでない目

必死な表情……


「まだ……」

意識が強制的に途切れそう……


助けられなかった者達。

救えなかった命。

少女は全てを自分の責任だと思っている。


何度も。

何度も。

何度も。


自分を壊しながら。

それを繰り返す。


ーーーー

現実。


トールスが立ち上がる。

「おどれ……」


女はきょとんとしていた。

「はい?」


次の瞬間。

ぐいっとトールスに襟首を掴まれた。


「きゃっ!?」


女の足が空中でぱたぱたする。

周囲が凍り付く。


「命には順序がある!」

トールスの怒声が響いた。


「全部助けられると思うな!

神さんじゃあるまいし!」


彼女は混乱していた。

「え?え?」

「わ、わたしは……?」


本当に分かっていない。

その顔を見て。

トールスはさらに苛立ち声を荒げる。

「そんなんも忘れたか!?」


タントが飛び出した。

「何やってんですか!!」


トールスを思い切り蹴る。


ゴッ!!


トールスは微動だにしない。

逆にタントが悶絶した。

「足ぃぃぃ!!」


鬱血し始める顔の女が小さく咳き込む。

「けほっ……」


トールスの顔が止まった。

目の前に居るのは。


あの時の女ではない……

記憶を失った少女だ。


ゆっくり手を離すと彼女が地面へ降りる

その勢いのまま崩れ落ち咳込む。


沈黙。


「……すまんかった」


それだけ言って。

トールスは酒瓶を持ち。


一人で村の外へ歩いていった。


ーーーー

その頃、世界は……

静かに揺れ始めていた――。


聖都フィーラ。

【進駐軍司令部】


かつて騎士修道会の本部だった建物には、

今やヴァルクラント王国の旗が

掲げられていた。


長机の上には大量の報告書。

将校達の表情は暗い。


「まだ見つからんのか」


低い声。

書類に顔を向けたままの

勇者アルトリウスだった。


「申し訳ありません」

副官が頭を下げる。


伝令兵が部屋に入る。

「ゲイボルグより報告!

イッグテールの墜落を確認!


……しかし

機体は未発見……との事です」


アルトリウスは黙る。


窓の外。

聖都の街が見える。


本来ならば

今頃。


聖女との婚姻準備が進んでいたはずだった。


【恩寵の剣作戦】


その総仕上げ。


聖女との婚姻。

そしてフィーラ統合。


全てが順調だった。


ほんの数日前までは。


「婚姻式は延期となりました」

王国からの伝令が告げられた。


アルトリウスは表情を変えない。


部屋の空気が重くなる。


「……聖女は必ず保護しろ」

静かな声だった。


副官が頷く。

「各艦隊へ通達済みです」


アルトリウスは続ける。

「生存を最優先としろ多少の負傷は構わん

……だが死なせるな」


副官の表情が固くなる。

「……はっ」


アルトリウスはジロリと

「万一にもだ

聖女に砲撃を加えるような真似は許さん」


ーーーー

中立都市国家ルクシオン。


ある地下会議室。

円卓に集まったのは各国の使節達だった。


誰も笑わない。

誰も雑談をしない。

重苦しい沈黙。


やがて。


老王が口を開く。

「聖女婚姻が成立すれば終わりだった」


誰も否定しない。


宗教的正統性。

軍事力。

経済力。

外交力。

その全てをヴァルクラントが掌握する。


つまり。

【世界統一】が現実味を帯びてしまう。


別の代表が言う。

「だが聖女は消えた」


沈黙。


そして。

若い将軍が呟く。

「まだ間に合う」


空気が変わる、希望ではない……

戦争の匂いだった。


ーーーー

さらに別の場所。

とある国の参謀本部作戦室。


地図が広げられている。


フィーラ周辺。

ヴァルクラント国境には幾つもの駒。


将軍が指を動かす。


「国境軍を増強しろ。演習名目でよい」


側近が頷く。


「ヴァルクラントが

聖女を確保する前に準備を終える」


側近が不安気に聞く。

「……戦争になりますか?」


将軍は鼻で笑う。

「既に始まっている」


ーーーー

その時、

魔族の村。


そんな世界情勢など知る由もない

イッグテールの傭兵達は夕食中だった。


大鍋。

大量の野菜。

山盛りのパンらしき物。


魔族達が次々と運んでくる。


「もっと食うべ!」

「食わんと戦えんべ!」

「この芋うめぇべ!?」


監督官は完全に馴染んでいた。


「いやこの排水路はだな!」

「なるほどだべ!」

「先生すげぇべ!」


「だから先生じゃない!」


言いながら嬉しそうだった。


タントは笑う。

傭兵達も魔族達も笑う。


平和だった。


……少なくとも今は。


ーーーー


少し離れた焚き火。


保護した女が座っていた。

隣にはトールス。

珍しく酒を飲んでいない。


沈黙。


焚き火の音だけが聞こえる。


やがて。


彼女が小さく言った。

「怒ってましたか?」


トールスは答えない。


女はうつむき

「私……何か思い出した方がいい事が

あるんでしょうか?」


沈黙。


……長い沈黙。


やがて。

トールスは夜空を見上げた。


「……さてのう」


それだけだった。


聖女も追及しない。

ただ一緒に夜空を見上げる。


ーーーー

遠くで

魔族の子供達が笑っている。


タントはその光景を見ながら呟いた。

「魔族って……」


少し考える。

「こんなだったのか」


戻って来たトールスが隣にドカッと座る。

鼻を鳴らすと投げやりに

「どうじゃろうな」


そして酒瓶を傾ける。


「だが、

誰が決めたんじゃろうな」


空を見上げたまま言う。


「魔族全ては悪い奴じゃ……とな」


タントは答えられなかった。


ーーーー


夜空の向こう。

雲の彼方の見えない場所で。


各国は軍を動かし始めている。


聖女を巡り。

フィーラを巡り。

世界を巡り。


戦争の火種は確実に広がっていた。


その頃


誰も知らない。


ーーーー


魔族達と笑う傭兵達。


ーーーー


世界で最も危険な切り札が。

大根をかじりながら魔族の村にいる事を。


そして。


その中心にいるのが

……ただの傭兵だった事を。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ