修行の勇者達!~その3~
ーーーフィナの修行二日目。
~~ミディアの部屋~~
ミディ「ってなわけで、今日はボクが当番だよ!」
フィ「おっ、お願いします。」
ロイ(ものすごく不安だ、、。)
ミディ「せんぱいもやりますか?」
ロイ「いや、オレは修行のアイディアの為に見学だけさせてもらうよ。」
ミディ「そうですか。それは残念ですぅ。」
ロイ(ん?どういう意味だ?)
フィ「あ、、あの、、今日は何を、、、。」
ロイ(怯えてるなぁ、、まぁ昨日あんな目に遭えば無理もないか、、、。)
ミディ「ん?お勉強だよ?」
フィ「べ、、勉強?」
ミディ「そう!ボクは勇者に何が必要かとかあんまり分かんないけど、魔法のことなら色々教えてあげられるからさっ!魔法学って精霊のことや魔力のこと以外にも歴史とか地理なんかも勉強するんだよ?」
フィ「へぇ。そうなんですか。」
ミディ「うん!『魔法の基礎は世界の理を知ることにある』って言われるくらいだからね。」
ロイ「ほぉ。確かに知識を深めるって言うのは必要かもな。そういうのが戦いで役に立つこともあるだろうし。」
ミディ「でしょでしょ?だから今日はボクの部屋でお勉強!」
フィ「分かりました!よろしくお願いします!」
ミディ「うん!じゃあやろっか。」
フィ「はいっ!」
ロイ(わりとまともな感じだな、、。けど、相手はミディアだ。しばらく様子を見るか。)
~~30分後~~
ミディ「でね、ここがーーーで、こっちはーーーってなってて、、」
フィ「ふむふむ。なるほど。」
ロイ(何か普通に勉強してるな。オレの気にし過ぎだったか。、、まぁミディアにも先輩の意識が芽生えてきたったことだな。この様子なら見張ってなくてもよさそうだな。差し入れでも持ってきてやるか。)
ガチャッ
パタンッ
部屋を出てキッチンへと向かい差し入れを準備するロイ。
カチャカチャカチャカチャ
ロイ(しかし、ああやってミディアが先輩っぽく振る舞ってるのを見ると感慨深いなぁ。少し前までは一番下だったから甘えたりやんちゃしたりばっかりだったけど、、。あいつも大人になったんだな。)
差し入れを持って部屋へと戻るロイ。
ガチャッ
ロイ「差し入れ持って来たぞ。少し休憩を、、、。」
ガシャーーンッ
差し入れを落とすロイ。
部屋の中では半裸の少女二人が絡み合っている。
ミディ「そう、、、いいね、、フィナちゃん、、。」
フィ「あっ、、♥️ミディアさん、、そんなとこ、、」
ロイ「な、、何やってんだこらー!!」
ミディ「あっ、、せんぱい、、。なにって、、魅了魔法の実技ですよ、、、。」
フィ「あっ♥️ミディアさん♥️」
ミディ「フフッ♥️かーわいっ♥️」
ロイ「ななななっ!!」
ロイ(この匂い、、紫の霧、、魅了霧か!!この野郎!!やっぱりミディアに任せるんじゃなかった!!)
ーー魅了霧
魅了魔法の一種。
その昔、魔法を使える女性は『魔女』と呼ばれ迫害の対象となっていた。
牢に囚われた女性が看守を誘惑し脱獄するために作り出したのが魅了魔法と言われており、魅了霧の他にも魅了水や魅了針など数多くの種類がある。
現在の魔導師は男性よりも潜在魔力の高い女性の割合が多くなっている為、『魔女』という概念も風化し、それと同時に魅了魔法も禁忌とされ使用、伝承は犯罪行為とされる場合もある。
ロイ「てめぇ!何教えてんだ!!魅了魔法は禁忌だろうがっ!フィナを犯罪者にするつもりか!」
ミディ「えー、バレなきゃいいんですよー。それよりせんぱいも手伝ってくださいよー。女の子同士だとちゃんと効果が出ないんですよー。」
ロイ「なに、、言って、、、あれ、、?」
脱力しその場に座り込むロイ。
ロイ(やべぇ、、霧を吸い込みすぎた、、。体が火照って、、頭もボーッとして、、)
ミディ「ニャハッ♥️」
舌舐めずりをしながらロイに覆い被さるミディア。
ミディ「せんぱーい。フィナちゃんのためですからぁ。ほら。フィナちゃんもこっちきなよぉ。」
フィ「はぁ、はぁ、ロ、、ロイさん。」
息づかいを荒げながらフィナもロイに寄り添う。
ロイ「ミディア、、てめぇ。フィナもやめ、、」
ミディ「ニャハッ♥️フィナちゃん。男の人はね、ここをこうすると喜ぶんだよぉ♥️」
ロイ「やめ、、」
フィ「こ、、こうですか、、?」
ロイ「こら、、、」
ミディ「そうそう♥️あと、せんぱいはここも好きですよねー。ニャハッ♥️」
フィ「すごい、、こんなに、、、。」
ロイ「おい、、いいかげんに、、」
ミディ「せんぱーい♥️ここ、キモチいいですかー?」
フィ「ロイさん、ここは、、どうですか、、?」
ロイ「あぁっ♥️」
ロイ(やばいやばいやばいやばい!!何とかしないと色んなもんを奪われちまうっ!!このっ、、なめんなよ、、、魅了霧ごときで、、、!!)
ロイ「ぬがぁあーーーーー!!」
ミディ、フィ「キャアッ!」
二人を払いのけ立ち上がるロイ。
ロイ「はぁはぁはぁ、、。まずは、窓を開けないと、、!!」
ガチャッ
バンッ
部屋の窓を全開にするロイ。
魅了霧が徐々に薄れていく。
ロイ「た、、助かった、、、。」
ミディ「わぁー!すごーい!魅了魔法から自力で脱出した男の人、初めて見ました!これ、魔法学会で発表したらせんぱい有名人ですよ?」
ロイ「はぁはぁ、、そんな知名度いるかっ!くそっまだクラクラする、、フィナ、大丈夫か?」
フィ「、、、、、。」
座り込んだまま呆然としているフィナ。
ミディ「おーい。フィナちゃーん。」
フィ「はっ、、わたし、、これは、、」
ロイ(記憶が混乱してるのか?)
ミディ「こんな感じで使うのが魅了魔法だよ♪覚えた?」
フィ「魅了、、魔法、、、あ、、あぁ、、」
徐々に記憶が戻り顔を真っ赤にするフィナ。
同時にロイを睨み付ける。
フィ「ロ、、ロイさんの、、、」
ロイ「へ?」
フィ「変態ロリコン野郎ー!!!」
ロイ「ぐふぉあっ!!」
フィナの渾身の右ストレートがロイの顔面を捉え壁まで吹き飛ばされるロイ。
そのまま泣きながら部屋を出ていくフィナ。
フィ「うえーーーん!!!」
ミディ「ありゃりゃ。フラグ製造器の次はロリコン認定されちゃいましたね。ニャハッ♥️」
ロイ「、、、ロリコンって年齢じゃ、、、ねぇだ、、、ろ、、が、、。」
次の日、フィナは部屋に閉じ籠ったまま出てくることは無かった。
残り四日!!




